2010年03月20日

漢字クイズ(3) 小動物編

動物や植物に当てた漢字は無数にあり、覚えてもきりがありませんが、まあ頭の体操程度には楽しめますね。中国語がそのまま入ってきてたりして面白く感じるものもあります。では、次の漢字が表す小動物を当てて下さい。
(1) 海狸
(2) 天鼠
(3) 石竜子
(4) 地竜
(5) 土竜
(6) 天人石鯛
(7) 海馬
(8) 椿象

ヒントです。
(1) ネズミ目の哺乳類、尾は横に扁平でウロコに覆われる。後肢の指の間に水かきがある。
(2) 吸血のは英語でvampire bat。
(3) 中国語では四脚蛇、馬蛇子とも。英語ではlizard。
(4) 英語ではearthworm。そのものズバリ^^。
(5) 中国語では隠鼠とも。英語はmole。
(6) 中国語では天使魚。
(7) 意味がいくつもあって、英語では一つがsea lion。もう一つはsea horse。
(8) 字と現物がこれほどかけ離れたモノも少ないような…。大量発生する、臭くて嫌われる害虫です。

わかりました? では答えです。
(1) beaver、ビーバー。
(2) コウモリ。バットマンは「天鼠男」ですね^^。
(3) トカゲ。
(4) ミミズ。
(5) モグラ。
(6) エンゼルフィッシュ。
(7) アシカ(日本語ではセイウチも)とタツノオトシゴ。中国語ではタツノオトシゴとセイウチを指し、アシカは海驢。
(8) カメムシ。亀虫とも書きます。
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2010年03月17日

地獄あれこれ

「地獄」で広辞苑をひくと、5番目の意味として、
火山の、絶えず噴煙が噴き出している所。また、温泉地で絶えず煙や湯気が立ち、熱湯の噴き出ている所。とあります。
私の田舎は火山のふもと近くにあるので温泉が多く、地獄と呼ばれる温泉街も半日でちょっと行ってくるという距離にありました。湯気と硫黄のにおいのたちこめる中、ふつふつと湧き出る熱湯で茹でた卵を観光客に売っていたものです。
そういう地獄なら人々のなりわいと共存するわけですね。
余談ながら、同じ山のふもとの温泉でも湯質はかなり違うようで、私の家族でも好みの合う温泉がバラバラでした。子どもだった私は連れて行ってくれる相手によって、あちこちの温泉にお供したものです。地獄が見られるところはあまりありませんでした。

地獄という語意からしてあまりいいことには使われないのは当然ですが、可哀相なのは「地獄蝶蝶」(じごくちょうちょう)です。黒い体色からの命名でしょうか、クロアゲハを関東地方でそう呼んでいたそうです。きれいな蝶だと思いますが…。
こちらに画像と解説があります。
http://spindasis.sakura.ne.jp/ageha/kuro/kuro.html

地獄耳」という語は、一般には「人の秘密などをすばやく聞き込む耳。早耳」の意味で使われ、あまりいい語感ではないと思いますが、広辞苑では「一度聞いたらいつまでも忘れないこと。強記」というのが第一義となっていて、本来はほめ言葉のようです。
一方「地獄覚え」というのは「人が忘れて欲しいようなことを意地悪く覚えていること」と文句なしの悪い意味。
マスコミは地獄覚えの権化ですね^^。

地獄詰め」というのもあります。
イメージとしては、通勤時間帯のJRや地下鉄でしょうか。私もOLだった昔、当時一番混むと言われていた新宿〜池袋間の山手線に乗って通勤していました。足元に靴半分のスペースがあれば乗り込んでいましたし、ホームに人がいっぱいで危ないからと階段の下でストップされたこともありました。
「地獄で罪人を詰めるように、ぎっしりむごく詰め込むこと」。むごく、というのが言い得て妙です。地獄詰めの日々、今となっては懐かしく思い出します。

今の時代に生まれてよかった、昔の女の人は苦労したなあとしみじみ思うことがよくありますが、「地獄腹」には絶句しました。なんと、「産んだ子が女ばかりの女性をののしって呼ぶ語」なのだそうです。
高校の生物の時間に私たちは、受精のときヒトの性を決定するのは男の性染色体Yであることを習いました。女のXXと男のXY性染色体の順列組み合わせ。女にはXX染色体しかないのだから、男の子になるかどうかは男次第、と生物の先生がちょっとニヤニヤしながら言っていたのをかすかに覚えています。
それなのに女の子しか産まれなかったら女腹とあざけることは(これは今でもたま〜に聞きます)、全くの濡れ衣。それなのに、よりによって<地獄>腹とは!
無知蒙昧、偏見のカタマリ。教育の重要性をあらためて感じます。
私の母などは女の子ばかり6人も産みましたから、婿養子の家でなかったらさぞかし辛い思いをしただろうと今さらながら思います。 
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2010年03月15日

漢字クイズ(2)

きょうは前回と反対に、熟語の意味するところを考えて下さい。
漢字パズルをやりながら番号の漢字をあてはめていくと、見たことのない熟語に遭遇し、「えっ、こんな言葉あったっけ? どんな意味?」と辞書をひくこともしばしば。
亡き昭和天皇が「名もない花なんかない」と笑ったという話を思い出しますが、どんなもの、どんな動作や現象にもそれを表す言葉がちゃんと存在しているんだなあ、日本語も奥深いなあと思います。まあ、知らなくても困ることはなさそうですが。
ではそんな言葉から、問題です。

(1) 頭物
(2) 北阿
(3) 石果
(4) 車火
(5) 地腹

難しめなのでヒントです。
(1) かしらもの、と読みます。商売をやる人には常識かな。
(2) 「北米」はわかるでしょう。
(3) せきか、と読みます。核果(かっか)も同じ意味です。
(4) その情景を思い浮かべられるのは、あまり若くない人かも。今は流行らないかもしれません。
(5) セクハラで絶滅させられた言葉かも…。

では答えです。
(1) 相場で、上等の品物。一等品。
(2) ほくあ。北阿弗利加、北アフリカの略です。
(3) 梅・桃などのように、外果皮は薄く、中果皮が多肉で、水気が多く、内果皮が硬化して核をなす果実。
(4) くるまび。点火すれば、車輪状に回転する仕掛けの花火。
(私が子どもの頃見た地域の花火大会では、鉄棒に固定されて、火花をまき散らしながら高速で回転していたような記憶があります。危険なものかもしれません)
(5) じばら。<妊娠していない>普通の状態の腹。
(「地腹が大きい」と例文があります。現代に使ったら大変なことになりそう^^。男の太鼓腹には言わないようですね)


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2010年03月12日

漢字クイズ(1)

ブログから離れていた間、漢字パズルにはまっていました。
わずかな手がかりから、ヤマ勘と熟語の知識を総動員して、該当の漢字を見つけていく。ヤッタ〜出来たぞ〜という達成感、私も満更でもないなとうぬぼれたり。もつれた毛糸玉をほぐして一本の糸にするような面白さは、もっと知られていい様に思います。
難しいのになると仏教用語や哲学用語、経済用語なども混じり、初めて見る熟語がてんこもりだったりします。電子辞書を片手に納得したり自分の無知さを再認識したりしています。
新しい知識を得るという利点もある分、クロスワードや数独より格段に面白いと個人的には思います。
同じ漢字でも幾通りもの読み方がある日本語ならではのゲームでしょうか。同じ漢字圏でも、表意文字であることを捨てた、簡体字の中国語ではできないんじゃないかと思っています。

その漢字パズルで見つけた、へーこんな言い方があるんだ、面白いナと思った言葉からクイズです。
広辞苑でこう説明してある言葉をズバリ当てて下さい。

(1)他人に対してたやすく頭をさげない態度。
(2)嫁が亡夫の弟と結婚すること。
(3)長病みで死ぬ少し前に、ちょっと治るように見えること。
(4)医者にかからずに自分で療治すること。
(5)一日会わなければ三年もの長い間会わないような思いがすること。しきりに待ちこがれる気持。

(2)は、戦争未亡人が多かった時代にはよくあったようですね。私の田舎にもそういう家がありました。男の子ばかりの兄弟がたくさんいましたが、亡き兄の子も弟の子も顔立ちは見分けがつかないくらいよく似ていて、年齢からしか判断できませんでした。家を守るための窮余の策かと思いますが、子どもたちにとっては幸せなことだったかもしれません。

答えです。
(1)頭重(ずおも) ※ほかの意味もあります。
(2)弟直し(おとうとなおし)
(3)中日和(なかびより) ※雨の降り続く中途にちょっと晴れること、という意味もあります。
(4)手療治(てりょうじ)
(5)一日千秋(いちじつせんしゅう) ※いちにちせんしゅう、とも読みます。秋しかダメなようです^^。

続きはまた後日。
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2008年07月14日

O型の人が刺される理由

蚊には「O型の人が刺されやすい」という俗説、眉唾と言う人もいますが私は体験からして本当だと思っていました。
我が家にはA型とO型の人間がいて、蚊に刺されたと騒ぎ、姿を見かけるとむきになってつぶそうとするのはO型だけ、だからです。
人に聞いたりネットで検索しても、O型の人は刺されやすいと言われます。いつかはNHKテレビでも言っていました(関根麻里さんはO型だからよく刺されるとか)。

きょう、たまたま、「そうなのか!」と納得の記事を見つけたのでご紹介したいと思います。
http://news.goo.ne.jp/article/r25/life/r25-1122008062008.html
元東京大学農学部教授で蚊研究の第一人者である池庄司敏明さんの説明だから信憑性は文句なしです。
「蚊は比較的O型を好み、次にB型、AB型と続き、A型になると若干嫌う傾向があります。これは、血液中の抗原物質(この種類の違いが血液型を示す)の味がそれぞれ異なるため。抗原物質は人によって汗や涙、唾液にも含まれるので、蚊がそれを感知し、刺す前に吸血の可否を判断している場合もあります」

とはいえ、血が蚊好みの人ばかりが刺されやすいとも限らないそうだ。というのも、蚊が人に近づくきっかけは人が発する物質によるもので、血の味とは別だから。蚊を誘引する物質は、体の新陳代謝が活発なとき大量に発散されるので、運動、飲酒、入浴後の人や、体質的に汗っかきな人が蚊を誘引しやすいという。

ということなので、O型の人が野球でもして汗をかき、お風呂上りにビールでも飲んだら、蚊が大喜びで飛んでくる、というわけですね。
この池庄司敏明さんが蚊に関する質問に答えているサイトもありましたので、ご参考にどうぞ。
http://www.mushitec-fukushima.gr.jp/content/e/03/001_faq.htm#ka_1_kachiwosuuhouhou

なお、刺されてかきむしる前に、空気に触れないようにすれば痒くなりません。具体的にはセロテープを貼り付ければOKです。わざわざ「かゆみ止めパッチ」を買うには及びません。痕も全然残らないので、刺されても気になりませんよ。
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2007年12月08日

フクロウ

今朝教育テレビをたまたまつけたら、子供向け番組のテーマが「フクロウ」でした。
スタジオにフクロウが各種並んでいて、首を回したり目を閉じたりしています。生きたフクロウは珍しいので、フクロウ好きの娘も呼んで一緒に見ました。
動物写真家の宮崎学さん(「フクロウ谷」の住人)がゲストで、子どもたちの質問にもたちどころに答えてくれていました。
(なお宮崎学さんの「死を食べる」という本は以前ここで紹介しました。
http://dashisroom.seesaa.net/article/38097048.html
フクロウの生態、なかなか面白かったので、そのあと調べたことを足して書いてみたいと思います。

