2010年03月25日

ソフィア・ローレン

映画の好みは人それぞれだから、「NINE」のワルクチを言うのは自粛するとして…。
ソフィア・ローレンの若々しさには驚きました。1934年9月の生まれですから、現在75歳の計算になりますが、このとおりの輝き。
http://www.cinematoday.jp/movie/gallery/T0007925/009
こういうセピア色の画面が多くて(主人公の亡き母親で、妄想の中にだけ出てくる役です)毛穴までくっきり、というのはなかったですが、大写しになるシーンはあって、
「シワが全然ない、胸はシリコンだろうけど、いったい(美容成形か整形かに)いくらかけたんだろう…。きれいにしておくのも仕事のうちとは言え、さすがプロは違う…」
と文句なしに脱帽した私です。(二の腕のたるみがちょっとだけ見えました)
こちらに若いときの写真がありますが、
http://www.f-actress.com/so/SophiaLoren.html
意志の強そうな顔は今もそのまま、強く印象に残ります。女優としては何にも勝る武器かもしれません。

私が子どもの頃コマーシャルの撮影のためか来日し、朝のテレビでインタビューを受けていたことがありました。そのときの強烈な印象は今も忘れられません。
口の大きな人ですが、それを強調するかのようなルージュをひき、目には歌舞伎の目張りを思わせるメイク。私の目にはその美しさは全く理解できず、落ち着いて自信に満ちた物腰に違和感すら覚えたものでした。
そのときの印象が180°覆ったのが、のちに「ひまわり」を見たときです。戦争で行方不明になった夫をようやく探し当てたら、命の恩人と新しい家庭を持っていた…。静かに反戦を訴える秀作で、彼女はひたむきに夫を探すけなげな妻を演じていました。
当たり前の話だけど、「この人も泣くんだ…」となんだか意外な気がしました。
切ない音楽と彼女の泣きだしそうな顔、一面のひまわり畑はこちらのサイトで。
http://homepage2.nifty.com/e-tedukuri/I%20Girasoli.htm

ローマで庶子として生まれ、貧困のうちに育ったそうです。彼女を見出してくれた映画監督と長い間不倫関係を続けて、息子を二人産み、20年ばかりのちにやっと正式に結婚しました(現在は死別)。意志の強さは外見だけではなさそうです。

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2010年03月24日

映画「NINE」

レギュラーの仕事にキャンセルが出て時間が出来、雨と寒さでくさくさすることもあって、気分転換に映画を見に行きました。水曜日だから大半の劇場が1,000円です。
何がいいかなと娘の意見を聞いたらNINEを勧められました。好都合なことに一番近くの劇場で上映中。監督は「シカゴ」の人で、ミュージカル。
ミュージカルなら劇場で見るのがいいですね。シカゴはDVDだったけど劇場だったらもっとずっと楽しめたでしょう。

それは楽しそうだと乗り気になってネットで検索したら、いくつもの映画賞にノミネートされていて、ソフィア・ローレンやペネロペ・クルスも出る由。
映画も久しぶり。最近はとみに出不精の私ですがいそいそと出かけました。
レディースデーだから女性ばかりなのはうなずけるとして、劇場はガラガラなのにはちょっと驚き、ハズレだったかと頭をよぎった不安はみごと的中。もう出ようかと途中で思ったぐらいです。最後にどんでん返しでもあって面白くなるのかも…とずるずる最後まで見てしまい、「時間とお金を無駄にした…」とつぶやいてしまいました。

……つづきは明日。
posted by dashi at 22:26| Comment(0) | 身辺雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月22日

就眠儀式

ウチの息子も22歳。すっかり落ち着いた最近の姿からは、人よりかなり遅くやって来た思春期と、14年通い慣れた学校から仕事場に移った、その環境変化の大きさに順応する期間がやっと終わったのかなと思います。
学校は自閉症には苦手な年中行事のとても多いところで、親も学校に出向くことの多い忙しいところでした。一方卒業後に入ったのは、自閉症に特化した先進的なところで、全員参加の行事は一切ありません。本人にとっては理想的な環境のはずですが、学校とのギャップの大きさに慣れるのは大変で時間もかかったのだろうと思います。
その息子、このごろはトラブルも少ないのですが、自閉症だな〜とため息が出る思いがするのは毎夜の就眠儀式です。

