2010年03月27日

次の主役

大相撲が始まった週に、90歳で一人暮らしの気丈な女性の家に行ったら、「朝青龍がいないとつまんないね」と口を尖らせて不満そう。これが相撲ファンの一般的な感想だろうと面白く思いました。
もう外出もままならない高齢者にとって、大相撲中継は家で楽しめる手軽な娯楽です。
ごひいきの力士を聞いたら、「稀勢の里がいいけど、今は強いのは外国人ばっかりでダメね」。ホントにそうですよねと盛り上がりました。
大正生まれの人にとって今の角界は信じられない嘆かわしい状況かもしれません。朝青龍に対しても(ファンではなく)敵役としていてほしかっただけだと思います。
貴乃花が現役のときは「主人と夢中になって応援していた」そうです。ご主人が存命中は二人でワイワイ楽しんだのでしょうから、その点はちょっと気の毒。

それにしても今場所は、朝青龍の穴を十分に埋めるような把瑠都の大活躍。大関当確とも言われますが、いずれ横綱も時間の問題という印象。膝の怪我や技術不足で出遅れましたが、素質は十分。次の主役はこの人だろうと思います。
身長198cm・体重188kg、握力は右85kg・左93kgで、リンゴを軽く握りつぶせる怪力の持ち主。
バルト海近くのエストニア出身、柔道で国内優勝の経歴もあるようです。
女手ひとつで3人の兄弟を育ててくれた母親を<幸せにしてあげたくて>日本に来たそうで、こういうハングリー精神を持っている力士は強いと思います。

茶目っ気のある陽気な性格でかつ礼儀正しく、周囲との人間関係も良好。2009年に2歳年上のロシア人女性と結婚しているそうです。
先に大関になった琴欧州とはまた違った顔立ちで、「角界のディカプリオ」の異名も。やせていた昔はレオ様によく似ていたそうです。
白人らしい肌は見てのとおりですが、髪も細いブロンドのため、鬢付け油に着色して黒く染めているそうです。
2004年当時、161kgと今よりだいぶやせていて、髪もブロンドのままの写真がこちらにありました。
http://news.livedoor.com/article/detail/1280873/

外国人であることはあのおばあちゃまには不満かもしれないけど、誰にでも好かれそうな把瑠都関。慣れない異国でけいこに励み、日本語も必死に勉強して(まだちょっと怪しいところもあるけど)会話もスムーズ。
先日のインタビューで「…楽しみにしています」とレポーターに言われた時「私も楽しみです」と答えたあとあわてたように「頑張ります」と言い直した時には、外国人だなとちょっと可笑しかった(可愛かった)です。
つられて言ったような感じでしたが、日本人の感覚ではふざけたようにとられるかもしれません。そういうプレッシャーも含めて苦労してるなあと思いました。

きょう中継をラジオで聞いていたら、朝赤龍が変化してはたく(相手が手をつく)勝ち方をしたようで、解説の親方が「こんなラクな勝ち方を覚えたら上には行けない」と苦言を呈していました。それはそうでしょう、うまくいったときはいいけどクセになって墓穴を掘ります。厳しい世界ですね。
ぶつかり合う力相撲なら身体の大きい力士が有利なのは言うまでもありませんが、大きければ必ず勝てるものでもないのも相撲の醍醐味。把瑠都関には正攻法で頑張ってほしいものです。

posted by dashi at 23:16| Comment(0) | 気になる人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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