フクロウは分類上は鳥綱フクロウ目、メンフクロウ科とフクロウ科の二つがあります。
南極以外の世界中に分布し、世界全体で212種、日本には10種ばかりが生息しているそうです。
ミミズクも同じ仲間ですが、頭の両側に耳のように突き出た羽(羽角=うかく=)があるものをミミズク、ないものをフクロウと呼んでいます。
アイヌでは守護神としてあがめていますが、日本では長く不吉な鳥として認識されて来ました。
私にもそんなイメージがありますが、首がぐるっと回ることや、音もなく忍び寄る(羽音をたてない)不気味さ、獰猛な猛禽類であることからかなあと個人的には思っています。
近年は「不苦労」「福郎」の当て字から縁起物として需要が高まったということですが、長野五輪のマスコットやハリー・ポッターシリーズの影響もあるかもしれませんね。

[目]
フクロウは夜目も利き、人間の100倍よく見えるそうです。
フクロウの目は網膜に櫛膜(しつまく)という櫛の歯のようなものが並んでいて、格子を通して外を見れば動く物がよく見えるのと同じ原理で、網膜に像を濃く写しだすと言われています。またフクロウは網膜の細胞が非常に多くて、鮮明に見えるらしいです。
フクロウは両眼視と単眼視が出来て、右目と左目が別々の物を見ることが可能だそうですから、視界がずいぶん広いとも言えそうです。
夜行性のフクロウは闇の中で目が光ります。これは猫や犬と同じように、わずかな光を目の奥の「照膜(タペタム)」というところに集めて、明るく反射しているから。
…万能ではなくて、フクロウなど夜行性の鳥は、色が判断できないそうです。

フクロウには薄目を開けているというイメージがないでしょうか。半透明の膜で目玉を覆っているような。あれは第三のまぶたと呼ばれる「瞬膜(しゅんまく)」で、眼球のクリーニングや保護をしているそうです。
瞬膜はフクロウ以外にも多くの動物にあり(蛇やサメはわかりやすいんじゃないでしょうか)、人間にも目の付け根部分に痕跡が見られます。

[耳]
ミミズクの「羽角」は耳ではなく、耳は顔のすぐ脇にあります。
顔を縁取りしたように羽毛が生えた部位(顔盤)がありますが、その縁に沿った場所に、ちょうどズボンの脇ポケットのように、押し広げたら奥行きのある耳の穴が(テレビ画面に)現われました。
かなり大きい(長い線状)上に左右対称でなく上下にずれ、奥行きもずれがある。これによって、立体的に音を捉えることができるそうです。
テレビの実験では、音源となるスピーカーにフクロウが顔を向けていましたが、上下左右、どの位置でも正確に捉えていました。
(人間は耳が頭の両側にあるので横からの音はわかりますが、上や前後の方向だと音源があまり判別できないようでした。)
フクロウは、この耳のおかげで、カマキリが歩く音(やその位置)もキャッチできるそうです。

[脚]
フクロウのくちばしは鷹のように湾曲していて、まさに猛禽類の口です。
肉を引きちぎるのには適しているものの、獲物を殺すのには向いていません。
その代わりになるのが鋭い爪と強い力のある脚です。
漫画家・白土三平さんの飼い犬がくわえて来たというフクロウの脚と、フクロウに蹴られて爪のあとが背中に生々しく残る写真(漫画家・岩本久則氏)がありますのでご覧ください。
http://www24.big.or.jp/~kyusoku/owlasi.htm
ネズミなど齧歯類をえさとするフクロウは、かみつかれると痛いので、上の写真でもわかるとおり、趾(あしゆび)に毛が生えています。
フクロウの中で最大サイズのシマフクロウ(畳が飛んでいるように見える、そうです)は、北海道の東部に生息しています(寒そう…)が、魚が主食のため毛が生えていないということです。
足の裏には、滑り止めのいぼいぼがあるそうです。

なお首は頚骨が12〜14本もあるため(人間を含む主な哺乳類は7本)、首を自在に回すことができます。
宮崎学さんのお話では270度回せるということでした。反対からも回せば、軽く360度見渡すことが出来るということになりますね。
また、風切羽の周囲に細かい綿毛が生えていて、羽の上で空気が渦を巻かないようになっています。そのため羽音をほとんどたてずに飛び、、すばしっこいネズミも捕獲できるというわけです。
この天然の消音装置は、新幹線のぞみ号のパンタグラフに応用されているそうです。
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2007年11月12日

地道ほか

図書館に行ったときに「中国語ではそう言わない!」という本を見つけました。
<日本人がつい言ってしまう日本語表現>と副題にあります。中国人相手のお仕事の人は一冊持っておくと助かるんじゃないかと思いました。
三修社から2005年の末に出ていて(初版)、寺野健夫という人が著者です。
面白いし役に立つけど、あまり売れなかっただろうなあとちょっと同情。
ナルホドとうなずきながら読んでいましたが、ろくに読めないうちに返却期限が来てしまいました。…この本に出てくる言葉から少しご紹介したいと思います。

「地道」(じみち)
これは私も数年前、台湾からお嫁に来ている英語も日本語もペラペラの才媛が意味がわからずまごついていたときに、教えてあげたことがありました。
中国語の地道はdidaoという発音で、「本場の」「本格的な」という意味です。
発音のうまい外国人に「君の中国語は地道だね!」と言うと最高級のほめ言葉になるでしょうか。(お世辞を言うときに使うのかな)
ほかに「地下道」という意味もあります。主に軍事用の地下道を指すそうです。

「勉強」
これは中国語を習う日本人が必ず「へ?」と思う言葉だと思います。
発音はmianqiangですから、べんきょうと似てないことはないです(gは読みません)が、やっぱり外国語だな…という感じですね。
値切るときに「勉強する」と言いますが、この使い方が近いかもしれません。
「やっとのことで」「いやいやながら」「強いる」「無理だ」といった意味です。
「勉強干了一点」で「なんとか少しばかりやった」という意味になります。
ちなみに、勉強は「学習」「読書」「用功」など。なお、これも間違いやすい言葉ですが、宿題は「作業」と言います。

「花」
これは面白いですよ。
花の意味もありますが、「(目が)かすむ」「(金銭、時間などを)費やす」という動詞になります。発音はhua。
「花了半天」が「半日も費やした」という意味になるとは、ちょっと想像つきませんね。
なお今は使われないようですが、乞食のことを「花子」と言います。花子という名前の女性が中国で自己紹介したら、苦笑されるかもしれませんね。

ほかにもいろいろありますが、きょうはこれだけ。
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2007年10月19日

ヨブのように

読んでいた雑誌に「a patient child」という言葉があって、病気の子かと思ったら「我慢強い子ども」という意味でした。
ペイシェント(patient)と聞くと、私は映画「イングリッシュ・ペイシェント」のイメージもあって「患者」を連想してしまいます。もちろんその意味もありますが、辞書を見ると第一義は形容詞の「<人が>忍耐強い」でした。
医者にかかって治療中の病人は我慢を強いられるから、でしょうか。受身的なマイナスイメージが伴うので、イギリスでは「患者」をclient(顧客、依頼人)に代えようという動きがあるそうです。
なおpatientにはa patient workerのように、勤勉な、というプラスの意味もあります。

patientの用例としていくつかある中に「be (as) patient as Job」というのがありました。
「(ヨブのように)非常に忍耐強い」と訳があります。
息子の入学式にもらった子供向けの聖書もすぐ挫折した私は、大人向けは無論ちゃんと読んだことがなくて、そちらの知識はまるでありません。ヨブ記というのは聞いたことがあるけど、ヨブが「非常に我慢強い」象徴になるというエピソードは知りませんでした。
ちょっと調べてみて驚きました。なるほど尋常ではない我慢強さです。
クリスチャンではない私にとっては「神様に意地悪された、エライ目にあった気の毒な人」というバチアタリな印象でした。

ヨブ記は、前五世紀ごろにまとめられたイスラエルの古い民話伝承だそうで、旧約聖書に収められています。
ヨブはウズの地(死海の南のエドム?)に住む裕福な人でした。家庭的にも恵まれていて、毎日7人いる息子の家を日替わりで訪れてそこで食事を摂っていました。毎週一度は神にいけにえを捧げて、家族たちが罪を犯しているかもしれないからと許しを請うていたそうです。
「無垢な正しい人で、神を畏れ、悪を避けてきた」ヨブは、なぜか神の試練を受けます。
わずか半日のうちに持っていた財産(たくさんの家畜など)や愛する家族を、天災(雷やシロッコ)・略奪により(妻以外)すべて失ってしまいます。
そして神は悪魔(サタン)を呼んで、無一物になっても信仰を捨てないヨブをさらに苦しめます。身体中が皮膚病に冒され、痒くてのたうちまわるほどに。

ヨブは苦しみ悩み疑いながらも(疑ってもいいんでしょうか?)最後まで神に対する信仰を捨てず、ついに祝福の晩年を迎えます。
試練に耐えたあとは以前の倍の財産を得て、男女10人の子どもたち(その後に生まれた)と孫の孫も見て140歳まで長生きしたそうです。
ヨブ記は、なぜ正しい人間が苦しまなければならないか、苦しみを体験していない賢い友人たちとの対話形式で述べた、宗教文学中の最高傑作、だそうです。
無宗教の私には理解を超えますが…。「ヨブのように」が、並みの「我慢強さ」でないのは確かですね。




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2007年09月16日

漢字備忘録

新聞の付録に漢字パズル(ナンクロ)があったのでやってみました。
四字熟語にはわりと強い方だとうぬぼれていましたが、聞いたような聞かないような…という熟語がいくつもあったので、参考までに書いておくことにします。

月長石(げっちょうせき)
「長石の一。透明で、青みを帯びた白色。特殊な光沢がある。宝石として用いる。ムーン・ストーン」(広辞苑)
ムーン・ストーンというのは聞いたことありますが、宝石が好きな人以外には縁がない石でしょうか。
画像を探してみました。
http://images.google.co.jp/images?q=%E6%9C%88%E9%95%B7%E7%9F%B3%E3%80%80%E3%83%A0%E3%83%BC%E3%83%B3%EF%BD%A5%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%B3&gbv=2&ndsp=20&svnum=10&hl=ja&start=20&sa=N
なんだ、これなら実家の数珠に使ってあったぞ。そういえばこれは高い数珠だって言ってたっけ。

山高水長(さんこうすいちょう)
「仁人・君子の徳の高潔さを、山が高くそびえ水が長く流れて変らぬことにたとえた語」(広辞苑)
語源からはそうなるのかもしれませんが、
「不朽の功績・名誉を、山がいつまでも高くそびえ、川が永久に流れ続けることにたとえた語」
と解説したところもあって(http://ww5.enjoy.ne.jp/~hajime.hunt/4moji.htm#s)、意味としてはこっちの方がわかりやすいですね。
山、高、水、長といずれもおなじみの字ですが、私はこの組み合わせには記憶がなかったです。

鏡花水月(きょうかすいげつ)
似たような言い回しはほかにもありますが、この言葉はちょっと面白いです。
「鏡にうつった花、水にうつった月のように、目には見えながらも手に取りにくいものたとえ。また、感知できても言い表すことのできぬものの形容」(広辞苑)
とくに後半部分は、ほかに類似した言葉が思いつきません。独特な言いまわしだと思います。
とても素晴らしくて、どう形容したらいいかわからないようなときにも使う言葉なんでしょうか。今の若者なら全部「カワイイ」で済ますのかもしれませんけどね。