就眠儀式という言葉はよく耳にするので、ごく一般的な言葉かと思っていましたが、広辞苑にも大辞泉にも載ってません。ネットで検索したら、三省堂の大辞林にやっと見つかりました。
[就眠儀式] 強迫行為の一。一定の順序で一定の行為を繰り返さないと就眠できないこと。
とあります。
自閉症の子どもがいるから私にはなじみがあるだけで、一般にはそれほどでもないのかもしれません。
でも言葉にはなじみがなくても、これをやっている人は多いと思います。寝る前には寝床で本を読み、決まった形にしおりをはさんだりいつもの場所に本を戻すとか、毎日決まった深夜放送を聴き、聴きおわったら必ず目覚まし時計を確認するとか。私の場合は水をコップに軽く一杯飲み、そのあと必ずトイレに行かないと寝付けないです。
だから息子に就眠儀式があっても無理はないのですが、やることがけっこうアホっぽいのです。付き合わされる私もアホっぽい…^^。

歯磨きしてトイレに行ったあと冷たい水を一杯飲み、そのあと着ていた下着を脱いで(たたんで椅子に置く)真っ裸になります。そして、一枚を3つに切った古タオル(友人知人に声をかけて恵んでもらっています)を何か言いながら取り、自分の部屋に駆け込む。
それから、シュレッダーでひとしきり封筒やレシートをゴリゴリ。このときのために使い古しの封筒(色つきで少し厚めが好み)をもらってあります。
(裸のお尻で座るところに洗えるマットを敷いています)
そのあたりで私が引き戸を開けて声をかけ、寝るようせかします。するとベッドに上がって、さっき取ってきた古タオルの、ミシン目を指や歯で開いていきます。ヨレヨレの古いタオルの方がミシン糸が柔らかく、ぴりぴりーと一気にほどけるので面白いようです。
(一枚のタオルを3つに切ってあるので、真ん中の部分に当たった日は、ぴりぴりーはナシです)

それが終わったら、CDプレーヤー代わりに使っているパソコンのマウスを、机のふちにタンタン、タタタタ、タタタタ、タンとリズムをつけて打ちつけます。
それからベッドの足元の方に行き、少しずれたベッドマットをひざでぐいと押します。
そして、次にCDを聴くのに使っているヘッドホン(小さい)を両手で持ち、マウスと同じリズムで机を軽く叩いて鳴らします。
それから「おやすみ」と言いながら急いで部屋の電灯を消しに行きます。私も「おやすみ」と応えながら戸を閉めます。

見てなくてほっといても同じことをしているようですが、かなりぐずぐずしているので、この数分を私に見守ってせかしてもらいたいのだろうと理解しています。
マンガチックな就眠儀式ですが、外泊するときはやらないし、よそではちゃんとパジャマも着ます。家でぐらい好きなようにして、情緒が安定するならそれでいいかと付き合っています。

posted by dashi at 17:39| Comment(2) | 自閉症関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月20日

漢字クイズ(3) 小動物編

動物や植物に当てた漢字は無数にあり、覚えてもきりがありませんが、まあ頭の体操程度には楽しめますね。中国語がそのまま入ってきてたりして面白く感じるものもあります。では、次の漢字が表す小動物を当てて下さい。
(1) 海狸
(2) 天鼠
(3) 石竜子
(4) 地竜
(5) 土竜
(6) 天人石鯛
(7) 海馬
(8) 椿象

ヒントです。
(1) ネズミ目の哺乳類、尾は横に扁平でウロコに覆われる。後肢の指の間に水かきがある。
(2) 吸血のは英語でvampire bat。
(3) 中国語では四脚蛇、馬蛇子とも。英語ではlizard。
(4) 英語ではearthworm。そのものズバリ^^。
(5) 中国語では隠鼠とも。英語はmole。
(6) 中国語では天使魚。
(7) 意味がいくつもあって、英語では一つがsea lion。もう一つはsea horse。
(8) 字と現物がこれほどかけ離れたモノも少ないような…。大量発生する、臭くて嫌われる害虫です。

