2008年06月13日

一方的な見方

きのうyahooの一行ニュースに、こんなのがありました。
ベッカム夫妻、意外な“ケチっぷり”を暴露される
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080612-00000013-oric-ent
 デビッドとヴィクトリアのベッカム夫妻が、ロサンゼルスにある有名ステーキ店で一銭もチップを置かずにその場を後にしたことを暴露され、意外な“ケチ説”が浮上している。
 ガソリン価格の高騰で、節約ムードが漂う車社会ロサンゼルスだが、セレブの集うウエスト・ハリウッドでは未だにどこ吹く風とバブリーな散財が行われている。しかし、有名レストランSTKの関係者は『TMZ.com』に一銭もチップを置かずに帰ったベッカム夫妻は少々節約のしすぎでは? と告発。なお、ロサンゼルスでは通常ディナーの場合食事代の20%のチップを置くのが基本である。
(以下略)

この記事を、読者はどう見るでしょうか。
ベッカム夫妻のファンかどうかで感想はかなり違ったものになりそうですが、もしも、
「そうか、ベッカム夫妻はチップも置かないケチなのか。すごい家に住んでるらしいし(ベッキンガム宮殿?)カネはあるだろうに、そんなところをケチるなんてしょぼいな。金持ちはケチだって言うからな」
と思う人がいるとしたら、それは違うと私は言いたいです。

ベッカム夫妻がチップを置かなかったとして、おそらくそれは事実なのでしょうが、腹立ち紛れにそんなことをべらべらしゃべる(ネットに流す?)こと自体、その店の品格が問われると思います。
ベッカム夫妻はその店の対応やステーキの味に不満で、チップを置く気がしなかったとしたらどうでしょうか。もっと言えば、もしかして抗議の意味で意図的にチップを置かなかったのかもしれない。何か失礼なことをされたのかもしれないです。
<店の関係者>が具体的に誰を指すのか知らないけど、置こうが置くまいが客の自由意志のはずのチップをもらえなかったら、何か行き届かなかったところがあったのかと自省し、侘びを入れてしかるべきだと思います。一流の店ならば。

ニュースとして流すなら、ベッカム夫妻やその周囲の人に問い合わせて事実関係を明らかにし、「なぜ、チップを置かなかったか」を書くべきではないでしょうか。
まさか、うっかり忘れたわけではないでしょう。ケチったわけでもないと私は思います。記事を書くならちゃんとウラを取るべきです。
なにがあったか知らないけど、夫妻の言い分を記事にされたら、お店は真っ青になるかもしれません。
夫妻側は有名人は辛いよと苦笑いして、相手にしないでしょう。こんなのしょっちゅうだから。なぜかベッカム夫妻に対しては意地の悪い報道が目立ちます、やっかみからでしょうか。

これはささいな事件ではありますが、こういう一方的な見方の報道が近ごろ増えているような気がします。
無戸籍の母親の子に戸籍を認めるというニュースに際しても、好意的「だけ」なのが私としては大いに不満です。
自分が戸籍がなくて辛い思いをしたなら、子供には同じ思いをさせないように(生む前に)対策を考えるべきではないんでしょうか。無戸籍になるとわかっていながら成り行きで生むというのは、まるで映画「誰も知らない」に出てくる無邪気な母親です。病気や大怪我でもしたらどうするつもりだったんでしょう。
子どもを持つならその子の人生に生涯責任を持つ覚悟で、基本的人権を守れる環境下で生むべきだと思います。

無戸籍ではないですが、夫と離婚成立して300日以内に生まれた子を現夫の子にするために、妹の名前で出産しすぐ養子縁組をした例があるそうです。
(今なら5歳までに特別養子縁組をすれば戸籍上も実子と同じ扱いになると思いますが、当時はなかった制度かもしれません)
http://mainichi.jp/select/today/archive/news/2008/04/27/20080427k0000m040103000c.html
離婚後300日規定:妹の名で出産、養子に…30年前

 「離婚後300日以内に誕生した子は前夫の子」と推定する民法772条(離婚後300日規定)のため、子供が前夫の戸籍に入るのを防ごうと妹になりすまして出産した例があることが分かった。さいたま地裁(中谷雄二郎裁判長)で審理されている殺人事件の公判の中で明らかにされた。同規定のために母親が第三者になりすますケースはこれまでほとんど知られていないという。
 被告は住所不定、無職、苅部操一被告(30)。07年9月、埼玉県草加市の市道で近くの無職、小川昭三郎さん(当時78歳)をナイフで刺殺したとされる。25日の公判であった被告人質問で、弁護人の問いに答える形で生い立ちを供述した中で明らかにされた。

 それによると苅部被告の母親は、結婚後に夫が暴力団員と分かり離婚。その後再婚して苅部被告を出産した。しかし、離婚後300日が経過しておらず、子供が暴力団員だった前夫の戸籍に入ることを避けるため、病院で自分の妹を名乗って出産することになった。苅部被告は戸籍上は妹の子となったが、数カ月後に母親夫婦の養子として迎えられた。名前は再婚した夫の名から1字とったという。
 母親は被告が11歳の時に病死したが、事件後、苅部被告の弁護人が母親の妹に事実関係を確認すると「確かにそうです」と事実関係を認めたという。【飼手勇介


いいことかどうかは別として(記事では批判的な印象ですね)、子供の将来を思えばこれくらい「頑張って」欲しいと個人的には思います。(残念ながらその子は殺人犯に成長したようですが…)

posted by dashi at 20:59| Comment(2) | TrackBack(0) | 社会問題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
dashiさん、またおじゃまします。

ベッカムの記事、可哀想ですね〜。ロサンゼルスで多額の現金は持ち歩いていないだろうし、クレジットカードの支払いだったら、通常請求額の下にチップの額を書いて、合計を一緒に支払うのだから、これはわざとチップを足さなかったんだろうなと思いました。

これじゃあ、中国の有名人による震災寄付合戦と似たような報道に見えてしまいます。有名人は沢山寄付しろといわんばかりですね。

戸籍のお話は、日本の法律自体が女性に不利に作られている気もするので、なかなか難しいですね。
でも私も、この女性と子供の健康保険はどうしたのかな?という所はとても気になりました。戸籍がなくても国籍と住民票はあって、問題ないのでしょうか。税金や国民年金は・・・?法律って、難しいですね。
Posted by Kashin at 2008年06月13日 22:07
毎度^^いらっしゃいませ〜コメントありがとうございます。

日本でもひどい地震が発生しました。過疎地が多くて人的被害は少なかったようですが、橋が落ちたり(あれは構造設計を誤魔化している、と娘は断言してますが)崖が崩れたりと、復旧まではだいぶかかりそうです。
遠く離れた我が家でも揺れを感じ、天井からぶら下がっている電球が長いこと不気味に揺れていました。
中国どころじゃなくなりました…。

戸籍がない人は、やっぱ、納税はしてないですよね。消費税以外は。学校には行けるらしいですが(住民票は作れるらしい)まともな就職や結婚は無理でしょう。もっと早く(子供を授かる前に)なんとかするべきだったと個人的には思ってます。悪いのは自分じゃないけど、なんとかできるのは自分だけですから。
Posted by dashi at 2008年06月15日 01:03
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/100422145
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。