地方時(ちほうじ)
「その地の子午線を基準として定めた時刻」(同)
反対語の「標準時」はよく耳にしますが、地方時というのはあまり聞きませんね。
アメリカのように国内で時差(2時間?)があるような国では、必要不可欠な用語だと思います。

「数独」には及びませんが、漢字ナンクロも頭の体操にはうってつけ。話のタネになるのはこっちですね。
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2007年09月14日

刑務所の雑学

Yahooで「刑務所理解度検定」というのを見つけ、面白そうなのでやってみました。
http://minna.cert.yahoo.co.jp/bbcv/4836
今のところ縁のない世界だから、思ったより何も知ってなくて、私は10問中3問しか出来ませんでした。
知ってても日常生活にはあまり役に立たない雑知識だけど、知らないよりは知ってる方がいいかもしれない。アタック25を見てるときにそばにいる人間に一目置かれるかもしれないし。刑務所検定ではちょっとビミョーですけどね。
問題を3つばかりご紹介してみます、興味のある方はぜひ他のもやってみてください。

A: 刑務所にはA級、B級とありますがそれはどうやって区別されているでしょう
(1) 性別によって
(2) 年齢によって
(3) 国籍によって
(4) 刑務所に入る回数によって

B:「社会復帰促進センター」という名前の刑務所が2つ新しく作られます。それは山口県とどこでしょう?
(1) 島根県
(2) 長崎県
(3) 佐賀県
(4) 愛媛県

C:死刑が確定された受刑者はどこに収容される事になるでしょう?
(1) 留置所
(2) 刑務所
(3) 拘置所
(4) 裁判所

正解
A:(4) 初めて入る人はA級で何度も出たり入ったりしている人はB級です。女の人はW級、外国人はF級、26歳未満の人はY級、少年はJ級、精神障害者はM級と分けられています。
…だそうです。Bの「社会復帰促進センター」に収容される人は、もちろんA級(初収容)ですね。
ちなみに、ころころ変った内閣で最後に法務大臣やってる鳩山邦夫さんはこの「社会復帰促進センター」という呼び名が気に入らないと言ってましたね。こらしめにならないって。刑務所のままがいいってことでしたが、どうなるんでしょうね。セコイ話だけど、看板を付け替えるのにも税金がかかると思うけどなあ。

で、A級犯収容の「社会復帰促進センター」、山口県以外で出来るのは? 
B:(1) 山口県には平成19年4月A級受刑者男女500人収容、島根県には平成20年4月A級受刑者男子2000人収容される事に決まっています。
…テレビで紹介されているのを見ましたが、とても居心地のいい個室って感じでした(新築だし)。職業訓練も受けられるし、衣食住の心配もない。娑婆よりイイかも、出たくない人もいるだろうと思いました。
でも2度目からはB 級だからここには入られないですね。

C:これは刑務所じゃなくて(3) 拘置所になるそうです。
なお、「死刑囚になったら刑務作業もしなくて良いし、お菓子や果物など被告と同じで自由に食べれます 」とのことです。
だからって死刑囚になりたい人はいないでしょうけどね。
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2007年08月03日

カマキリ

今朝運転しながらラジオを聴いていたら、「こども科学電話相談」をやっていました。
こども相手のQ&Aといってもあなどれません、「人間はなぜ死ななきゃいけないか」「心はどこにあるのか」といった、哲学的とも言える素朴な質問に回答者もたじたじ。大人が聴いていてもなかなか面白く、勉強になる番組です。
回答者はその道の専門家を揃えてあるのだと思いますが、説明がとてもわかりやすい人と、なんとなく丸め込まれたような印象を残す人があったりします。豊かな知識があることと、それを上手く人に伝えるのとは別物。名選手は必ずしも名監督にならない、というのを実感し、そっちにも興味を覚えました。

男の子の質問に「カマキリのメスはなぜオスを食べてしまうのですか」というのがありました。男の子にとっては、なんだか納得のいかない話かもしれませんね。
交尾のあとメスのカマキリがオスを食べてしまう、というのはよく言われます。
番組での説明は、(私の記憶では)
「メスは卵を産むために栄養が必要だから、とにかくおなかがすいてたまらない。だから目の前にいるオスを餌にしてしまう」
「まず頭を食べてしまうのだけど、カマキリのオスは頭がなくなっても交尾できる」
といったことでした。
カマキリはメスの方が大きい(強い)からオスを食べてしまうだけで、用が済んだからということではないようです。おなかがすいてなければ食べないし、餌が足りなければ雄雌関係なく共食いするそうです。
(オスがメスよりずっと小さい蜘蛛でもそんなことがあるそうで、高校の生物の先生が蜘蛛の話をしながら「男ってミジメだよなあ」とニヤニヤしてたのを覚えています)

そのとき付け加えてお話されていたのが、オスのカマキリが全部メスに食べられるわけじゃない。交尾したあとサッと飛びのいて食べられずに済むのもいるそうです。
カマキリは目の前でチラチラするものに本能的に飛びつく。交尾の前に食べられなかったオスが素早く逃げ出したら、無事らしいです。一回きりでなくて何度も交尾し、子孫をたくさん残す固体もあるわけですね。
また、この回答者の先生は世界でも珍しいカマキリを飼っていたとき、オスが食べられるのを防ぐ(再入手が困難だから)ために、メスの前脚をしばって襲わないようにしていたそうです。
「蟷螂の斧」という言葉で表されるような、大きな前脚を振り上げることができなければ、メスも凶暴ではないのでしょう。
あの前脚を胸の前に折りたたんで獲物を待ち伏せするのですが、その姿からカマキリを日本人は「拝み虫」と形容し、英語でも"praying(祈る)mantis" と呼ぶそうです。

ところであの独特なカマキリの卵のかたまり、卵鞘と書いて「らんしょう」と読みます。卵と一緒に分泌される粘液が気泡となって卵を包みこんで、衝撃や暑さ寒さ、天敵から守っているものです。
一個の卵鞘に数百個の卵があるそうで、私も一度赤ちゃんカマキリが這い出してくるのを見たことがありますが、ぎょっとするほどの数でした。
卵鞘から出る瞬間に最初の脱皮をするそうで、出たときは小型のカマキリの姿をしています。でもまだ翅がなくて飛ぶことは出来ず、アリの餌になったりするそうです。
(もっとも、カマキリはわりと大きな翅を持ってますが飛ぶのは苦手で、短い距離をまっすぐ飛ぶのがせいぜい。飛ぶのは威嚇のためだそうです)
また、この卵鞘の位置でその年の積雪量が推定できるらしいです。カマキリは卵が雪に埋もれることがないように、(本能的に知った?)雪の積もらない高さに卵を産み付けるということです。
その予知能力、人間にもほしいものですね。

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2007年07月21日

ジョハリの窓

ノートの走り書きに「ジョハリの窓」とありました。メモしたことは覚えていますが、どんな内容だったのかはきれいさっぱり忘れていたので、検索してみました。面白いと思うので参考までにご紹介します。

「ジョハリの窓」とは
「自分をどのように公開し、隠蔽するか、対人関係における気づきのグラフモデル」
のことで、ジョハリ (Johari) は提案した2人(心理学者ジョセフ・ルフト Joseph Luftとハリー・インガム Harry Ingham)の名前を組み合わせたものということです。
1955年夏に提唱されたそうですから、新しい概念というわけではないですね。私は知らなかった(忘れていた)ですが、コミュニケーション心理学や健康心理学(そんな分野もあるんですね…)ではよく話題になるものだそうです。
人間の対人の心理を、開放の窓(公開された自己)・盲点の窓(自分では気がついていないが他人からは見られている自己)・未知の窓・秘密の窓に4分割したものです。

ウィキペディアに図解してありました。あまりあけっぴろげではない人は中心点がぐっと左上にあり、秘密のない人は左下のほうにずれるという感じでしょうか。

http://upload.wikimedia.org/wikipedia/ja/7/79/Johari_window.png

まだ駆け引きも出来ない幼児は開放の窓(open self)が大部分を占め、隠れた能力に自分でも気づいていない人は未知の窓(unknown self)が大きいということでしょうか。
顔に大きな絆創膏を貼って目を惹きながら「たいしたことじゃない」と言い捨てたり、つまんない発言で吊るし上げを食らう政治家は、盲点の窓(blind self)が大きいのかもしれません。自覚していない(たぶん)、傲慢な気持ちがあるからこその発言でしょうしね。

北海道・苫小牧で、猫を首吊りにしたり、犬や鳩に虐待して殺傷する事件が多発しているそうです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070720-00000001-mai-soci
神戸の事件の記憶がある私としては、「早く捕まえないと、そのうち人間がやられるぞ」と思って気分が悪くなりますね。
神戸のときのようにまだ若い、子どもの犯罪のような気もしますが、犯人はいったいどんな心理からこんなむごたらしいゲームに走るんでしょうね? 
アイツならやりかねない、と思われるような表立った倒錯傾向のある人ならまだしも、「えっ、あの優しそうな人が!」と驚かれるような人物だったとしたら、秘密の窓(hidden self)がぐんと広いということになりそうです。
4つの窓がバランスよく配置されてプライバシーも侵されずに平和な暮らしが出来るとすれば、陰惨な犯罪も減りそうなものですが、さてどうでしょうか。



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2007年07月15日

メモから(英語)

ほほー、これは面白い。ブログのネタにしよう! と思ってメモを取りながらも塩漬けになったものがいくつかあります。
難しすぎてギブアップしたもの(経済関係や理科系のものなど)のほか、あとで調べようと思って忘れたり、うまく調べられなかったりしたものです。
机周りを片付けているとメモした紙切れが出てくることがありますが、時間がたっているのでキーワードだけでは意味不明だったり、走り書きの自分の字が読めなかったりもします。
ネットで見つけたものはコピーペーストして保存してありますが、うっかりURLを書くのを忘れるとどこにあった記事かわからなくなります。
きょうはそんな、元ネタが不明のメモからご紹介。

アメリカ人(英語圏ならどこでもいいでしょう)に日本語の数字を教えるとき。
1:itch(痒い)
2:knee(ひざ)
3:sun(太陽)
4:she(彼女は)
5:go(行く)
6:rock(岩)
7:hitch(引っ掛ける、ヒッチハイク)
8:hatch(出入り口、ハッチ。孵化とか悪事をたくらむという意味も)
9:cue(合図、きっかけ)
10:Jew(ユダヤ人)
という単語を使うとうまくいくそうです。日本語を習っている人に教えてあげると喜ばれそうですね。

「掘った芋いじるな」と言うと(本格的な発音に近い?)通じやすいそうですが、どんな英語かおわかりでしょうか。What time is it now? だそうですよ。時間を聞くのに「掘った芋いじるな」で通じるなら、覚えておくと便利ですね!
「ウィスコンシン(州)」は「上杉謙信」と言うと英語っぽい発音になるそうです。
(「風林火山」の上杉謙信がガクトとやらであきれてましたが、そこそこやってるらしいですね。私の記憶の中の上杉謙信は、石坂浩二です…。)
またアメリカ人には「いただきます」が「It's a dirty mouse.(それは汚いネズミです)」、「どういたしまして」はDon't touch my mustache.(ボクの口ひげに触るな)と聞こえるらしいです。