わかりました? では答えです。
(1) beaver、ビーバー。
(2) コウモリ。バットマンは「天鼠男」ですね^^。
(3) トカゲ。
(4) ミミズ。
(5) モグラ。
(6) エンゼルフィッシュ。
(7) アシカ(日本語ではセイウチも)とタツノオトシゴ。中国語ではタツノオトシゴとセイウチを指し、アシカは海驢。
(8) カメムシ。亀虫とも書きます。
posted by dashi at 23:14| Comment(0) | 雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月19日

ブレイクの予感

仕事の合間だったか、たまたま昼間家に居た時間にテレビでこの人を見ました。
アラン・ランバート。インタビューでは物静かでシャイな印象でしたが、披露した歌はけばいメイクに妖艶なバックダンサーつき。アメリカっぽいギトギトと言うかヘビーと言うか…。エルビス・プレスリーの再来とかいうふれこみで日本デビューしたようです。
テレビで見た横顔はゴルフの石川遼選手に似たさわやか系でしたが、本人もカミングアウトした同性愛者だそうで、そのせいかこんな感じで売っているようです。
https://blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_b7c/aa-taro/normal_286tkdu.jpg
もちろんキワモノというわけではなく、歌唱力は確かでクイーンに誘われたという話もあります。10歳ごろから子役として舞台に立ってもいるそうです。
こちらにはあまりきわどくない画像も載っています。若く見えますがもう28歳。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%80%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%88
それにしても久しぶりに「この人はブレイクする!」と私は確信しましたが、さて、どうでしょうか。


20日追記:
アップしたあと夕刊を見たら、この人が大きく紹介されていました。写真が馬鹿でかかったのですが、この人の魅力は引き出されていなかったように思います。売れるためには何より差別化ですから、きわどいところを狙うのも必要なのかもしれませんが、ちょっと残念。
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2010年03月18日

読経マシン

仕事で何人もの高齢者のお宅に伺っていますが、同じような年齢・生活水準でもものの考え方、生活ぶりは人それぞれ。
「年取ると楽しみがないわね」と愚痴っぽい人もいれば、「占いで102歳まで生きるって言われたの」と威勢のいい92歳も。「戦争中の思いをすれば今は夢のよう」と一人暮らしの気楽さを満喫する人などさまざまです。

若い世帯と一番違うな〜と思うのが、仏壇のあるお宅が多いことですね。仏壇に供える花を買ってきてと頼まれることもあります。仏壇を持っていけない(大きすぎる)から老人ホームに入れないとぼやく人もいます。
私の実家ではご飯を炊いたとき、夜でも必ず、小さな脚付きの器に盛って仏壇に供えていました。「おぼきさま」と呼んでいましたが、どうやら正式には「御仏飯」と言うようです。
その「御仏飯」も、あまりご飯を炊かない食べる量も少ない一人暮らし世帯では、小さく切った食パンが載っていたりして(「穀物なら何でもいい」とお寺様に言われたそうです)微笑ましいです。

そんなお宅で、面白いものを見せてもらいましたので、ご紹介したいと思います。そこでは新聞広告で見つけて注文したそうですが、ネットでも見つかりました。
表紙を開けると自動的に般若心経の読経が始まる、その名も般若心経教本 「月心」。
http://blog.e-butsudanya.net/?eid=837455
お経にはフリガナがついていて、テープに合わせて一緒に読経できます。
般若心経はわりと短くて、この本(?)のうち4ページくらいしかありません。その下の部分が引き出しになっていてボタン電池が入っています。グリーティングカードに開くと音楽が鳴る仕掛けのものがありますが、あれと同じ仕組みかと思います。
般若心経だけでなく、あらゆる宗派のものが揃っているようです。
広告を見て、こりゃあいいやと飛びついたの。これがあるとお坊様を呼ばなくていいから、と笑っている85歳のおばあちゃま。時代をうまく自分の生活に取り入れているたくましさに脱帽、でした。


