2008年02月27日

採血

一昨日、以前受けた健康診断でクリアできなかった血液検査のための採血に行ってきました。
学校が終わる頃に迎えに行って、初めて乗るみなとみらい線を利用。地下4階にホームがあり、ずいぶん深くまで掘ったんだなあと驚きました。この線は料金も高めですが、工事費を考えるとやむを得ないのかもしれません。
息子は、地下路線で外が見えないのがつまらなそうでしたが、いくらも乗らずに到着。
駅から少し歩いたところの療育センターに到着したのが3時10分過ぎ、3時20分の予約でした。
こういうところは(需要に供給が追いつかないため)何ヶ月も前から予約が詰まっているのが普通、私の場合は無理を言って割り込ませてもらったものです。だから待たされるのは当然なのですが、そういう事情はわからない息子は待つのに飽きて、何度も上着を着てはカバンをしょい、立ち上がる。しきりに帰ろうとするのをなだめなだめ待ちました。

到着してすぐは本棚に直行してひとしきり絵本を見ていました。
初めての場所で何が始まるのか不安もあったに違いありませんが、無心に(?)本を物色する姿には、私の都合でよく図書館に連れて行かれる(じきに飽きますが)経験の積み重ねの効果があるかもしれないと思ったりしました。
他の人がそばに来たからか、それとも早々と飽きたのか、いったん本棚を離れてからはいくら促してももう関心を示しませんでした。
あとはベンチでボーとするか、何度も立ち上がるか、トイレに行く(一回)か、のみ。
小一時間待ってやっと順番(当然最後)が来ましたが、初めての場所で長く待たされた挙句に拷問(!)では、正直、かわいそうだったと思います。でも、おそらく本人にとっても最も幸せな選択と思える通所施設に入るためには、これをしないわけにはいかない。

そこは障害児・者の扱いには慣れたもので、まずは採血をしている絵カードを見せて説得にかかりました。
息子もカードを一瞥はしましたし、あれこれ説得されて、腕まくりするところまではいきました(私はこれだけでも大いに感動しました)。でもそのあとはやっぱりダメ。
予想通り、息子は全力で抵抗しました。なにしろジーンズを素手で破る怪力の持ち主ですから、簡単には制御できません。
どこにいたのか看護師さんが集結し、おそらくこういうときに動員されるらしい男性職員が何人も上の階から呼ばれ、加勢してくれました。総勢7、8人だったでしょうか。

椅子に座っては無理(蹴飛ばす、立ち上がる)ということで、みんなで床に押さえつけました。
絨毯の床ですがサッと枕が置かれて、その素早さは達人の域という印象でした。
私は採血しない方の腕を馬乗りで押さえつけ、片手であごのあたりを押さえて「これが終わらないと帰らないよ、我慢して」などと再三言い聞かせました(ま、ムダですが)。
蛇の道は蛇と言いますか、押さえつけて物理的に動けなくしさえすればさすがはプロ、わりとあっけなく採血終了。血はほとんど出なかった上に内出血もなく、その手際のよさは感動モノでした。
あまり痛くもなかったのでしょう、終わった後は息子もけろっとして気にする様子もなく、怒りもしませんでした。
何をされるかわからない恐怖から暴れたけど、たいしたことなかった、といったところでしょうか。次回からは(毎年一回はするようです)平気でさせるかもしれません。

子どもの時とは違うな、と思ったのは、泣かないことでした。小さいときなら顔を真っ赤にして泣きわめいて、私が「もうやめて下さい」と泣き出すような思いを、あるいはしたかもしれません。
あとどんなことがあるか…と考えても、にわかに思いつかない。もうこんな大変な思いをするようなことは、二度とないような気がします。(削るような虫歯は作らないように気をつけよう…)
もう成人式も終わったオトナの息子へ。卒業式もしっかりね!
posted by dashi at 23:10| Comment(4) | TrackBack(0) | 自閉症関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
もうすぐ卒業式なんですね。
採血、息子は抗てんかん薬を飲んでるので、血中濃度を測るために定期的に受けてます。
一応、手順カードは見せてますが、そんなにはっきり理解できる知的レベルではないので、どこまでわかってるのか・・。
インフルエンザの注射を毎年2回受けてきてたせいか親が心配するよりおとなしくしてます。
それより、先生があまりお上手でなくて。
何度もさしなおした挙句、「違う方の手で」なんて言われてしまうと可哀相になります。
一般的に看護士さんの方がお上手ですよね〜。
Posted by げげ at 2008年02月28日 11:38
はい、てんかんの薬を飲んでいる子は、定期的に採血しますよね。ウチは幸いまだ発作がないので…。25歳ぐらいにもう一度ピークがあるらしいので、それまでは油断できません。水分不足には気をつけています。

よく覚えてませんが、たしか注射はしたことがあるんですよ。赤ちゃんのときの三種混合だけだったかしら。採血は注射より時間がかかりますよね、ウチの息子はいきんで血管が浮き上がってたみたいだから、刺しやすかったかも^^。
コメントありがとうございました。
Posted by dashi at 2008年02月28日 21:35
dashiさん、採血の記事、ありがとうございます。

やっぱり、最初は説明をして、それでダメなら人数で勝負ということなんですね。

小児科の子供たちの場合も同じで、説明をして同意してもらえるように努力しますが、どうしてもダメな場合はバスタオルでくるくる巻きにして、関節を固定した上で採血していました。
大体の子は終わってしまうと「・・・なんであんなに怖かったんだろう」って言いますねぇ。針っていうのは独特の恐怖があると私も思います。

来年はどうでしょうか。ある意味季節のイベントということになるのかも?

Posted by kashin at 2008年02月29日 00:40
ウチの息子も、もし口がきけたら「・・・なんであんなに怖かったんだろう」と言うと思います^^。
来年からは平気なんじゃないかなと。腕まくりしたのがずらっと並んで順番にやるらしいです。自閉症者ばかりのところだから、もしかしたら仲間意識もあるかもしれません。暴れるような人はいないって話ですが…。
歯医者さんも今はネット無しで治療させるくらいだから、クリアしたらあとは大丈夫かも、です。
コメントありがとうございました。
Posted by dashi at 2008年02月29日 22:00
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