中国語でもこういうのはあって、北京のタクシーで行き先を言うのに「5時45分」と言えば通じる、なんて話をしていました。5時はたぶん「国際guoji」のことですが、残念ながらもう忘れてしまいました。
また思い出したらお話しします。



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2007年06月20日

スキッパー

クイズサイトで遊んでいたら、「ホテル用語でスキッパーとは何か」という問題がありました。
スキップにerがついたものでしょうか。ピョンピョン飛び跳ねる明るいイメージから、私は4択の中で「何度も利用してくれる客」というのを選びました。でもこれはハズレで、正解は「無銭宿泊者」と書いてあります。
意外な気がして調べたら、「ホテル利用料金の支払いを意図的に済ませずに逃げ去る人」と説明がありました。
都内の大手ホテルの状況では、スキッパーの半分以上は40代の男性だそうです。予約無しか、前日か当日ぎりぎりの予約でチェックインして、滞在を延長。さんざん飲み食いしたあと外出を装って逃走するそうです。

こういうのって病み付きになって繰り返しそうな気もします。
業界のことはよくわかりませんが、常習者ならブラックリストに顔写真(防犯カメラの画像とか)ぐらい載ってそうですね。スキッパー被害にあったら、その情報はホテル間では流されるようです。
被害防止のために、客に文句(「客を信用しないのか」とか)言われながらも、前払い制(デポジット)を採用しているホテルも増えているそうです。

skipにはもちろん飛び跳ねるという意味はあって、「羊が一匹…」と数えるときの、羊が柵を飛び越えるのもskipだし、平たい石を池や川で投げて水面をぴょんぴょん走らせる(なんという名称だったか思い出せません)のもskipと言うようです。
省略する、飛ばし読みすることも、それから「飛び級する」ことや、授業をサボることも意味するようですね。
パソコンでもskipというのは飛ばして次に行くという意味で使っていると思います。
skipperには「跳びはねる人、虫」のほかに「船長、主将、支配人」といった意味もあって、だいぶ守備範囲の広い単語のようです。

冒頭のスキッパーは(俗語ではなく)ちゃんとした英語らしくて、ジーニアス英和辞典には
skip out without paying the bill(支払いせずにずらかる)
と、そのものズバリの用例が載っています。
またアメリカ独特の表現らしいですが、
skip out on one's wife
というのもありました。「妻から逃げる」または「妻を捨てる」という意味になるようです。
どっちかというと、<コワい奥さんから嬉々として逃げる>イメージを持ってしまうのは私だけでしょうか。

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2007年06月17日

テミスの秤

法学者らしい人のHPに天秤(てんびん)のイラストが載っていて、なんとなく気になっていたところ、それがテミスの秤(はかり)と呼ばれるものであると今日知りました。
公平、正義を象徴するものとして、弁護士バッジのデザインにも用いられています。(周囲はひまわり)
http://plaza.rakuten.co.jp/img/user/51/01/6105101/42.jpg
片手にこの秤(公平)を持ち、もう一方の手に剣(正義)を持って、目隠しをした女神がテミスです。ヨーロッパでは街角に立っていておなじみだそうですし、日本でも裁判所のレリーフに用いられたり、弁護士事務所に飾られたりとあちこちで見られるようです。
中央大学のキャンパスには卒業生(弁護士)の寄贈したテミス像があるそうです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BB%E5%83%8F:P1010063.JPG
(2007年10月15日追記:この像は千賀修一氏の寄贈で、像を制作したのは日展評議員の堤直美先生ということです。千賀修一氏のブログに説明がありましたので参考までに。
http://blogs.yahoo.co.jp/toranomonhousoubiru/19511182.html

テミス(Themis)は
「ギリシア神話で、掟を擬人化した神。チタン神族でありながらオリンポスの神々に列せられた。予言の術を所有し、アポロンにそれを伝授」
と広辞苑にあります。アポロンの父であるゼウスとの間に、エウノミア(「秩序」)、ディケ(「正義」)、エイレネ(「平和」)の三人の子供も持ったようですね。
テミスは英語表記だとJusticeになり、同じ大文字で裁判官、小文字で公正、正義を表す一般名詞となっています。女神は一般に「Lady Justice」と呼ばれるそうです。
目隠しをするのは先入観を持たずに公正な審判を下すためということですが、目隠しがなかったり、剣を頭上に上げたり下げたり、右手と左手がどっちを持つか決まってなかったり、像もいろいろのようです。
法曹関係者にインテリアとして人気があるようで、テミス像製造販売専門のサイトもあるそうです。

ところでこの「秤」というのは面白いことに仏教にもあります。
「業の秤(ごうのはかり)」と呼ばれるもので、誰でも死んだら裸になって秤にかけられるのだそうですよ。下のサイトの真ん中あたりに実物の(!?)写真があります。
http://www02.kani.or.jp/~ido/juuoudou.html
死んで第4週に、普賢菩薩から秤にかけられる。生前の善行が少なくて軽ければ、蓮台の男が怒って火を吹くので(地獄の業火に?)焼かれるそうです。
なお最終判決は四十九日に閻魔大王(地蔵菩薩)から言い渡されます。最悪は「地獄」、次が「餓鬼」、「畜生」、「阿修羅」の順で、善人の行く世界は人間世界の「人道」と天人の住む「天道」、らしいです。

日本の場合は軽いと怒られますが、重いとひどい目に遭うのが古代エジプト。
http://www4.airnet.ne.jp/sakura/hakari/hakari_10.html
「死者の書」によれば、冥界の王オシリスの裁判の広間で,死者の心臓(心)と「正義と真理の女神の羽」を天秤にかけるそうです。
「羽より心臓が重ければ死者の心臓はけものに食べられ,羽とつりあえば永遠の魂と,魔法が使えるようになる力をもらうことができる。」
悪い事をすれば心臓が「重くなる」らしいですね。…毛が生える…から?
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2007年06月10日

犬の耳ほか

きょうの昼間、雷が鳴って一時ひどく降りました。幸い長い時間ではなかったですが、近県ではハイキングに出ていた子どもたちが落雷で怪我をする事故もあったようです。
こういう降り方を cats and dogs と言うのかなと思いました。
英語の時間にどしゃぶりのことを raining  cats and dogs と習って、なんでかなあと思ってそのままになっていました。今はネットがあるからすぐ調べられますね、この言葉の由来には二説がありました。
一つは、犬と猫の喧嘩のようにけたたましいから。だから雷鳴を伴うような激しい吹き降りを形容する慣用句になったのでしょう。
また二つには、古代の北欧神話で、猫は天気を左右して大雨を引き起こし(しっぽに嵐を隠している)、犬は風のシンボル(暴風雨の神オーディンのしもべ)で強風を招くものと考えられていたから、という説もありました。

dogといえば、こんなのも見つけました。
Every dog is a lion at home.(どの犬も家ではライオンである)
日本語で「家の前の痩せ犬」という慣用句だそうです。私は聞いたことがないのですが、地方によっては使われているのかもしれませんね。
痩せて弱い犬でも、飼い主の家の前では強そうに吠えることから、「後ろ盾があると威張っているが、ないときは意気地のないたとえ」だそうです。類義語は「虎の威を借る狐」。

dogは概してあまりいい意味には使われないようで、
go to the dogs(堕落する)
be in the doghouse(面目を失う)
live a dog’s life(惨めな生活を送る)これはチャップリンの映画のタイトルにもなってますね。
put on the dog(見栄を張る)
work like a dog(あくせく働く)
また、犬は吠えたり噛み付いたりしますから、寝ている犬はそのままにしておけ、
Let sleeping dogs lie.さわらぬ神に祟り無し、とも言うようです。

英語で「犬の耳(dog ear)」と言えば、本のページの隅を折ることだそうです。犬の耳が垂れた様子から、と聞いて、うまいことネーミングしたものだと感心してしまいました。
(耳が三角に立った犬もカッコイイですが、折れて下がった耳も愛嬌があって可愛いですね)
辞書で確認したら、中にハイフンが入っています。ページの隅折れという名詞のほかに、隅を折る、転じて「(使いすぎて)…をぼろぼろにする」という他動詞もあります。また、dog-eared(隅の折れた)と形容詞にもなっています。

そして、このdog-earは日本語表記では「ドッグイア」と書かれ、同じ発音のdog-year「ドッグイヤー」と区別されているようです。
ドッグイヤーの方は直訳すると「犬の年」。ものすごいスピードで進化が進むIT業界を形容する言葉です。
と言うのも、犬は人間の7倍の速さで年を取るから。IT業界の一年はほかの業界の7年に相当するということでドッグイヤーと呼ばれるようになったそうです。

もっともこの、7倍の速さで年を取るというのはあまり正確ではないようですね。
犬種によって差があるようですが、犬は一般的に生後1年で人間の17歳程度まで成長し、その後は1年で4歳ずつ年を取るそうです。
3歳だと(17+2×4)人間の25歳、6歳だと(17+5×4)人間の37歳に相当。7倍数とはだいぶ数字がずれますね。ちなみに平均的な寿命は大型犬で10歳前後、小型犬で15年というところだそうです。
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2007年04月11日

ニッチ

図書館の子ども向けコーナーで見つけた「モグラの鼻 ゾウの鼻」(筑摩書房)という本に、こんな箇所がありました。
「体型から考えるとクマとキツネはまったく反対。正反対の体型を持つクマとキツネが同じ北国に住んでいる」ことに関して、動物生態学者の小原秀雄さんが説明している部分(44ページ)です。
「きびしい自然環境の中で似たようなことをやっていては、分け前をとりあうばかりで生きていけない。両方はっきりと別々の方向にくらし分けたほうが生きのびられる。非力なキツネがとれないものを、クマは掘り返したり折りとったり、破壊することによって手に入れる。クマが走ってもおよばないし、巣穴を掘ったときなどしか手に入らぬネズミとかウサギは、敏捷なキツネのえさになる」
聞き手の谷川雁さんがそれを受けて発言しています。
「そうしますと、クマは冬ごもりするけれどもキツネは雪の上を活発に出歩くというのも、一種の住み分けですね。軽いエンジンをつけた者と、ディーゼルエンジンを搭載したトラックのような者との、、、」

ところでこのような住み分けのことを、生物学の専門用語では「ニッチの分化」と言うようです。
ニッチ(英語:niche)の語源はラテン語の巣(nidus)だそうです。もともとは生物が生態系内で安定した生存環境を獲得することです。
動物なら食べる餌とか隠れる場所、植物なら育つことの出来る土地の争奪戦を経て、手にいれた地位が生態的地位(ニッチ)。普通は「ニッチを獲得」した種がその場所を縄張りとします(ニッチの安定)が、まれに食べる餌や活動時間帯によって「ニッチの分化」が起こります。
昼行性のワシ・タカと夜行性のフクロウが共存している状態を「時間的にニッチを使い分けている」と表現するそうです。

また、ニッチは建築用語のほか、現在は使い方が広がって経済用語でも使われています。
建築用語のニッチは、西洋建築で「壁の凹み」。内側の壁面や柱を半円・方形にくりぬき、中に彫刻(教会堂の彫像など)を飾れるようにした部分のことです。
(ちなみに、建物の「外側」にうがった部分のことは、アプスと呼ぶようです。
http://www.weblio.jp/content/%E3%82%A2%E3%83%97%E3%82%B9
経済界で使われるニッチは「隙間産業」のこと。需要はあるのに誰も手を出さないでいたようなものをニッチと呼んだりするようです。
通販が一般化してロングテール現象が出てきたように、ニッチの中身も時代とともに変遷しそうですね。
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2007年03月09日