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2010年03月17日

地獄あれこれ

「地獄」で広辞苑をひくと、5番目の意味として、
火山の、絶えず噴煙が噴き出している所。また、温泉地で絶えず煙や湯気が立ち、熱湯の噴き出ている所。とあります。
私の田舎は火山のふもと近くにあるので温泉が多く、地獄と呼ばれる温泉街も半日でちょっと行ってくるという距離にありました。湯気と硫黄のにおいのたちこめる中、ふつふつと湧き出る熱湯で茹でた卵を観光客に売っていたものです。
そういう地獄なら人々のなりわいと共存するわけですね。
余談ながら、同じ山のふもとの温泉でも湯質はかなり違うようで、私の家族でも好みの合う温泉がバラバラでした。子どもだった私は連れて行ってくれる相手によって、あちこちの温泉にお供したものです。地獄が見られるところはあまりありませんでした。

地獄という語意からしてあまりいいことには使われないのは当然ですが、可哀相なのは「地獄蝶蝶」(じごくちょうちょう)です。黒い体色からの命名でしょうか、クロアゲハを関東地方でそう呼んでいたそうです。きれいな蝶だと思いますが…。
こちらに画像と解説があります。
http://spindasis.sakura.ne.jp/ageha/kuro/kuro.html

地獄耳」という語は、一般には「人の秘密などをすばやく聞き込む耳。早耳」の意味で使われ、あまりいい語感ではないと思いますが、広辞苑では「一度聞いたらいつまでも忘れないこと。強記」というのが第一義となっていて、本来はほめ言葉のようです。
一方「地獄覚え」というのは「人が忘れて欲しいようなことを意地悪く覚えていること」と文句なしの悪い意味。
マスコミは地獄覚えの権化ですね^^。

地獄詰め」というのもあります。
イメージとしては、通勤時間帯のJRや地下鉄でしょうか。私もOLだった昔、当時一番混むと言われていた新宿〜池袋間の山手線に乗って通勤していました。足元に靴半分のスペースがあれば乗り込んでいましたし、ホームに人がいっぱいで危ないからと階段の下でストップされたこともありました。
「地獄で罪人を詰めるように、ぎっしりむごく詰め込むこと」。むごく、というのが言い得て妙です。地獄詰めの日々、今となっては懐かしく思い出します。

今の時代に生まれてよかった、昔の女の人は苦労したなあとしみじみ思うことがよくありますが、「地獄腹」には絶句しました。なんと、「産んだ子が女ばかりの女性をののしって呼ぶ語」なのだそうです。
高校の生物の時間に私たちは、受精のときヒトの性を決定するのは男の性染色体Yであることを習いました。女のXXと男のXY性染色体の順列組み合わせ。女にはXX染色体しかないのだから、男の子になるかどうかは男次第、と生物の先生がちょっとニヤニヤしながら言っていたのをかすかに覚えています。
それなのに女の子しか産まれなかったら女腹とあざけることは(これは今でもたま〜に聞きます)、全くの濡れ衣。それなのに、よりによって<地獄>腹とは!
無知蒙昧、偏見のカタマリ。教育の重要性をあらためて感じます。
私の母などは女の子ばかり6人も産みましたから、婿養子の家でなかったらさぞかし辛い思いをしただろうと今さらながら思います。 
posted by dashi at 23:17| Comment(0) | 雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月16日

コンフォートゾーン

「テレビは見てはいけない」という刺激的なタイトルの本を読みました。副題は「脱・奴隷の生き方」。
一時大ベストセラーになった「買ってはいけない」の類かと著者を見たら、名前に聞き覚えがある(珍しい姓ですしね)苫米地(とまべち)英人さんでした。
ぱらっと立ち読みしたらなかなか面白い。タイトルは眉唾っぽいけど中身は真面目そうなので有益と判断、買うことにしました。
(売れることを狙ってつけたタイトルだと思いますが、狙いは当たったようで、昨年9月に初版のあと二ヶ月足らずで4刷が出ています。私が買ったのはこれ)
PHP新書で700円。見つけたのがコンビニだったので、食パンやチロルチョコと一緒に袋に入れてもらいました。

