2007年08月29日

じゃがいもの皮

出張で上京した姉と落ち合い、日本橋タカシマヤでうなぎ、そのあとスタバのコーヒーをご馳走してもらいました。
姉は関西からの日帰りなので、会議が始まるまでのわずかな時間です。二人だけで会うのはずいぶん久しぶりで、きょうだいならではのぶっちゃけ話で楽しいひとときでした。
いろいろ話をした中で、数年前に亡くなった姑さん(姉の義母)の話が出ました。
とてもきれい好きな人で、家の中(建物周りも含む)はいつもきちんとしていた。
病気で身体が思うように動かなくなってからも、庭に生えた(窓から見える)一本の草が気になってしょうがない。「取りたくて取りたくてたまらない」から、無理して庭に出て転び、骨を折ったこともあったそうです。

よく、主婦は「掃除型」と「料理型」に分けられると言いますが、姉の姑は完璧な掃除型。料理もそれなりにやるけど、味よりも盛り付けを気にする方だったそうです。
姉は仕事を持っていて忙しい上に、美味しいものを食べてくつろぐのだけが楽しみだから、掃除はやっつけ。
姑の息子である夫は家の中がごちゃついているのは我慢できず、気にならない(から、ほってる)姉とはよく喧嘩になっていたそうです。
「いいや〜ん、これくらい」って口答えすると、怒りはんねん、とニコニコ。
それでも夫や姑の影響で手早く掃除するワザは上達したよう。長い目で見たら、よかったということでしょう。

その姉の親友「ゆかりちゃん」が、同居していた姑のことで泣いて電話してきたことがあった。
ゆかりちゃんの婚家では、じゃがいもは皮付きのまま茹でて、そのあとむいてつぶしてからポテトサラダを作っていたそうです。
ゆかりちゃんも仕事を持ってる人なので、料理は手早くさっさと片付けたい。つい、皮をササッとむいてから茹でたところ、姑さんにえらい叱られたのだそうです。
「皮付きのまま茹でた方が、美味しいのは美味しいだろうね」
「でも皮の泥がついてそうで、アタシは好きじゃないな」
「皮ごと茹でてからむくのって、熱くて大変そうだね。指をやけどしそう」
「その姑さん、何も怒ることないやん。ゆかりちゃんを嫌ってたのかな」
などと話したことでした。姉の姑さんだったら考えられないこと。嫁がご飯を作ってくれるだけで喜ぶ人だったそうです。
ゆかりちゃんはその後離婚したそうですが、一事が万事だったのでしょう。

私もかつて、「こんなささいなことが積み重なって、嫁姑問題に発展するんだろうな」と思ったことがあります。
ホントにつまんないことですが、私は「いんげんの先の尖ったところ」「おくらの先っぽ」は、食べられるとわかってはいますが、切り落として捨てたいのです。そこがついたまま婚家の食卓に出てくるのには、とても違和感がありました(そんなことが気になる自分がイヤでした)。
大根おろしの水分もそう。私はびちゃびちゃの大根おろしではなくて、軽く絞ったのを小山にしたいのです。婚家でそうやって残った汁を捨てたら、義母が感極まったように「もったいない…」とため息をついたのには、とても驚きました。(絞る場合は汁を飲むらしい)
もっとも私の場合、今でも覚えているくらいだから、めったにないことではありました。

じゃがいもの皮は茹でてからむかないと許さない…ゆかりちゃんの姑さんみたいな人(料理型?)、カネのために我慢して合わせてくれる他人のヘルパーさんじゃないと、仲良くやっていけないんじゃないかと思います。
その家のやり方を知ってて無視したという、嫁のその態度に腹を立てたんでしょうけどね。ゆかりちゃんにはゆかりちゃんの言い分があるわけだから、おたがいに妥協もしないと。
婚家の色に染まります(あなたの色に染めてください)、ということで花嫁さんは白無垢を着るのでしょうけど、そういう自覚のあるお嫁さんはもう、今どきはいないでしょうね。「嫁に入る」という考え方自体、古いと笑われそうです。
posted by dashi at 22:45| Comment(4) | TrackBack(0) | 身辺雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
わは、もう うなづくしかありませんね。
ゆかりちゃんお気の毒です、、、。

じゃがいもは、日に当たったものだと、皮をつけてゆでると 全部が 恐ろしく苦くなることがありますね。ただ、たくさんのときは, ふきんで包んで剥くと、つるっと剥けるんです。場合場合ではないでしょうか。

「どうしますかねー」「うちはこうするけど」
と和やかにいけるといいですね。



10年ほど前に結婚しましたが、家に入るとは考えてなくて、(だんなも、考えるな、どちらの両親も同じだけ尊重しなさいといいました)
「○さんと結婚する」としか思ってなかったです。デートに彼のお母さんがくっついてきたことがあって、その後、「新婚旅行にもついていく!」といわれて、「そのときに 駆け落ちしておけばよかった!」と思うときがあります(冗談ですが^^)。

人によって得意不得意があるのだから、上手く距離をとって、お互いに助け合えばいいのですが、そうも行かないのがつらいところ、ですね。

Posted by mm at 2007年08月30日 11:50
mmさんの姑さんはちょっと若いと思いますが、私の義母ぐらいの年代の人って、一番ワリを喰った世代ですよ。明治の姑に仕え、戦後世代の嫁には反抗され…。ゆかりちゃんの姑さんも団塊の世代の嫁にあきれてたかもしれません。
(私の母は皮付きで蒸したりもしてましたが、皮にくっついて一緒に捨てられる部分が多くて、私は非合理的だと思ってました。でも断然こっちが美味しいと思います)

mmさんの姑さんって、子離れしてなかったんですね。息子に片思いだったわけだ、あはは。
嫁はさぞかし嫉妬の対象だっただろうな〜。お疲れ様。

コメントありがとうございました。
Posted by dashi at 2007年08月31日 00:16
こんばんは。
とても興味深い記事ばかりで、最近の記事をずっと読ませて頂きました。

○○家の嫁、なんてもう死後にしなければいけない言葉ですよね。そういうことにこだわっていると、ゆかりさんのようにうまくいく夫婦もうまくいかなる様に思います。

でも、お姉さんのお姑さんみたいな方が義母だったらいいですよね。
Posted by cherry at 2007年09月09日 21:46
コメントありがとうございます、励みになります。

姉の姑みたいな人も疲れるんじゃないかと。
(姉は次男の嫁で同居じゃなかったから仲良くやれてましたが)
そこを我慢してやってると、自分もきれい好きになっていいんでしょうけどね。
庭の草なんかほっとけば…と思う私は料理型です(笑)。
Posted by dashi at 2007年09月10日 10:27
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