2008年02月02日

中国の食べ物

例の冷凍ギョウザに関して、健康被害を訴える人が1,000人を突破したようです。
気のせい、勘違いという人も少なくないでしょうが、実際に問題のあるギョウザを食べたものの、毒物の濃度が高くなかったために(救急車を呼ぶほどの)劇的な発症に至らなかった人もたくさんいたかもしれませんね。
しっかり加熱して食べるものだったからいくらかマシだったかもしれません。これが自然解凍で食べるもので(大学芋とか)、留守番の子どものおやつだったりしたら死者も出ていたかもしれないと怖い思いをしています。

「中国製の」ギョウザだから、これほどに戦々恐々とするのでしょう。
五輪を控えた中国にとっては迷惑な話ですが、今までも残留農薬で死者が出たとか、何年か前には茹でたブロッコリーで危うく死ぬところだった香港の一家の例など、起こり得る話だと思わせる下地があるのは、残念ながら否定できないと思います。
少し前には中国・雲南省で、殺鼠剤の空き袋に油かす(おやつ)を入れて持ち出し、友達と食べた小学生が4人死亡するという事件もありました。
この事件のことはこちらに書きました。
http://dashisroom.seesaa.net/article/72122991.html
「よく効くから」と猛毒の殺鼠剤や農薬を日常的に使い、その毒性、管理に対してあまりに無知、無神経であるのは疑いのないところだと思います。

もともと殺鼠剤は劇薬ですから、日本でも昔は事故や故意でずいぶん人が死にました。
鼠自体が少なくなって今では殺鼠剤が使われることもあまりないでしょう。
農薬も管理が(ある程度)行き届いているようで、事故の話はあまり聞きませんね。毒性の弱いものが主流で、自殺したいと思って飲んでも、このごろのでは死ねないという話です。
私の高校時代、隣町で農薬散布後に死亡した人が出ました。効果を急いで高濃度のを散布したのか、当時はそういうのがたまにありました。
偶然、同じクラスだった子のお父さんが農協の(農薬指導の)担当者だったそうで、大変だったと話していました。
このごろは毒というとフグやキノコで死亡例を聞くぐらいですね。

フグも無許可で販売している店で買ったり、自分でさばくという無茶をしないかぎりは、死ぬことはまずないと思います。
余談ですが、私が学生時代にアルバイトしていた市場では、向かいが鮮魚店でした。
冬になると本場なのでフグを売っていて、私も売れ残りのフグ刺しを安く分けてもらったことがあります。この店では店頭でフグをさばいていて、猛毒の内臓が足元に無造作に置いてあったりしました(今はこんなことは出来ないはずです)。
この店に、朝、大きなドブネズミの死骸がころがっていた…という噂がありました。やっぱり毒があるんだ、とゾーッとしたものですが、真偽のほどはわかりません。
ただネズミが生息していたのは事実で、私が働いていた惣菜店でも、領収書をほしいと言われて引き出しを開けたら、巨大なネズミが飛び出したことがありました。

一昔前の話で恐縮ですが…。
北京に住み始めて間もないころ、露天の自由市場で豚の切り身(ブロック)を買ってきてカレーを作ったことがありました。コックさんは土・日お休みだったのです。
脂身が多目ながら味はまずまずでした。包丁で切っているときに、皮の部分が残っていたらしく薄茶色の体毛があるのに気がつきましたが、面白く思ったぐらいで全然平気でした。
ところが、後日その話を聞いた友人(数年住んでいる)が、「そんなの食べても大丈夫なの? 肝炎にならない?」と眉をひそめたのです。
衛生的に問題があるから、食べ物は友誼商店(外国人向け)か、遠いけど日本の店(当時は西友だけでした)で買うように勧められました。その友人は、わざわざタクシーに乗って西友まで買い出しに行っていたので、便乗したこともありました。
その西友で、日本製のポテトチップ(法外な値段でした…)を見つけた娘がとても喜んでいたのを思い出します。

もっとも、そういう人ばかりではなくて、自由市場で売っている「カエル」をよく食べると話す人もいました。鶏肉みたいな味で美味しく(だからでしょうか、中国語ではカエルを田鶏とも言います)、そのまま空揚げにして食べるとのこと。男の子ばかりだったからか、子どもたちも大好きと笑っていました。
話を聞いたあと、冷凍された、カエルのおなかから下半分がうず高く積んで売ってあるのを私も見ました。でも「カエル!? やだー」と娘二人に反対されて、とうとう食べずじまい。惜しいことをしました。
内陸の北京では魚はごちそう。荷車に積み上げて売ってある、氷に覆われた太刀魚などに人だかりができているのはよく見かけました。
でもその氷が透明や白ではなく、泥水のような色だったので気になり、こちらも食べずじまいでした。

名高い北京ダックも蓮の葉でくるんだおこわも、有名な宮廷料理も食べに行きましたが、一番おいしく思ったのは日本料理店で食べた秋刀魚の塩焼きでした。
こんな母親の嗜好の影響か、娘たちもせっかくの本場の中華料理を好きにならず、もったいないことでした。
posted by dashi at 21:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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