著書略歴には「脳機能学者、認知心理学者、分析哲学者」ほかの肩書きがあります。さすがに理論的裏づけのある文章は説得力があり、平易な文体で書かれていることもあって面白く一気に読めました。
その中にハハアと膝を打ちたくなるようなことがいくつもありましたが、一番私の印象に残ったのは「コンフォートゾーン」の話です。
例えば、人間が心地よいと感じる気温は大体25度なので、エアコンのサーモスタットは前後2度くらいの幅を持たせて23〜27度に設計してある。この幅のように、心地よく感じる領域のことをコンフォートゾーンと呼ぶそうです。
(中学校の英語で、カンフォタブルcomfortable=気持ちいい、というのはわりと早く習いますね。その原型のcomfortは習った記憶がありませんが…)
私たちには、暑かったら汗をかいて気化熱で体温を下げる、寒かったらガタガタ震えて熱を生み出そうとするように、本能的にコンフォートゾーンを守ろうとする働きがあります。
そして、人間は脳が進化しているから、外部刺激だけでなく脳の中の仮想空間でもコンフォートゾーンを求めようとする。そこから外れると非常に居心地が悪い。動物的になって、自己防衛的になるか必要以上に攻撃的になり、IQも下がる(バカになる)そうです。

なぜそうなるかというと、コンフォートゾーンから外れると交感神経優位の緊張状態にあり(ストレス状態)、ゾーンに入っているとリラックスして副交感神経が優位の状態にある。前者は脳幹が優位の状態(動物に近い)、後者は前頭全野 (論理的思考、社会的行動を担う) が優位の状態になる、からだそうです。
コンフォートゾーン(縄張りのようなもの、と説明されてもいます)内にいると安心していられるわけですが、それでは他人に与えられた目標の奴隷になる危険もある。コンフォートゾーンを上手に上にずらすのも成功の秘訣です。(何が成功かという問題はありますが…)

人によってこのコンフォートゾーンの幅は大きく異なります。
快適に感じたり、ここまでは許せるという範囲は、人によって全然違いますよね。もちろん人によって一定なのではなく、年齢や置かれた環境によってかなりずれてくるものであることは私も実感します。
私の近所に、80代後半で一人暮らしの女性がいます。重いものは持てないらしく八百屋さんで配達を頼んでますが、いつもお洒落でお化粧も欠かさずきちんとしてます。この人と20年来の交流がある友人の話では、昔からちっとも変わらない。友人の身なりをたしなめることもあるそうです。「えらいよね〜」。
おそらくこの人のコンフォートゾーンは、年寄り臭いみじめな格好とは遠く離れているのでしょう。それは素晴らしいことです。
でも、自分の身体が思うように動かせなくなって、心ならずも身の回りのことが出来なくなったら、周囲にイライラして突っかかったり、IQを下げる(認知症になる)といったことが起こるのかもしれません。少しずつゾーンを下に下げる柔軟性が、彼女にあることを願っています。

posted by dashi at 22:11| Comment(0) | 興味津々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月15日

漢字クイズ(2)

きょうは前回と反対に、熟語の意味するところを考えて下さい。
漢字パズルをやりながら番号の漢字をあてはめていくと、見たことのない熟語に遭遇し、「えっ、こんな言葉あったっけ? どんな意味?」と辞書をひくこともしばしば。
亡き昭和天皇が「名もない花なんかない」と笑ったという話を思い出しますが、どんなもの、どんな動作や現象にもそれを表す言葉がちゃんと存在しているんだなあ、日本語も奥深いなあと思います。まあ、知らなくても困ることはなさそうですが。
ではそんな言葉から、問題です。