仏頂面

古い週刊誌(週刊文春11月23日号)を読んでいたら、
「仏頂面(ぶっちょうづら)とは仏頂尊という知恵に優れた仏の面相に由来する(他説あり)」
と書いてありました(132ページ欄外)。
ふだん何気なく使っている「仏頂面」が、お釈迦様に由来する言葉とは知りませんでした。
広辞苑で「仏頂面」をひいてみたら、
「(仏頂尊の恐ろしい相にたとえた語という)無愛想な顔。不機嫌な顔つき。ふくれづら」。
仏頂尊って恐ろしい顔なのか、とこちらをひいてみると、
「仏の頭頂に宿る広大無辺の功徳を仏格化した尊」
とあります。どういうことかよくわかりません。

仏頂、とひくと、
1)仏の頭の頂。頂肉が盛り上がっている。→三十二相。
2)仏頂尊の略。
とあります。仏像を見ると頭のてっぺんが盛り上がっていますね、あれが仏頂と呼ぶものらしいです。
イメージとしてはこんなところ。
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/1b/b9cb4d75086d58ef2f88afab0b585409.jpg
ちなみに三十二相というのは「仏がそなえているという32の優れた姿・形」のことで、手が膝より長い、身体が金色、眉間に白い毛がある、などとともに頭頂に隆起があるというのも含まれています。

古代インドでは英雄や偉人には常人と異なる相があるとされ、釈迦には32の異相がある。頭の頂に骨肉塊があるとされているそうですから、肉だけが盛り上がったのではなく骨も詰まっているようですね。
そもそも昔から神格化されたものは異形な姿であるとされ、仙人や聖人には角が生えていたとされるそうです。
仏の頭の盛り上がりも、ここには高い霊性が宿るとされました。この信仰が発展して仏格化、仏頂尊となり、その仏頂から放たれる光明によって全ての悪害が消えるのだそうです。
仏頂尊の威力はすさまじく、仏教説話集「紗石集」には「尊勝陀羅尼」(仏頂尊勝陀羅尼のことだそうです)と唱えただけでのろいが解けたり、鬼が近づけないといった話が出てくるそうです。

それでこの仏頂尊は知恵にすぐれ威厳に満ちていて、やはりおっかないご面相のようです。
(仁王様のイメージかなと私としては勝手に解釈しています)
仏頂尊が無愛想で不機嫌にも見えることから「仏頂面」という言葉が生まれたという説が有力のようです。
不機嫌な「不承(ぶしょう)面」から転じた、ふて腐れた「不貞(ふて)面」から、という説もあるようですね。
いずれにしても、仏ならぬ身、あまり仏頂面はせずに楽しくいきたいものです。
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2007年02月13日

MRIと刺青

きょう、こんなニュースを読みました。アメリカでの調査ですが、くも膜下出血の患者に対し「血管内治療」を施した場合、開頭手術と予後があまり変わらなかった、というのです。
(私は今日初めて読みましたが、ニュースと言っても去年の9月の記事のようです)
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20060901ik07.htm
開頭手術して血管をクリップで留めれば再発することはない(より確実)けれど、大掛かりな手術となりますから体が持たなかったり、後遺症が残ることもあるようです。総合的に見て互角、ということのようですね。
昔はくも膜下出血といえばまず助からない恐ろしいイメージがあり、私の叔母がくも膜下で倒れながらも元気に回復したときは、医学の進歩に感動したものでした。
それなのに、開頭手術をしなくてもいい時代が来てるとは。すごいもんです。

頭蓋骨の中の出血に対して、血管内にコイルを通らせて破裂の危険があるこぶ(瘤)を補強(?)といった治療が可能となるのも、皮膚や骨の中まで手に取るように観察することの出来る、MRI装置があってこそのことだと思います。
MRIとは何か、CTとどう違うかちょっとおさらい。
CTはComputer Tomography(コンピューター断層撮影法)の略。人体を平面に見ていろいろな角度からX線をあて、それをコンピューターで再構築して画像にするもので、臨床画像診断に革命をもたらしました。
さらにその上をいくものとして期待されているのがMRIです。
MRIはMagnetic Resonance Imaging(磁気共鳴影像法)、放射線を使わないので安全性が高く、副作用もないとされています。骨に邪魔されずに脊髄や軟骨などの鮮明な画像が得られ、まだ早期の段階(血流が悪いなど)で病巣を発見できるという利点もあります。

いいとこばかりのMRIみたいですが、ガチャガチャギーギーとかなりうるさいそうです。(音に敏感な)自閉症の子は無理だろうと話しているのを聞いたことがありますね。
それに、高い磁場に入るわけですから、以下のものを検査室に持ち込めません。
<時計、ピアスやネックレスなど金属や磁気を使ったアクセサリー、カード類、電子キーや車・家の鍵、金属固定式のかつら、とりはずし可能な入れ歯、財布や小銭入れ、金属のついた衣類やコルセットなど>
かつらや入れ歯は抵抗する人もいそうですが、金属や磁気のあるものを避けるということで、これらは納得もいくと思います。(でも指輪をはずすのを忘れてしまうなど、上のものは実際にあったケース、よくあるケースだそうです)
これらは検査を受けるときに注意すればいい話ですが、深刻なのは受けられないか、受けられない可能性のある人ですね。

<心臓ペースメーカー装着の人、脳動脈クリップ術を受けた人(実際に、クリップが動いてしまった例があるそうです)、心臓人工弁置換術を受けた人、妊婦、人工内耳・中耳、人工関節など人工物が体内に残る手術を受けた人>
そして、これはびっくりですが、<刺青を入れた人>も対象となります。
刺青に使用されたインクに金属が使われていると、その部分が熱を持って火傷や変色する可能性があるからということのようです。自慢の彫り物が台無しになったら、そりゃあ怖い(!)ですね。
上の「持ち込めない金属類」も火傷や装置の誤作動を避けるためで、指輪をつけたままだった人はその部分が赤くかぶれたそうです。
ペースメーカーやクリップ手術の人は命にかかわるから「絶対できない」でしょうが、火傷ぐらいはやむなしという状況では、使用することもあるそうです。温泉などに変色した刺青の人が来ていたら、MRIをくぐったあとかもしれませんね。
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2007年02月12日

きょうのトリビア

(テレビ番組でおなじみの「トリビア」、これは「trivia」と綴り、「些細なこと、雑情報、雑学知識」という意味です。最近私が小耳に挟んだり読んだりして「へえっ」と思ったことなど)

脳の中で「好き嫌い」を扱うのは扁桃体という所で、「この情報が要るか要らないか」の判断は海馬という所でなされている。そして海馬と扁桃体は隣り合っていてかなりの情報交換をしている。
つまり、「好きなことならよく覚えている」「興味のあることをうまくやってのける」というのは、感情的に好きなものを必要な情報だと見なすわけだから、筋が通っているんだそうです。
また、「脳は、都合の悪いことをすごく嫌う」から、おかしなことが起きると、「自分にわかるように」理解をしてしまう。自分がいま見ているものに対して、何とか整合性を持たせようとする、のだそうです。
(ネタ元:ほぼ日刊イトイ新聞−海馬ー)
自分に都合のいい解釈ばかりをする人って、脳の働きがいいんですね〜。

イカとタコの共通の祖先と見られている、コウモリダコなる生物がいます。
脚が8本で当初はタコと見られていたけれど、コイル状のフィラメント(触手?)も2本あり、動きはイカみたいな感じ。詳しくはこのサイトに解説がありますが、http://comiya.net/fish/order/etc/cowmolidaco_mc/cowmolidaco.html
ここでは発光器が4個となっています。
でも私が見た、NHKスペシャル プラネットアースに出てきた動く画像では、長いフレアスカートを広げたようなつながった脚先それぞれに発光器があり、警戒が強まると青く光っていました。胴体(目のが不気味)にもあるようですから計12個になるでしょうか。
発光するのは敵を脅すためで、深海魚の9割は発光することが出来るそうです。
残りの1割は真っ暗な深海で闇に順応して生きているんでしょうか。ブラインドフィッシュみたいに目が退化したのも多そうですね。

イソ弁、というのはミステリー小説などでもよく出てきておなじみ。まだ新人の時代に、ほかの弁護士事務所で見習いに近い形で勤務している弁護士のことですが、イソ弁のほかにも各種あるそうです。
ロウ弁:主に労働事件を担当する弁護士。あまり儲からない人を指すこともあるそうです。
(たしかに労働事件では苦労する割りに儲からなそうですね。でもこういう弁護士さんにこそ頑張ってもらわないと、労働者の権利は守られないわけで、、、。よろしくお願いします!)
ブル弁:ロウ弁の逆で、儲かっているブルジョア弁護士のことだそうです。ポール・マッカートニーが別れた奥さんの弁護士とか?
ノキ(軒)弁:ほかの弁護士の法律事務所に所属し、軒を借りるだけで独立採算制で業務を行う弁護士のことだそうです。日弁連は新人弁護士にこのノキ弁を推奨しているとか。
ほかにもあるので、興味のある方は↓ご覧ください。
(ネタ元:http://www.sankei.co.jp/shakai/wadai/070210/wdi070210003.htm)

交通事故で出産間近の妊婦が負傷し、生まれた新生児が死亡した事件がありました。
長崎地裁は事故と死亡の因果関係を認定し、業務上過失致死として判決を言い渡したそうです。
異例の判決だそうですから、上級審に持ち込まれるとどうなるか興味を覚えます。
まだ出産されてない胎児の扱いは、民法では人間と認められてなかったんじゃないかなあと、遠い日の授業を思い出しました。
(ネタ元:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070207-00000129-jij-soci



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2007年01月12日

タイプA、B、C

きのう書いた「微笑みうつ病」の話です。

笑うと免疫力がアップする、ガンになりにくくなるというのは数年前かなりの話題になりました。
大阪・ミナミの「なんばグランド花月」で、吉本興業の芸人たちの漫才や落語、新喜劇を鑑賞した人に血液検査を行ったところ、リンパ球の中のNK(ナチュラルキラー)細胞※の活性化が18人中14人に確認されたそうです。
結論を出すには被験者(サンプル)の数が少なすぎるんじゃないのかなと個人的には思いますが、思い切り笑ってすっきりしたという経験は誰にもあるんじゃないでしょうか。身体には確かに良さそうな気がします。

※NK細胞について。
NK細胞については、発見自体が1975年とまだ日が浅く、まだまだ研究途上ということです。
白血球は単球(マクロファージ)、リンパ球、顆粒球(好中球、好酸球、好塩基球)と分けられ、さらにリンパ球の中にT細胞、B細胞、そしてNK細胞があります。
T細胞、B細胞が抗原で刺激されて初めて働くのと異なり、NK細胞は常に体内を独自にパトロール。ガン細胞やウィルス感染細胞を見つけるとただちに殺してしまう性質を持っています。ことに腫瘍に対しては抜群の威力を発揮するそうです。
健康な人の体内では毎日数千個のガン細胞が生まれ、NK細胞などの免疫機構がすぐ摘み取ってくれているのだそうです。加齢とともにNK細胞の活性は衰えるので、老いると自然治癒できずに病気が増えるのだということです。
そしてNK細胞を活性化させる行為がストレス解消で、笑うのもそうですが、スポーツでも音楽でも「自分の好きなことをやる」のが一番いいそうです。また、森林浴をするとNK細胞が20%以上も活性化するという実験結果もあるようです。

