2006年06月21日

トム・クルーズ/LD

100円で借りて来た「宇宙戦争」を遅ればせながら見ました。
監督がスピルバーグ、主演がトム・クルーズなのでそこそこ客は入ったと思うけど、かなり微妙な映画でした。スピルバーグらしい観客サービスもあったけど、ティム・ロビンスを始め配役にも不満が残りました。ジュラシック・パークは最高でしたね〜。
次女は「突っ込みどころ満載」、私は「中途半端でイマイチ」なのに対し、劇場で見た長女は「かなり気に入っている」と我が家でも評価が分かれました。

それはともかく、トム・クルーズがこんな大きな子の父親役をするようになったか、と時の流れを感じてしまいました。もっとも、実生活でも養子二人はもうだいぶ大きいようですから(実子は生まれたばかりですが)、父親役も板についているかもしれません。
トム・クルーズは「ザ・エージェント」が最高。いやいや「MI」でしょう。何と言っても「レインマン」の自分勝手な弟がはまり役! と三人三様こちらも意見が分かれました。
初の悪役(殺し屋)にも挑戦しましたが、トム・クルーズは知性的な正義漢の役柄が似合う俳優だと思います。
彼が子どものころ学習障害(LD)で悩んでいたなんて、信じられないですね。

トムはLDの一つの型・失読症(ディスレクシア)です。
bとd、pとqの区別が出来ず、行を飛ばすなど教科書をうまく読めなかったといいます。
高校までLDのための特別学級に入っていて、いじめられもしました。みんなのように本をすらすら読めたらどんなにいいだろうかと悩んだそうです。
スポーツには何でも熱中して、集中力を高める努力をしました。
学校に宿題を提出する時は、口述したものを母親に書き取ってもらい、それを慎重に書き写していたとか。暴力をふるう父親に殴られて育ち、親の離婚後は極貧で育ったトムですが、母や姉たちは温かく励まし協力してくれたようです。

私の幼なじみにも今思うとLDの子がいました。
ふだん遊んでいる分には全く不都合はなく、優しくていい子なのに、勉強の方は全く出来なかったようです。一度指名されて教科書を読まされたら、つかえてほとんど読めないのに驚きました。
知的に遅れているようには思えなかったけど、ずっと特殊学級(当時)で知的障害児などと一緒に授業を受けていました。
成長してきれいな娘さんになり、しばらく働いたあと結婚して母親にもなりました。
トム・クルーズも似たような感じだったのかなと思います。

中国に住んでいた頃、アメリカ人の奥さんに「日本人は羨ましい」としみじみ言われたことがありました。日本人は漢字がわかるから、いざという時は筆談が出来るというのです。
彼女は英語と日本語(夫は日本人)のほか中国語も少しは出来ましたが、話すだけで書くのは全くダメということでした。地方に一人で旅行したら中国語のなまりが強くて聞き取れず、英語も日本語も通じなくてとても困ったことがあったそうです。
LDの人の苦労と通じるものがあるかもしれませんね。

トム・クルーズもLDであることを長く隠していたそうですが、トムのカミングアウトは多くの人を力づけたことでしょう。トムの場合は宗教に拠り所を求めたようですが、あまりカネのかからない正式な教育を通じて、適切な援助を受けられるようになってほしいと思います。
ところで、私が初めて中国語圏に行ったとき朱肉を買おうとして単語がわからず(印泥とあとで知りました)、結局ハンコをつくジェスチャーをして用を足したことがありました。
LDも関係なし。最後はノンバーバル・コミュニケーションですね。


posted by dashi at 00:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 気になる人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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