2009年01月11日

「こだわり行動への対処」

息子が養護学校に入った年に受け持ちだった先生から、一冊の本を送っていただきました。
「自閉症・アスペルガー症候群と こだわり行動への対処法」
白石雅一著、東京書籍。

先生は既婚で子どものいない若い女性でしたが、そのあとご主人の転勤で東北に引っ越すことになり退職されました。昨年の春、息子の卒業式に駆けつけてくださって再会。雰囲気が当時とほとんど変わらず、あまり年をとらない人だなあと思ったことでした。

そのご主人が臨床心理士、自閉症の専門家だったとは知りませんでした。現在は東北の女子大で教鞭を取っていらっしゃるようです。
今までにも共著では何冊か出しているけれど、今回初めての単著(共著に対して単著というらしいですね)を出版。奥様である先生が、私にも記念に一冊贈ってくださったというわけです。
2008年12月16日に第一刷が出たばかりの、出来立てほやほやの本。
先生も現在は自分の育児(一人)も一段落して、自宅で子どもの療育ルームみたいなことをされているという話でしたから、出版には大いに協力、助言などされたのかもしれません。

自閉症の子の親なら、そのこだわり行動に悩まされない人はいないと思います。
私も息子が小さいころには、小さくなった靴を履きたがって困ったり、偏食に悩まされたりいろいろありました。まだ田舎の実家に居候していたころ(4歳)には、大きな(魚のぬいぐるみの)キーホルダーをいつも持ち歩いていて、私の父に「みっともないからやめさせろ」と言われて困ったものでした。
自閉症児のこだわりは、気持ちを落ち着かせるお守りのようなもの、無理にやめさせようとすれば必ずその反動が出て不幸なことになると私は思います。

こだわりをなくさなくても、その対処法がわかっていれば、こちらは一枚うわてを行くことができます。こだわりをうまく利用して世界を広げる、そういう高度なテクニックがあれば、あまり我慢を強いられず平和に共存できます。
その点この本は、写真入でとても具体的な支援(対処)の方法をわかりやすく解説。悩める親や、直接療育に関わる人たちにとって、大いに参考になる本だと思います。
「世界のナベアツ」が登場するなど、出たばかりの本ならではの新鮮なネタもあって、楽しめるかもしれません。
posted by dashi at 23:38| Comment(0) | 自閉症関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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