いつもニコニコ明るくしている人、それが地ならもちろん申し分ないことです。が、自分の本心を押さえ込んで常に無理しているとしたら問題。ストレスを深めて免疫力を低下させます。
ことに神経質な人は楽観的な人よりもストレスを強く感じ、ホルモン分泌や自律神経に影響して抑うつや絶望感などに陥りやすい。ひどくなると「微笑みうつ病」になってしまうそうす。
いつも笑顔で、怒りなどの否定的な感情は我慢強く押し殺す、真面目で几帳面な傾向の強い人は、慢性的にストレスにさらされ続けてガンになりやすい。「自分の好きでないことを常にやっている」状態だからNK細胞は活性化されず、ガン細胞が勢いづくというわけです。
こういうタイプは、以前から言われていたタイプA、タイプBに対してタイプCと呼ばれるようになりました。

タイプA、Bというのは、アメリカの循環器系学者M・フリードマンとR・ローゼンマンが、1959年に性格と虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞など)の関わりに着目して調査、提唱したもの。日本には1990年代に広く紹介されたようです。
虚血性心疾患を起こしやすいグループをタイプA、それと反対のグループをタイプBとしました。
タイプAのAはAggressive(攻撃的)の頭文字。精力的で野心的、目立ちたがりで出世欲が強い、働き者でせっかち、几帳面で責任感が強いといった特徴があるようですから、いわゆるやり手ですね。
こういう人は食事も大量に素早く食べ、ステーキなど高カロリーのものを好みそうな印象も受けます。
常にストレスの多い生活を苦にしない傾向がありますから、血圧が上がる、脈拍が増えるなど循環器系に負担がかかり続けて、心臓疾患の発症に関係してくると考えられています。
心疾患は、逆のタイプのBの倍以上も多く、高血圧、高脂血症も多いそうです。

タイプBはAの反対にあくせくせずにマイペース、気持ちにゆとりのある非攻撃的な性格傾向を持つ人。
社会的にはタイプAの人ほど成功しないように見えても、体調を壊さないで好きなことで人生を楽しめる分、幸せだと思います。
好きで突っ走るAはともかく、じっと我慢して「微笑みうつ病」やガンになりやすいタイプCが一番カワイソウですね。
タイプを判定するチェックリスト(AかBだけ)があったので、私もやってみました。
http://www-cis.fukushima-nct.ac.jp/〜mh/c/part_ca.htm
たいして忙しくもないせいかタイプBと出て、そんなもんかなと思いました。歳を取ってだいぶ悟り(諦め?)が出て来たから。でも解説の中の「ゆっくり歩く」というのは完璧ハズレ、たいていは人を追い抜きながらせかせかと歩いています。
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2007年01月11日

無財の七施

この冬休みはどう過ごしましたか、と息子の学校から聞かれました。
ほかに息子を連れて行くところもないので……なんて言うと神仏に叱られそうですが、近場の神社やお寺をあちこち回りました(鎌倉・鶴岡八幡宮の帰りに江の電に乗って、ミニ旅行気分を味わったことは前に書きました)。どこもお正月の前後ということもあってきれいに整備され、飾り付けが行き届いて歩くのも気持ちのいいところでした。
3日午後に鶴見の曹洞宗大本山・総持寺に初詣に行ったら、門前市をなすの賑わい。大行列のため参拝はあきらめて、脇の方でちょっと手を合わせたり、階段を上って道路の向かい側にあるお稲荷さんにお参りしたりしました。
ビーズに極小サイズの七福神を通した可愛いお守りストラップが売ってあったので、記念に一つ買いました。

私は特に信仰のない人間なので宗派を問わずどこにでも行きますが、両親は(形だけとは言え)毎日仏壇に手を合せていた浄土真宗の門徒です。
昨秋の父の葬儀の折り、ずいぶん久しぶりにお坊様の説教を拝聴しました。そのとき、宗教というのはどれを信じていても目指すところはみな同じ。一つの山を登るのにいくつもの道があるようなもので、たどり着く頂上は一緒のところだ、というお話がありました。
なかなか寛容な宗教だと思います、異教徒の存在を否定しないわけですからね。
母がまだ元気な頃同じようなことを言っていたなと思い出して、お寺様の庶民の間での指導的、教育的役割というものについて、ちょっと考えたりしました。
おとなしく足るを知って勤勉に働き、他人には寛容で家庭を大事にしておれば、世の中は平和で、大多数の人はそこそこ幸せになるのかもしれません。

ところで、お参りする時はお賽銭(私はわずかです)を投げ込みますが、賽銭を願を叶えてもらうことの対価として考えるのは間違い。喜捨、報捨というお賽銭でなければ、本当の信心ではなくて取引となってしまうそうです。
喜捨:進んで寺社に寄進し、または貧しい人に施しをすること。
報捨(広辞苑では報謝):仏事を修した僧や巡礼に布施物をおくること。また、神仏への報恩のため、慈善をなし、金品を施すこと。
……と広辞苑には解説があります。喜捨と報捨はどう違うのかよくわかりませんが、いずれにせよ「進んで」「喜んで」寄進するのが重要みたいですね。
お布施(僧に対する寄進)はお釈迦様の教えを見聞させていただいた喜びを形に表すものであって、お経に対する「謝礼」や「報酬」ではない。お賽銭にも、功利的な期待をしてはいけないということのようです。

お布施が喜びを形に表すものなら、何も金銭や物品である必要はない。持てる物が何もない人にも出来る「無財の七施」という教えがあります。

和顔施(わがんせ)  なごやかな顔で接する行為(あなたのお蔭で幸せ、という表情)
眼施 (がんせ)   優しいまなざしで接する
言施 (ごんせ)   やさしい言葉をかける(愛語施、言辞施とも)
心施 (しんせ)   思いやりをかける、慈悲の心で祈る
身施 (しんせ)   自分の身体で奉仕する
床座施(しょうざせ) 人に席を譲ったり、自分の地位を譲って悔いない
房舎施(ぼうしゃせ) わが家(雨露しのげる場所)を人のために提供する

うーん、たしかに手持ちがなくても心がけ次第で出来そうなことばかりです。
和顔施というのは瀬戸内寂聴さんが好んで口にされる言葉だそうですが、つまり「スマイル!」ってことですね。
柔らかな笑顔が自然にこぼれる人は誰にも好かれて周囲を和やかにしてくれそう。何よりの「施(し。「せ」は慣用音だそうです)」と言えそうですね。
ただ、心からの微笑みであることが大切で、無理に作った笑顔ではだめ。無理が過ぎると「微笑みうつ病」になってしまうそうです。この項についてはまた後日に。  
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2006年12月22日

夜郎自大

脳科学者・茂木健一郎さんのブログ「クオリア日記」12月18日付に、こんな一節がありました。http://www.kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/

「夜郎自大と暗い自負心ばかりが増大する
どこかの国には、ツメノアカが必要だろう。
 
 自分で自分のことを美しいとか、
偉大だと言うのは、
 インテリジェンスの欠如に過ぎない。」

簡潔にうまく言う人だなあと感心。本がよく売れるはずだわ。
ところで夜郎自大という言葉、久しぶりに聞きました。
似たような意味の言葉としては「井の中の蛙」もありますが、ニュアンスはだいぶ違うように思います。

夜郎自大は「史記ー西南夷伝」に記された故事に基づく成語です。
秦の時代に成都から夜郎国まで一度は道(五尺道)が作られ、官吏が置かれたと見られていますが、十年余りで秦は滅亡してしまいました。そのあと漢の武帝は西方への交通路を開こうとして数年にわたって守備兵や食糧を補給しましたが、多くの死者を出すばかりで効率が悪く、あきらめかけていました。
そこへ領土の拡大、安定を図って西域の調査に派遣していた張騫(ちょうけん)の報告が入ります。身毒国(みどくこく:今のインド)に至った張騫は、漢と身毒国の交流には立派な交通路が是非とも必要と考え、途上にある夜郎国との関係を持つように武帝に進言しました。

夜郎国というのは現代の貴州省にあった国です。
西南夷(せいなんい)と呼ばれる少数民族が立てた10ばかりの国の中で最も大きく、勢力を誇っていました。とは言え今でもかなり貧しい省である地域のことですから、大きいと言ってもたかがしれています。
武帝は張騫の進言を入れて、夜郎国に使者を遣わしました。
それまで漢とは交流がなかった夜郎国の王は、漢がすでに強大な国家であることを知りませんでした。漢の使者に「漢と我が夜郎国とどちらが大きいのか」と聞いたそうです。
聞かれた使者の「開いた口がふさがらない」顔が見えて来そうなエピソードですね。

それから人々は、世間知らずで、自分の力量を知らないで尊大にふるまう人のことを「夜郎自大」(夜郎は自らを大なりとする)と言うようになったそうです。
(武帝はその後本格的に「西南夷の経営」に乗り出し、軍隊を大量動員して制圧しました。そして幹線道路を整備して直轄支配したということです)
海の向こうに、この形容がぴったりの国があるようですね。
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2006年12月03日

イチョウ

与謝野晶子が「金色の小さき鳥の形して イチョウ散るなり夕日の丘に」と歌ったそのままに、オレンジがかった金色に輝くイチョウは息を呑むほど美しくて、私は大好き。わざわざ遠回りして銀杏並木のある道を通ったりします。
寒さが増すにつれ街路樹のイチョウもすっかり散って、残り少なになってきました。樹によってはまだ青い葉をつけているものもあり、品種のせいとは思えないので個体差が大きい植物なのだなと思っています。

イチョウの名前の由来は中国語の鴨脚(yajiao、ヤーチャオに似た発音)で、これが訛ったものだそうです。
中国語の鴨はカモではなくアヒルのことで(カモは野鴨yejiao)、鴨脚はアヒルの足という意味になります。葉っぱを形容した言葉だそうですが、たしかにそんな形をしていますね。あんな葉っぱですが、広葉樹ではなくて分類上は針葉樹になります。
種子植物でありながら精子(精虫)があり、春についた花粉に秋に精虫が出て受精(受粉?)するそうです。この精子を発見したのは1896年(明治29年)、日本の平瀬作五郎でした。小石川植物園にその木が残っていて、植物園のシンボルになっています。
http://www.bg.s.u-tokyo.ac.jp/(写真中央)

日本ではお寺や神社に植えてあることが多いイチョウですが、火に強いということなので、火災の延焼から守るという目的もあるそうです。また樹齢が長くて大木になるので、天然記念物になっているものも多いですね。
柔らかいのに緻密な材質で細工がしやすいため、将棋の駒や盤、彫刻材として利用されます。また中華料理には欠かせない存在で、まな板にはイチョウを丸太切りした木口を使うものだそうです。

見慣れた木ですがイチョウは「生きている化石」で、古生代から知られ中生代ジュラ紀には全世界に分布していました。氷河期にほとんどが絶滅して、比較的暖かかった中国南部にのみ生き残ったそうです。
化石として残っているものは17種もあるそうですが、現存しているイチョウは1科1属1種しかありません。今のイチョウはすべて生き残った中国から広まったものという説が有力です。
日本には仏教とともにやって来て定着し、ヨーロッパには1693年、長崎から渡って広がったと言われています。

