2008年09月02日

回覧板

イライラ気味で帰宅した息子、テーブルの上にあった回覧板を目ざとく見つけると、あっという間にビリビリに破いてしまいました。
回覧板と言っても板ではなく、透明のクリヤケースに束になって入っています。
私が十数年前に担当していた頃は厚紙製のファイルにはさんでいたので、雨に濡れるとふやけて変形したりして大変でした。
ファイルごとビニール袋に入れる時期から、ファイルごとケースに入れるようになって、その後ファイルはなくなりました。
私の頃には月に二度自治会館まで中身を受け取りに入って、それを二軒の家に配りに行ってました。それが回って返ってくる頃にまた次の回覧、とけっこう忙しかった思い出がありますが、今は月に一度しか来ないようです。
回覧板ひとつにも時の流れが感じられます。

息子が破ったのを拾い集めると、団地自治会から行事のお知らせ、地域の小学校や中学校便り、警察などから空き巣情報など、チラシ7.8枚ばかりあったようです。ざっと見たところ、それほど重要なものはないようでちょっと安心。
いつも私には用がない内容ばかりの、ざっと見てお隣に回す、面倒なだけで無用の存在ではありました。
(実は回覧板の中身を破ったのは初めてではなく、前回は少しだったので貼り合わせた物をカラーコピーしたのでした。クリアファイルに入れた(はさんだ)ものは破りたくなるようです)
うちが最後なら問題ないのですが、残念ながらお隣の家が最後の回覧世帯で、そこから当番組長のもとに返すことになっています。

とにかく息子を連れて当番組長さんの家に行き、事情を説明することにしました。
息子も、なにかまずい事をしてしまったらしい、と感じ取ったようで、素直についてきます。
ご近所なので顔は知ってますが話したことはない人で、いささか緊張しましたが、笑って対応してもらってホッとしました。
「申し込みの用紙があるから、それは必要。破ったのを持ってきて」と言われて、家まで取りに戻りました。それは防災訓練の申し込みを募ったもので、幸い(?)申込者欄は空白。
それを渡しに戻ると、別ルートから返ってきた回覧板が用意されていました。それをありがたく受け取り、お詫びを言って帰ろうとすると息子が身体を折るようにして「サヨウナラ」と挨拶。当番組長の奥さんはニコニコしていました。
帰り際にお隣のポストに(留守だったので)回覧板を入れて、一件落着。

服や靴を破るのも困るけど、大事な書類も見境ないから危なくてしょうがない。…自閉症者の大変さはこんなところにもあります。
posted by dashi at 23:44| Comment(2) | TrackBack(0) | 自閉症関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
子どもがやらかすと、身が縮む思いがしますね。
読んでいてこちらも緊張しました。

それでも謝りに行かれたdashiさんの勇気と、対処の 誠実さに頭が下がります。

本人を連れて行って一緒に謝る、そして近所の人にも こういう特性がある子どもを知ってもらえる(ほんとは、ほめられる状況でみてほしいですが)、という面もあるのですね。
子どもさんも感じるところがあると思います。

私も見習わねば。
がんばろう。
Posted by mm at 2008年09月03日 09:23
イエイエ、見習うことなんかありませんよ^^。一人で家に置くのは心配なので連れて行っただけです。結果的に息子のことを少しは理解してもらえてよかったですけどね。
二軒となりの家の奥さんは、道で挨拶しても知らん顔することが多くてよそよそしいです。どうも息子のことを嫌ってるみたい。夜中に奇声上げたりするからな〜(少しは聞こえるかも)。

まあ、世の中優しい人ばかりではないです。意地悪な人もいますが、めげずにぼちぼちいきましょう。
コメントありがとうございました。
Posted by dashi at 2008年09月03日 21:09
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