2008年08月30日

ブラッド・ダイヤモンド

きょうはガイドヘルパーさんが午後の4時間、息子を連れ出してくれる日でした。
最近ちょっとしたトラブル続きでくさくさするので、スカッと気分転換したいところ。とは言ってもお天気は悪いし(どんよりして油断できない空模様)、もともと出不精で家でごろごろするのが好きです。
一人になれる時間を有効に使おうと、久しぶりに借りてきたDVDを楽しみました。
見たのは2006年のアメリカ映画、ブラッド・ダイヤモンドです。

ブラッド(血)・ダイヤモンドというのは、紛争の資金調達(武器調達の軍資金)のため不法に取引されるダイヤモンド(紛争ダイヤモンド)のことです。
舞台は西アフリカ、シエラレオネ共和国。1961年に独立するまでイギリスの植民地だったからか、公用語は英語だそうです。だから現地人の漁師(助演男優)をはじめ、みんな英語が話せるのでした。
安定放出されると暴落するから、ダイヤの価格安定のために、政府軍と反政府勢力が適度に紛争を続けるのを手助けする宝石商の存在。加工するインドに行ってしまうと紛争ダイヤモンドかそうでないかわからなくなる。三か月分の給料をはたいて婚約指輪を購入するのは結局紛争に手を貸している、という指摘など、無邪気にダイヤモンドを求める女性には水を差しそうです。

また、どこの紛争地域でも同じようなことがあるのだと思いますが、さらって来た子どもを麻薬漬けにして少年兵(優秀な殺人マシーン)に養成するシーンはリアルで迫力がありました。
監督は『ラスト サムライ』のエドワード・ズウィック。主演がレオナルド・ディカプリオ。
人種隔離政策(アパルトヘイト)時代にローデシア(当時)で生まれた主人公が、両親を惨殺されるというエピソード(告白だけ)をはさみ、刹那的な傭兵を生む社会的構造を考えさせたり、襲撃直後の現場に群がってカメラを向けるジャーナリスト集団、救援組織への皮肉、…なかなか硬派な内容でした。
ラブシーンもない社会派映画ですが、アクションが好きな人は抵抗なく楽しめると思います。相手役のジェニファー・コネリーも地味な汚れた衣装にも負けず魅力的です。
深刻な内容を説教臭くならず、どこにも肩入れせず公平に描いた、とてもいい映画だと思いました。

ところでこの映画のキャッチコピーは、私も封切の頃に見かけたことがありますが、

ダイヤの価値を決める“4つのC”── color(色) cut(カット) clarity(透明度) carat(カラット) しかし、実は5つめのC<conflict(紛争)>が存在することを、あなたは知る──

[自由][家族][真実]──彼らはダイヤにそれぞれ違う輝きを見た。


というものでした。
この映画で主人公たちが命がけで追っているのは、「ピンク」で「透明」で「100カラット」もあるダイヤの原石。
ピンクのダイヤは希少価値から高額になるそうです。
ダイヤモンドについては、一年ほど前に書いたものがありますのでご参考までに。なお、この記事の巨大原石はニセモノだったという続報がありました。
http://dashisroom.seesaa.net/article/53583087.html
かねがね「私の人生には要らない」と思うものがたくさんありますが、ダイヤモンドなど宝石もその一つです。
もっとも、ダイヤの婚約指輪は買ってもらったのでひとつ持っています。高いものではないですが、小さい粒がいくつか並んだ可愛いらしいデザイン。
とっても小さいのにダイヤならではの輝きで、見るたび「きれいなものだなあ」と思いますが、一度も使うことなくずっとしまいこんだままです。
豚に真珠、dashiにダイヤ。
posted by dashi at 21:27| Comment(0) | TrackBack(1) | 趣味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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