2009年04月03日

フィクサー/ピック病

きのう契約から帰ったあと、ジョージ・クルーニーの「フィクサー」を見ました。
映画館まで足を運ぶとなると映画一本見るのも半日がかりですが、レンタルDVDだと2時間ぐらいコマギレの時間があればOK。ホントに便利な時代になったものだと思います。
ネットにしても、こんなにさっと調べものができる便利な手段があったら、教壇に立つ先生があやふやな知識でものを言うとたちまち見抜かれてしまいそう。そう考えると、十年二十年前と同じ教育を学校で続けるのは無理がありそうですね。教える先生方にも時代に後れない努力を求められることになりそうです。

閑話休題。映画に話を戻すと、ジョージ・クルーニー演じるのは大手の法律事務所でもみ消し屋(フィクサー)を務めている男。表の顔は法廷弁護士でこちらでもやり手のようですが、「奇跡を起こす男」として事務所の顧客が起こした面倒の事後処理を任されたりしています。
おそらくそれまでに手際よくもみ消して来たのでしょうが、本人は仕事に嫌気がさしていて、交通事故もみ消しの依頼をすげなく断ったりしています。…

フィクサーの暗躍は表に出ないだけでたくさんあると思われますが、この映画を見て思いだした最近の事件があります。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009033000777
東洋大教授を書類送検=小泉政権のブレーン−温泉脱衣所で窃盗容疑・警視庁

 天然温泉施設の脱衣所のロッカーから財布や高級腕時計を盗んだとして、警視庁練馬署は30日、窃盗容疑で、元財務官僚の東洋大経済学部の高橋洋一教授(53)=東京都板橋区=を書類送検した。
 高橋教授は1980年に旧大蔵省入りし、小泉政権時代には竹中平蔵総務相のスタッフとして郵政民営化などを担当。退官後の昨年3月には財務省を批判する著書を出版していた。
 同署によると、「いい時計で、どんな人が持っているのか興味があり、盗んだ。申し訳ないことをした」と容疑を認めている。


もし犯罪の認識がありながらも好奇心の方が勝って盗んだとすれば、常習万引き犯だった可能性もありますね。政府中枢のブレーンだった時期にその悪癖が出たとしたら、その場合、優秀なフィクサーがもみ消してくれていたのかもしれないと思います。
殺人なら大変ですが、万引きぐらいならフィクサーの仕事も楽勝ではないかと。カネで解決できそうだし。
(相撲界の外国人力士大麻騒ぎも、フィクサーの存在を伺わせる幕引きでした。)

ところで、若年性認知症にピック病というのがあり、かなり社会的地位のある人が万引きした事例が多く報告されています。
なぜピック病で万引きかと言うと、萎縮して前頭葉の機能が低下するため感情や欲求を抑えることができなくなり、自分の思うがままにふるまう行動が出る。ほしいものを勝手に持ってきて(結果的に犯罪となる)万引き事件を起こしてしまうもので、犯行時の記憶(もちろん罪悪感も)がないのが特徴とされているそうです。
上の教授は取調べでどんな供述をしたのか、悪いことという判断ができずに盗んだのならばピック病の可能性もありますね。普通は大学教授ともあろうものがやりそうにない犯罪です。
でも、ロッカーの鍵(なかったんでしょうか?)を壊してまで盗んだのなら悪質で、ただ持ってきてしまう万引きとはベツモノという印象も受けますね。
裁判でどう判断されるのか興味津々です。


posted by dashi at 21:56| Comment(0) | 興味津々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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