(1) 頭物
(2) 北阿
(3) 石果
(4) 車火
(5) 地腹

難しめなのでヒントです。
(1) かしらもの、と読みます。商売をやる人には常識かな。
(2) 「北米」はわかるでしょう。
(3) せきか、と読みます。核果(かっか)も同じ意味です。
(4) その情景を思い浮かべられるのは、あまり若くない人かも。今は流行らないかもしれません。
(5) セクハラで絶滅させられた言葉かも…。

では答えです。
(1) 相場で、上等の品物。一等品。
(2) ほくあ。北阿弗利加、北アフリカの略です。
(3) 梅・桃などのように、外果皮は薄く、中果皮が多肉で、水気が多く、内果皮が硬化して核をなす果実。
(4) くるまび。点火すれば、車輪状に回転する仕掛けの花火。
(私が子どもの頃見た地域の花火大会では、鉄棒に固定されて、火花をまき散らしながら高速で回転していたような記憶があります。危険なものかもしれません)
(5) じばら。<妊娠していない>普通の状態の腹。
(「地腹が大きい」と例文があります。現代に使ったら大変なことになりそう^^。男の太鼓腹には言わないようですね)


posted by dashi at 22:47| Comment(0) | 雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月13日

グループホーム

また、高齢者グループホームの悲劇です。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/220412.html
2006年の長崎県大村市の火事では7人、今回も同じく7人の高齢者が亡くなりました。認知症の高齢者ばかりのグループホームに、世話をする職員は夜間は一人だけですから、いざ火事となると大惨事です。
たった一人では全員の誘導も出来ないでしょう。呼んだらハイと従ってくれ、危ないと察して素早く逃げる人たち相手ではないです。
ましてや今回のように24歳という若い職員ではおそらく経験不足、修羅場をくぐったこともないのでは。消防署に電話するのが精一杯で、落ち着いた対応とはほど遠かったのではないでしょうか。
かといって、職員を複数配置するほどの予算があるわけがない。

高齢者のグループホームで働いていた人の話では、予算がないからしわ寄せが食費に行き、食事が非常にまずい。いずれグループホームで働きたいと思っていた私はかなりショックを受けました。
食事が唯一の楽しみという高齢者も多いと思いますが、そういう人にとっては悲しすぎる余生です。(戦争をくぐった世代ですから贅沢は言わないかもしれませんが…。文句を言わない認知症の人相手だとますます助長されるかもしれませんね)
家庭的な環境で老後をおくれるパラダイスのはずが、現状は厳しいです。
そんなところばかりではないでしょうが、どんなに良心的にやろうと思っても、職員の人件費(薄給)や建物の賃料(自前は少ないでしょう)に水道光熱費を払うと、グループホームの経営は苦しいだろうと思います。

今回の火事、スプリンクラーがあれば初期消火できたかもしれませんが、スプリンクラー設置にはカネがかかります。(100万以上だったと思います)
ウチの息子が通っている法人では自閉症者用のグループホームを展開してくれています。長期の借り上げで焦げ付く心配はないので、建物を貸してくれる大家さんは案外多いそうですが、全然需要に追いつかない。グループホームは毎年赤字なので、どんどん作るわけにもいかないようです。
今ある物件にスプリンクラーを設置する費用を大家さんに負担してもらうのは難しいため、既存の建物を借りるより、こちらの希望どおりに建ててもらう方法をとっているそうです(あとから設置するより安い?)。
大村市の教訓が生かされるのはいいことですが、その分赤字が増えていくのも困ったものです。

私も訪問ヘルパーとして大きな家に一人暮らし(または独り者の子どもと同居)の高齢者のところに行くたび、グループホームに入れたら三食きちんと摂れるから助かるだろうと思っていましたが、それも賭けなのかなあと考えてしまいます。
学生の寮みたいに寮母さんが常駐していて、自宅を売却しなくても年金で利用できるくらい安価で、個室で美味しい食事つきという大規模な施設が、まだしっかりした高齢者むけにたくさんあったらなと思います。(あることはあるようですが、ごく少数)
posted by dashi at 22:35| Comment(0) | 社会問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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