2008年04月08日

スポーツと年齢

※敬称略

FA権を認められた巨人の上原投手が、実質的な大リーグ挑戦宣言をした、というニュースには感慨を覚えました。
http://www.yomiuri.co.jp/sports/npb/news/20080407-OYT1T00581.htm?from=navr
10年前、鳴り物入りで巨人入団した(逆指名した)当時のことは、特別ファンでもない私にも記憶があります。
私は知りませんでしたが、巨人入団の年に大リーグ入りの話もあって、その時は「自信がなくて」断ったらしいですね。昨夜のテレビインタビューでそう話していました。
自信というのは投球の技術のことではないでしょう、まだまだ日本人が見下さている時代のことで、心配する人が周囲にも多かったのではないかと思います。
いずれ大リーグに行きたい、という夢(本人は目標と言っていました)を諦めないで自信をつけ(一度はポスティングを希望したとか)、自分で行き先を決められるFAまでじっと待っていた、そのけなげさに心を打たれます。

所属する球団が経済的な窮地に陥らなければ、松坂大輔だって10年待たなければならなかったでしょう。10年後に今ほどの活躍ができたのかどうか。
松坂も松井秀喜も高校野球からプロ入りしましたから、10年待っても28歳かそこら。上原は一浪の大卒だからそれより5歳プラス。新しい環境になじんで活躍するには厳しいし、持ち時間も少ないですよね。
「目標を達成してから終わりたいという気持ちも強い」というコメントに、全盛期を過ぎたことを自覚し、選手生活に悔いを残したくないという覚悟が感じられますね。
先ごろ現役引退を表明した桑田真澄のように、すっきりした気分でグラブを置く日を迎えてほしいと思います。
個人的には、ドラフト制とともにFAというのはとても非情な制度だと思います。勤務先が自由に選べず、選ぶには10年待たないといけないというのが、これからも制度としてずっと残るのか気になります。


女子テニスの伊達公子現役復帰、のニュースにも驚きました。
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/sports/news/CK2008040802001908.html
杉山愛のほかに自分に続く選手が育っていない、と言われると、たしかに…という感じですね。
プロ復帰と言っても海外遠征やツアー参戦は考えてないそうで、後進を育てるべく若手を刺激するという狙いが大きいようです。
引退からもう12年たつ(それでもまだ37歳)そうですが、結婚もして幸福そうで、テニスを楽しむ余裕ができたのでしょうか。
悲壮感とは無縁な、こんなプロもいいなと思いました。

ところで大阪場所で悲願の優勝を果たした朝青龍、実は13日目の琴光喜戦で太ももの肉離れを起こしていたそうです。
痛いと言ってられなくて優勝戦にも臨み、その後の巡業にも痛み止めを飲みながら参加している由。
http://www.sanspo.com/sports/top/sp200804/sp2008040500.html
以前は怪我してもすぐ治ったのに、治りが悪い。「オレも年かな」と苦笑いしたそうです。
お相撲さんの引退が早いのはよく知られてますね。朝青龍は1980年9月生まれの27歳だそうですが、関取としては高齢かもしれません。
ちなみに白鵬は1985年3月生まれ、23歳になったところです。

先ほど運転しながらラジオを聴いていたら、日本で最高齢の五輪出場を決めた馬術・法華津(ほけつ)選手の会見を紹介していました。
話題になったわりに情報がないなと思っていたら、謎が解けました。5年も前からドイツ西部に定住している人で、今回やっと帰国してくれたのですね。今まで取材の機会がなかったのでしょう。
東京大会以来44年ぶり、実に67歳のオリンピックと騒がれています。
でも、ソウル五輪も出場するはずだったのに、馬が検疫に引っかかって出られなかった。だから本人としては「20年ぶりの五輪」という感覚のほうがしっくり来るそうです。
もちろん現役。五輪も競技会の一つにすぎない、と冷静なのは、年の功かもしれません。ずっと続けていると上手くなるんですよ、というようなことを淡々と話されていました。いぶし銀の活躍に期待。

posted by dashi at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 興味津々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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