ギンナンを取る目的での栽培は、愛知県祖父江町(現稲沢市)に始まり(今も日本一の生産量)ましたが、その歴史はあまり長くなくて100年くらいです。
当時、祖父江町で収穫した大粒種のギンナンを名古屋に売りにいくと、在来種の6〜7倍もの値段がついたことから、接ぎ木で増やして急速に普及したそうです。
食用を目的に品種の選抜、淘汰が行われ、祖父江町では久寿(久治)、金兵衛、藤九郎、栄神などの品種が栽培されています。

祖父江町のギンナンがどんなに美味しくても、食べ過ぎは禁物です。
人体に有害な物質を含むので一日4粒ぐらいが限度、連日食べるのもよくないとか。食べ過ぎて痙攣を起こし死んだ例もあるそうです。
イチョウは雌雄別樹で、言うまでもなく雌樹にギンナンが生ります。あの臭いのせいでニホンザルやタヌキは敬遠するそうです。アライグマは平気で食べるそうですが。
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2006年11月04日

米づくりの工夫

先日ラジオのローカルニュースでこんな話を聞きました。
「(どこかの農業試験場で)鉄粉をまぶしたモミを田んぼに直播きにする実験を始めた。この方法だとモミが重くなって水に沈むので流されることが無く、田植えをしないで稲を育てることが出来る」。
そう言われてあらためて気がつきましたが、米の栽培って、苗床でモミから育てた苗を束ねて、運んで来て田んぼに植えますよね。水を張った田んぼにひとつひとつ植えていきます。
人手を必要とする、手間のかかる作物ではありますね。機械で植えることも出来るようですが、田植機を持っている農家は多くはないんじゃないでしょうか、高いでしょうしね。
直播きで稲の栽培が出来るのならば、コストも大幅に削減出来るでしょうし、後継者不足に悩む農家にとっても有り難い話ではないかと思いました。

ネットで調べてみたところ、これは
「鉄コーティング種もみ湛水表面直播(たんすいひょうめんちょくは)」
と呼ばれる農法らしいとわかりました。
ラジオのニュースは運転しながらだったのでちゃんとは聞いてませんが、たしか「鉄粉をまぶした」と言っていたので、私は「まぶしただけじゃ落ちてしまわないんだろうか」と疑問に思っていました。
この農法の解説によれば、「鉄粉と焼き石膏を混ぜてコーティングした種モミ」を直播きするそうです。モミが重みで水田に少し埋没するために、苗がしっかりと根付くそうです。
種モミを均等に播くのがちょっと難しそうですね。

この直播き以外に、へえっと驚く農法が書いてあったのでご紹介したいと思います。
「再生紙マルチ水稲直播(すいとうちょくは)」。
なんと、マルチシートにモミを固定し、水田にカーペットを敷くように敷設する、というものです。シートは段ボールを再生して作ったものだそうですから、苗が伸びて来たころには分解して肥料になるのかもしれませんね。
この方法だと除草剤を使わずに済み(土にじかに植えないから雑草も伸びて来ないのでしょうか)、育苗・田植えが不要なほか、小区画水田に適するという長所があるようです。
たしかに、カーペットみたいに敷くだけなら、狭かったり形状が悪くて機械が入れられない田んぼでも、簡単に栽培出来そうですね。

また、これもびっくりですが、無人田植機というのもあるそうです。
IT技術の進歩が、こういう分野にも生かされているのですね。
GPS(全地球測位システム)で位置を確認しながら苗を植えていく機械だそうです。設定から10センチぐらいの誤差で操作出来るそうですからたいしたものです。
この機械の画像がありましたのでご覧下さい。
http://www.affrc.go.jp/ja/press/2006/060412_02/060412_02-1.html
全く土に触れずに米づくりが出来る時代が、もうすぐそこまで来ているようですね。
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2006年10月26日

風邪

半袖の翌日はセーター、みたいな不順な気候で風邪をひいてしまいました。
一足先に風邪ひいて鼻水がからんでいた息子はもう回復したようですが(自閉症の子は風邪がすぐ治るようだ、と指導員さんが言ってましたが、私も同感です)、もう一週間も耳が痛かった私は、今朝方4時前に激しいのどの痛みで目が覚めました。
このごろは寝る前に湯冷ましを少し飲むようにしているのですが、ゆうべはそれを忘れて床に入り、また起き上がるのが億劫でそのまま寝てしまった、そのせいかもしれません。
風邪の予防はとにかく水分を摂ること、水を飲むことととも聞きます。

風邪(症候群)は200種類以上とも言われる細菌やウイルス(さらに例えばライノウイルスには数百種類の型が存在する)を原因とするので、ワクチンを作るのは事実上不可能。風邪をひくたびに人体には「その」風邪に対する免疫が出来ますが、数が多いので作りきれないと言いますね。
ウィルス由来の風邪が8〜9割を占めるので、たいての風邪には(細菌にのみ有効である)抗生物質は効きませんし、むしろ有害です。
普通は栄養をとってゆっくり寝ていれば数日で治ってしまいますが、持病があるなどで免疫力が低下した人にとっては命取りにもなりかねないので、あまり軽視も出来ません。
普段からしっかり栄養を摂って身体を鍛え、風邪を寄せ付けない、ひいてもすぐ回復出来る身体を作るのが理想ではありますね。

風邪の時はコレ、という民間療法はいろいろありますが、有名なところは卵酒、ネギ味噌、生姜湯や番茶といったところでしょうか。
そのほか黒くなるまで焼いたみかんを食べる、みかんの皮を入れたお風呂に入る、梅干・黒砂糖・生姜に熱湯を注いで飲む、などは効きそうです。私の田舎ではキンカンを煮たりしてましたね。
大根、蜂蜜、ニンニクもよく使われるようです。
免疫力を高める、食欲を刺激するといった効果がありそうですね。
外用としては湿布やツボ療法などもありますが、変わったところでは
「あわびの殻を軒先に吊るす」
「畳の合わせ目には寝ない」
というのもあるそうです。あわびの殻は虹色に光るので魔除けになりそうだし、畳の合わせ目からは(床下からの)冷たい風が吹き上がる(から避ける)、ということかもしれません。

いろいろあるということは、決め手になる療法がないということでもありますね。
民間療法は手近にあるもので間に合わせますから、外国のものを見ると郷土色が出ていて面白いです。
フランス……赤ワインに砂糖、卵を加えて加熱
ネパール……ターメリック(うこん)の粉に熱湯を注ぎ塩で調味
香港……神仙粥(もち米、生姜、わけぎの粥)
チリ……薔薇の実(ローズヒップティー)
タンザニア……生姜汁入り紅茶
韓国……唐辛子入り焼酎
ロシア……木いちご、ツルコケモモのジャム、菩提樹の花茶
トルコ……菩提樹の花と葉を煎じて砂糖、レモン汁を加える
イタリア……蜂蜜入りグラッパ(イタリア特産の蒸留酒)

ところで真偽のほどはわかりませんが「風邪は病気、特にガンや脳溢血を予防したり治したりする」という意見もあります。風邪もひかない人に限ってある日突然バッタリいく、というのにはにわかに賛成し難いですが……。
http://www.mitomo.com/doc/c43.htm
ガン細胞は高熱で死滅するそうですから(そういう療法もありますね)、風邪の発熱は効果があるという説には一理ありそうです。
上のサイトには風邪の対処法なども詳しく書かれていますから、自己責任でご参考にどうぞ。
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2006年08月31日

ウロコはなぜあるか

今朝NHKラジオの「こども電話相談室」を運転しながら聞いていたら、「魚にはなぜウロコがあるんですか」という質問が出ました。
答えた方は専門家なのでしょうが、予備知識の無い子ども相手だからかかなりはしょった答えで、そこでは「身体を守るため」という理由だけでした。ハコフグを銛(もり)で突こうとしても刺さらない。天敵に襲われたり、狭い穴の中に入る時にケガしにくい、といった説明だったと思います。
それはそうだろうけど、ほかにも理由があるんじゃないの、と質問した子どもに代わって調べてみました。

まず、身体を守るためというのは勿論重要なポイントで、ウロコの無い魚はウロコの代わりに体表粘液というヌルヌルが発達しています。これは外敵や外傷から身を守るほか、粘液の中には微生物や寄生虫を寄せ付けないための物質が含まれているそうです。
ウナギはウロコがないわけではないのですが何故か肌の下にあるそうで、ヌルヌルしてつかみにくいのは落語のネタにもなっていますね。サバはウロコがあるのだけど、とても細かいために水揚げのときに取れてしまうということです。
サメはウロコはないのですが、鮫肌という言葉のとおりよく見ると歯のような形の皮膚に覆われているそうです。

ウロコにはそのほかに重要な役割というのがいくつかあって、ひとつは体液の塩分濃度を守っているというものです。
海水は魚の体液よりも塩分濃度が濃いので、ウロコでがっちり守ってないと体の水分が奪われてしまいます。浸透圧というやつですね。また淡水なら、体に水を吸い込んでいわゆる水ぶくれの状態になってしまいます。
ウロコが皮膚表面からの水分の出入りを遮断して、体内の塩分濃度を一定に保っているわけですね。
陸上の爬虫類にもウロコがありますが、これも外敵から身を守り、肌が乾燥して脱水状態になるのを防いでいます。

さらに、ウロコに細かい凸凹があると泳いだ時の泡の発生が抑えられ、結果的に水の抵抗を減らすことが出来て、効率よく速く泳ぐことが可能になります。泳ぐためのエネルギーを節約出来るということですね。
ウロコはまた、水流や圧力で流れの速さや方向を知ったり、温度や塩分濃度の検知器としてのセンサーの役割も果たすそうです。
ウロコをはずして顕微鏡で観察すると、植物の年輪のようなものが見られ、魚のだいたいの年齢を知る事も出来るということです。なお、カレイや金魚は25年も長生きするそうです。

調理の時は厄介で煩わしいだけのウロコですが、こんなに役に立っているのですね。
ウロコは化粧品の原料や工芸品の材料に使われていますが、タイではウロコを花びらに見立てて造花を作る伝統があって、2〜4cmの大きさのウロコが着色され大きさ別に売られているそうです。(Dockmaai Klet plaa  ウロコの花)
鯛のウロコを、狂牛病のおそれの無いマリンコラーゲンとして積極的に活用し、商品化しているところもあるようです。
http://www.k2.dion.ne.jp/〜e.d.c/kenshoku/stargloss/a001_003.html(宣伝するつもりはありませんので念のため)
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2006年08月22日

ベルナールセル対流ほか

世の中のいろんな現象にはすべて名前があるのだけど、普段それを意識することはあまりありません。
きょうは、別に知らなくても困らないけど、ふーーん、そういう名称なのか、と思うものをいくつか。

☆ベルナールセル対流
安い食堂の定食で出て来るような、具がほとんどない味噌汁。これが熱ければもくもくと対流が起こり、表面に六角形が押し合いへし合いしている模様を見ることがあります。
これがベルナールセル対流、ベルナール・レイリー対流と呼ばれる現象です。
写真のあるサイトがありましたので、ご覧下さい。
http://homepage1.nifty.com/tenki/gms/jan.html
熱い液体は膨張して軽くなるので上昇する、お椀の表面に出ると冷えるのでまた沈む。それの繰り返しで対流がおこり、一番安定する六角形になるという理屈らしいです。
ベルナール、レイリーは研究した学者の名前、セルは細胞・蜂の巣穴の意ですね。
味噌汁のお椀の中の対流は雲を連想させますが、気象用語としてもよく使われる言葉のようです。

