2007年12月29日

一人っ子

今年は母を亡くしたので年賀状の代わりに喪中ハガキを出しました。
私が受け取った喪中ハガキも例年になく多く、そういう年齢なのだなあと思いました。
私と同じくらいの世代だったら、(障害児でなければ)子育てがほぼ終わって親世代を見送るころです。
息子の学校や訓練会で一緒のお母さんの中にも、喪中という人が何人もいるようでした。
我が家のお隣もおばあちゃんが亡くなったので、今年はお飾りもないようです。

ハガキを送ったら、返信にクリスマスカードをくれた古い友人がいました。
次女が生まれたころ、広島の借り上げ社宅(マンション)で一緒だった人です。ウチより少し上のおとなしい男の子二人のお母さんでした。
ご主人とのなれ初めを聞いたとき、高校の同窓会に行ったら、久しぶりに会ったクラスメートから翌日プロポーズの電話を貰った、というエピソードを恥ずかしそうに話していた、可愛いらしい人でした。
引っ越し以来ずっと会ってなくて、私の中ではその頃のイメージしかないので、再会したらさぞかし「浦島太郎だね!」と笑い転げることでしょう。

その彼女がカードに書いていたことで、そうか…と考えさせられたことがあります。
私は喪中ハガキの添え書きに、
「昨年十月には実父と相次いで亡くし、仲のいい夫婦だったのねときょうだいで話したことでした。」
と書いたのですが、そのことに対してと思われる、
「兄弟のいない私にはお身内が沢山いらっしゃるdashiさんが羨ましいです。思い出話ができるから」
との一文があったのです。
彼女が一人っ子とは知りませんでしたが、たしかに、思い出を共有できる兄弟姉妹が一人もいないというのは、(年を取ると)ずいぶん淋しいものかもしれないと思いました。

子どものころはたくさんいる姉たち(4人)を鬱陶しく思い、一人っ子の級友を羨ましがったこともある私。普段は遠くに住んでいるしめったに会うこともありませんが、思い出話ばかりでなく、いざというときには頼れる(かもしれない)安心感はありますね。
一人っ子は子どものころからだから慣れてるとはいえ、老後には心細い思いをするかもしれません。お墓の掃除や親戚づきあい、相続など、面倒でも避けては通れないということもあるでしょう。
兄弟がいて揉めるよりははるかにマシかもしれませんが…。
それにしても、一人だけのきょうだいが知的障害者、という人は、一人っ子よりももっと大変な思いをしそうですね。

中国は一人っ子政策のため、私たちが北京にいた頃のアーイーさん、コックさんもそれぞれ子どもは一人だけでした。
二人とも子どもは男の子でしたが、コックさんは女の子がほしかったそうです。
一人っ子政策に違反すると北京に住めなくなる(居留証を取上げられる?)から、諦めているものの、何人も自由に生める外国人が羨ましそうでした。
一人っ子政策は人権を侵害しているのは間違いないし、悪評も高いです。
一人っ子政策の影響で、一人の子どもを両親、双方の祖父母合わせて6人の大人が甘やかすため「小皇帝」と呼ばれる我の強い子どもたちが育ち、若い世代に離婚が急増という話も聞きます。
でもこの政策が施行されなかったら、爆発する人口に行き渡る食料もなかっただろう、政情が不安定でオリンピックどころじゃなかっただろう、と個人的には思っています。

日本は2006年の合計特殊出生率(1人の女性が一生に産む子供数)が1.32だそうです。
夫婦二人の間に生まれる子どもが二人未満だと、人口は自然に減少することになりますね。実際は男女同比で生まれない(男がちょっと多い)ことや出産可能年齢前に死亡する女性がいることなどから、合計特殊出生率は2.08が人口増減の境目とされているようです。
1.32という数字は前年の1.26より少し持ち直していますが、今の状況が続けばいずれ一人っ子が普通となりそうですね。
少子化はお隣の韓国でもっと深刻なようです。なんと1.08! 一目瞭然のグラフがありますので、どうぞご覧ください。
http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/1550.html
posted by dashi at 23:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 興味津々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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