2008年01月10日

草思社の危機

目がしょぼつく日が続いて、ネットも新聞も思うように読めない状態。世の中はそんなこととは無関係に流れるように歴史が作られていきます。

新聞を読まなかったら気がつかなかったニュースに、草思社が民事再生法適用を申請した、というのがありました。
潰れるわけではなく、吉野家のように生き延びるのだろうとは思いますが…。
とても真面目な、大衆受けはしそうにもない本をたくさん出していて、個人的にはとても好感を覚える出版社。これから出る予定の本一覧を見ても、なかなか面白そうでポシャるのは惜しいです。
http://www.soshisha.com/book_soon/index.html
草思社は堅い本ばかりでなく、「間違いっだらけのクルマ選び」シリーズや「声に出して読みたい日本語」など、大ヒットも多数出している出版社。ヒットした儲けで売れない本を出していたのでしょうか、返本率もそうとう高かったようです。

新聞だって紙のはいずれなくなるだろうと言われるくらいですから、本が売れないのは無理もないところ。草思社のHPを見たら、ネットでタダで読めるものもたくさんアップしてありました。
http://web.soshisha.com/#word
もともと草思社の本は高いし、ますます売れなくなっていたんでしょうねえ。
草思社の本は私には、千円札2枚必要なハードカバーというイメージがあります。ビンボーな私には読みたいけど買えなくて、図書館で予約して借りたのも多いです。

出版社の不況は深刻で、それに伴い印刷会社の受注仕事も減っているようです。
知り合った人が印刷会社に勤めているとわかったので、最近は厳しいんじゃないかと聞いたことがあります。その人は、この業界は先細りと苦笑し、昔は名刺で食べられたんだけどね、と話していました。
名刺、今はパソコン使って自分で作りますよね。年賀状だって印刷会社に頼む人は(法人はともかく)稀になったでしょう。
長年働いて身につけた技術が不要となるような、そういうシビアな時代。昔、私がOLだったころにお世話になっていた写真植字会社の夫婦は、今ごろどうしているのかなとふと思ったりします。

草思社の土俵際うっちゃりに期待する一方、後に続く出版社も多いだろうなあと、職をなくす人も出るのかなあと思っています。
posted by dashi at 22:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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