2006年03月09日

しつけ、叱責

電車やバスの中で、幼児が靴をはいたまま座席に立つことがあります。
ひどい子はそこで飛び跳ねたり歩き回ったりもします。
靴ぐらいちゃんと脱がせろよ、そこをしつけるのがアンタの仕事だろ、って知らん顔の親に腹が立ちますが、きちんと脱がせる人を見るとオオッと思うくらい見慣れた風景になってしまいました。
もう10年も前になるでしょうか、若いお母さんに
「あの、靴ぐらい脱がせたらどうですか」
と出来るだけ優しく声をかけたことがあります。
すみません、と素直に靴を脱がせた(と思った)この母親、降りる時になったら隣の車両に移っていた私のところにわざわざやって来て、何か口汚い捨て台詞を吐いて行きました。
その時の不愉快さを思い出すと、なかなか注意出来ないでいます。

それにしても、座席に立つ時に靴を脱ぐことも教えられないで育った子は、学校の教室で座って授業を受けられるのでしょうか。
嫌いな給食が出て来たら何の抵抗もなく残飯入れに入れるのでしょうか。
先生に叱られて登校拒否になったら、先生は学校に出てくれと頭を下げに来るんでしょうか。
しつけって誰がするんでしょうね……。
有名小学校の制服を来た子どもたちが、とても行儀が悪かったりします。
勉強が出来ることよりも大切なことがあるんじゃないの、障害児じゃないんならわかるでしょ、と思いつつ、これもあまりにうるさい時ぐらいしか注意出来ないでいます。

学校に行け、と父親にきつく叱られた中学生(兄)が自分の部屋に放火。
生後2ヶ月の赤ちゃんが死亡し両親が重傷というきょうのニュースには、わが子を叱ってもいけないのかと呆然としてしまいました。
父親は再婚で赤ちゃんは義母の子らしいので、そういう複雑な家庭の事情も背景にあるようです。
父親は新しい妻の手前もあり息子にはちゃんとしてほしかったでしょう。
(学校に行かない子に、行けと叱るのはごく当然の反応だと思います)
息子は父親に向かって行く勇気はなくて放火したのかもしれませんね。まさかそんな大きな火事になるとは本人も思わなかったでしょうが、悲惨な結果になりました。
類焼はなくても放水で被害を受けた家はあるのでしょうか。同じマンションの住人はさぞかし不安な夜を過ごしたことでしょう。
きのうよりぐっと冷え込んだ今日、さらに冷え冷えとさせられたニュースでした。

posted by dashi at 21:38| Comment(5) | TrackBack(0) | 社会問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 こんばんは。
 本来は,他人の子供であっても注意するのが大人の「義務」だと思うんですが,なかなかできないですよね。しかも最近は注意されたら逆ギレする親がいるし手に負えない。
 仕事でも学校でも,何が難しいって「人間関係」ほど難しいものはないと思いますが,親子間の「人間関係」が上手くいかなかった時に悲惨な結末になる事件が多く,憂鬱になります。
Posted by かば at 2006年03月09日 22:20
こんにちは
悲しい事件ですね

二人の子供を育てていると、常に親の責任を感じます。この事件の背景には色々なことがあると思いますし、人を焼死させた中学生は取り返しのつかない重い罪を犯してしまったと思います。
ただ、この中学生も生まれながらの犯罪者ではないと思うのです。
人が生まれて、まず環境があります。赤子には選ぶことは出来ません。親や家族だけが環境ではありません。最悪な家族に囲まれ、反面教師で自分の道を手に入れる人もいます。素晴らしい先生や友人に出会える人もいるでしょう。でも、やはり親の責任は重大ですよね。
そんな責任を感じつつ、のびのびと子育てしたいと思います。
Posted by yappy at 2006年03月10日 15:49
かばさま、yappyさま

コメントありがとうございました。
ほんと悲しくなる事件でした。学校に行け、と玄関から引きずり出されたそうだけど、そのくらいする親はいっぱいいると思う。
それで恨みをもって放火されるんじゃあ、立つ瀬がないですね〜。親業も難しいと思います。
学校にいかないで何をしていたかが問題ですね。。。非行や引きこもりにつながる確率が高いから親としては心配しますよね。ネットで独学するような人もいるんでしょうけど。
Posted by dashi at 2006年03月10日 17:24
こんばんは。

難しい問題が、こないだのエントリー『涙が止まらなかった話』=「コンクリート事件』同様、ありそうですね。夜回り先生、水谷修さんが、2年間に、のべ10万人の子どもからメールで相談が来たとも。その内容も切実な『麻薬』『自殺』が多いと、警鐘を鳴らしています。が、大人は昼の子どもしか知らないので呑気、とも言い、せめてネットの書き込みとだけでも調べれば切実さに気付ける、とも言う。しかも今は、子どもの目が夜も昼も悲しい、以前は、夜だけだったのに、という趣旨のことを、2月21日付、朝日新聞で、書いておられた。
(ちなみに水谷氏、リンパ腫で余命少なくなっていると今、知った・・。
http://www.yomawari-sensei.com/

まあ、大人も何やかや生活に忙しいので、結局、事件が起こってから『何故?』『心の闇?』になってしまうのでしょうか? 公害論の宮本憲一氏も90年代に『忙しすぎて、公害について考える余裕が社会人にはほとんどない』と嘆いていました。ああ、暗くなってしまった。
Posted by 建つ三介 at 2006年03月11日 02:38
コメントありがとうございました。

私は諸悪の根源は、子どもが夜、外にいるのが許容される社会があるからだと思います。子どもも大人も夜は家でゆっくりくつろぎ(可能なら一緒に食卓について)、翌日に備えるのが本来の姿だと思います。

ユーミンは学生のころ自宅の門限が厳しかったので、窓からこっそり抜け出してディスコ(?)に行ったりしてたそうですが、今は小学生でも平気で夜徘徊してますね。間違ってませんか。

子どもが夜塾に行かず、学校の勉強だけで先に進めるようになるのが、一番いいのでは。そしたら塾の学費捻出で無理をする必要もないし、夜遊びしないと非行も減ると思います。
Posted by dashi at 2006年03月11日 18:02
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