☆カルマン渦
上に書いたサイトの後半部分に写真がありますが、水の表面の墨汁を横切ってすーっと箸を動かすと、左右交互に渦が現われる。これをカルマン渦と呼ぶそうです。
墨汁のははっきりとよく見えますが、気象現象ではわかりにくいですね。
カルマンとはセオドア・フォン・カルマン(1881-1963)、ハンガリーの物理学者、航空学者です。1930年カリフォルニア工科大学の招聘でアメリカに移住、グッデンハイム航空研究所所長を務めました。1911年カルマン渦列の安定を解明しました。
冬の木枯らしもカルマン渦の仕業。木の枝にあたった風が空気中でカルマン渦を作り、音となって聞こえるのだそうです。1940年にアメリカでは、数ヶ月前に開通したばかりの橋が、カルマン渦発生に関連した振動で落ちるという事件もあったということです。

☆ベンチュリー効果
高速で流れる気体の周りには陰圧(内部の圧力が外部より低い状態)が生じて、周囲の空気を引き込む。
私が教えてもらったのは、「車の窓を開けておくと中のほこりが吸い出されるのはなぜか?」という問いに答えたものでした。ただ、進行方向に向かって細長い開口部ではベンチュリー効果が発生しにくく、サイドミラーなどで気流が乱れるのでも効果は弱くなるそうです。(これはエアコンから空気が吸い込まれてほこりが押し出されるのでは? という答えもありました)
ベンチュリーとはイタリアの物理学者の名前で、その名前を冠したベンチュリー管は車や航空機の計器類によく用いられています。
またベンチュリー効果は、アスベストの除去などに応用されているようです。http://www.toh-bi.co.jp/duct.html

☆ベルヌーイの定理
ドライヤーの吹き出し口にピンポン球を持って行くと、空中を浮遊する。子ども向けの科学館などでは、大きな発砲スチロールの玉がふわふわと浮かんでいたりしますね。
これは「ベルヌーイの球」と呼ばれる現象です。詳しく図解したサイトがありましたので、どうぞご覧下さい。
http://www.kokukagaku.jp/06_science/06a01_wind.html
「空気の流れが速いところほど圧力が小さい」というベルヌーイの定理は、飛行機がなぜ飛ぶかの説明にも用いられています。
このベルヌーイはダニエル・ベルヌーイ(1700-1782)のことで、スイスの数学者、物理学者です(生まれたのはオランダのフローニンゲン)。
ベルヌーイ一族ほど高名な数学者を輩出した家系はないと言われ、数学と物理の世界でかなりの業績をあげた学者が12人もいるそうです。ダニエルの父も高名な数学者で、息子に嫉妬した父との確執は死ぬまで続いたとか。
天才も大変。でもけっこう長生きしてますから、父のことなど意に介さなかったのかもしれませんね。
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2006年08月08日

セミ

今朝はどしゃ降りの雨だったのに、庭からはうるさいくらいのセミの声。
セミは雨に濡れても平気なのかな、木陰のセミだけが鳴くのかなと疑問に思い、検索してみました。
この点は残念ながらわからなかったのですが、セミの生態についてはいくつか興味を覚える記載がありましたので、書いてみます。

シャッシャッと鳴くクマゼミ、私は九州出身なのでここ関東でも当たり前に聞いていましたが、もともとは名古屋より西にのみ生息していた熱帯・亜熱帯のセミで、温暖化の影響で分布が広がったそうです。
大阪では以前は珍しくてあこがれのセミだったのに、今では抜け殻を集めて調査すると大半がクマゼミということです。

よく「7年を土の中で過ごし、成虫になって一週間で死ぬ」と言われますが、セミの一生は種によって違い、ツクツクボウシは2〜3年、ニイニイゼミで4年、ミンミンゼミでは6年ということです。
7年というのはアブラゼミにあてはまることらしいですが、個体差もあり、冷夏だと翌年に延びるなど一概には言えないもののようです。

発生期になって夜、地上に出て来て羽化したセミは、羽化後4〜5日で成熟し鳴き始めます。
うるさく鳴くのはオス同士競争して求愛しているわけで(集団形成の意味もあるそうです)、めでたく受精したメスは枯れ枝などに産卵管を差し込んで、数個ずつ産卵するそうです。
メス一匹が産卵する卵の数は300〜600だそうですから、天敵に備えてあちこちに産卵するのでしょうね。なかなか忙しいです。
孵化した幼虫は枯れ枝などから地上に落下して(木を伝って下りるのではないそうです)、地面にもぐりこみます。そこで木の根の汁を吸いながら4回脱皮して5齢まで成長し、地上に出て来て羽化します。

ちなみに、木の汁しか吸ってないから、セミの幼虫は臭みがなくておいしいそうです。
私も子どもの頃父に食べさせられましたが、ちょっと気味悪くて抵抗があり、焼く前は真っ白だったことしか覚えていません。父は「うまいぞ」とニコニコしていたのですが。
脱皮の時刻、ニイニイゼミでは午後4時前から始まり8時がピーク、アブラゼミは7時頃から9時頃といいますから、子どももまだ起きている時間ですね。近くの公園に連れて行ってもらうのも可能でしょう。夏休みの観察日記にはもってこいかもしれませんね。
羽化の様子を撮った写真がありましたので、どうぞ。きれいなものです。
http://blog.so-net.ne.jp/albireo/2006-08-05;jsessionid=6B48BA14C8D4FCBF6E5B4E1715B6D9D2

たまたま検索で見つけた「ほぼ日刊イトイ新聞」にこんな記事がありました。ヨーロッパにはあまりセミがいなくて、みんな知らないらしいですね。(昆虫学者の矢島稔さんのお話で、婦人公論2000年5月22日号に掲載されたものらしいです)面白いと思うのでそのままコピペします。

上野動物園で昔、
ドイツのハーゲンベック動物園からゾウを買い、
飼い方の指導のため
ドイツ人の飼育係が2ヵ月ほど日本に滞在したんです。
いよいよ帰国というとき、
園長さんが
「お礼を差し上げたい」
と言うと、
彼はアオギリの木を指して、
「あの鳴く木をください」
と答えたんですよ。
夏中、木から何かの鳴き声が聞こえていた。
だけど鳥の姿はない。
それで彼はてっきり、
木が音を出してると思ったんですね。
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2006年06月30日

タン・ショー

昔、「名もない草花……」と発言した人に、植物学者だった昭和天皇が「名もない草なんてないよ」と笑った、という話を聞いたことがあります。
こちらが無知にして知らないだけで、雑草一本、微妙な自然現象、なにげない仕草の一つにも、それを表す言葉はあるのだと思います。
アフリカかどこかの国では、数を表す言葉は五つぐらいまでしかなくて、それ以上はすべて「たくさん」と表現すると聞いて笑ったことがありますが、「名もない草」と片付けるのは、似たようなことをしているのかもしれませんね。

そういうことを考えたのは、図書館でたまたま手にした本に「タン・ショー」という言葉があったからです。ああいう仕草を表す言葉があるんだと初めて知りました。
これはカナダのサイエンスライター、ジェイ・イングラム著、東中川徹訳「そうだったのか!」という本(ブルーバックス)の冒頭の章に出て来ます。
タンは英語表記ではtongue、タン・ショーは舌のショー、舌をのぞかせることによって表すノンバーバル・コミュニケーションというわけですね。
(余談ですが、tongue acheをトンギューアチェと読んで英語の先生に叱られた級友がいたのを思い出しました)

タン・ショーにはいろんな形があって、<舌先を歯の間にはさんだままにしておく、出し入れする、外には出さず歯の間で丸めたり、さらに左右に動かしたりする>。
舌の出し方がどんなものであれ、それは常に「ほっといてくれ」という意思表示。
周囲の人も、タン・ショーをしている人には近寄りにくい、声をかけにくいといった実験結果もあるようです。

タン・ショーは無意識のうちにやりとりされるコミュニケーションで、あかんべえをしたり、誘惑する意図で唇を舌先でなぞるような行為とははっきり区別されます。
この本によれば、人々は、集中して何かをしていて邪魔されたくない時にタン・ショーを始めるそうです。「近づくな」と、微妙な形での拒否を表すということです。
そしてその起源について、母乳を飲み終えたときに舌を出したままの赤ちゃんの例が書いてありました。しばらく舌を出したままにしておいて、それ以上乳房を押し付けられるのを拒んでいるのだろうと。
拒否のシグナルとしてのタン・ショーの幼児期由来を示唆しているということです。

銀行泥棒が金庫のカギを開ける時、ドミノの最後のピースを置く時、ミシンに糸を通す時……たしかに舌の先は唇の外に出ているかもしれません。
タン・ショーは「ほっといてくれ」というサインらしいので、そんな場面では声をかけないようにしましょう。
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2006年05月25日

外国の言い回し

おとといご紹介した韓国の絵本にもトラが出て来ましたが、韓国(朝鮮半島)では昔は野生のトラが多かったのか、民話によく登場するおなじみの存在のようです。
ハングルを昔ちょっと習ったとき、動物の名前の中ではかなり早い段階で(ネコより先だったような?)出て来たので意外でした。日本ではさほど親しみのある(身近に感じる)動物ではないと思いますけどね。
韓国ではトラはことわざにも使われていて、「鬼に金棒」を「トラに翼」と表現するそうです。空を飛べる虎、これは確かに怖そうです。
また「噂をすれば影」をハングルでは「トラも自分の話をすれば現われる」と表現します。

「噂をすれば影」、これはなかなか面白いです。
韓国ではトラですが、中国では三国志でおなじみの「曹操」です。「説曹操、曹操就到」(これは日本語の漢字で変換出来たので書いてみました。曹操の話をすると曹操がすぐやって来る、噂をすれば影、ですね)。
英語になるとdevil、wolf。
Talk[Speak] of the devil(and he will[is sure to] appear).
To mention the wolf's name is to see the same.
と言うようです。悪魔も狼もやって来たら大変ですね。
噂をすれば影、という日本の言い方はホラー映画のような怖さが……ありますかね?

人と話をしていて、会話がふっと途切れて気まずい沈黙が落ちることがありますよね。フランス語ではそういうのを「天使が通る」と表現するそうです。
美しい天使がそばを通ったから、つい話すのを忘れて見入った、ということなんでしょうか。
Un ange passe.と誰かが口にして顔を見合わせてにっこりし、また会話を続ける、という便利な呪文のような言いまわしのようです。
日本ではあまり気にならないと思いますが、欧米人はこの気まずい空気をとても怖れるそうですね。コミュニケーション能力が低いと思われないように、<その場をもたせる>訓練を子どもの頃から受けているとか。
日本人はシャイだと言いますが、こういうところの文化の違いもあるかもですね。

ドイツ語のもひとつ。
「ちりも積もれば山となる」というのは、Kleinvieh macht auch Mist. 
直訳すると「小さな家畜も糞をする」という意味だそうです。羊やウサギ、ガチョウなどの糞でも積もれば山となるというわけで、日本の「ちり」とわりと近い発想かもしれません。
ちなみに同じ意味のことをロシア語では「コペイカがルーブリを蓄える(100コペイカが1ルーブリ。貨幣の単位)」と言うそうです。こちらはハングル同様変換出来ない(PCには入っているのですが、操作がわからない)ので原語はなし。
posted by dashi at 21:03| Comment(4) | TrackBack(0) | 雑学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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