2008年06月09日

先輩お母さんの電話

きょう、自閉症の息子をグループホーム(ケアホーム)に入れている先輩お母さんから、ちょっとした問い合わせの電話があり、久しぶりにお話しました。
このお母さん、その年代としては珍しい、システムエンジニアをしていたとかのバリバリのキャリアウーマンあがり、といった印象の有能な女性です。自閉症児・者親の会の名簿をパソコンに打ち込んで、必要に応じてデータをさっと取り出せるように、膨大な仕事をボランティアでしてくれたりしました。
私も一緒に活動していたころは元気で、まだまだ現役という感じでしたが、お互いに歳を取りました。もう老後を通り越して、自分の亡き後の心配が切実な様子です。

「グループホームに入れたらもうあとは安心、ってわけにはいかなくなっちゃったのよ」
と、ここでもやはり悪名高い自立支援法の話題。
今の待遇ではホームの職員に、思うようなケアをしてもらえない。本来なら数人でローテーションを組むべきところ、十分な人件費が捻出できないのでしょうね。やる気のある優秀な職員を確保するのも難しいようです。
グループホームのこれからを考える勉強会が近々発足する、誘われているがどうしよう。私も誘われているけど、会合の場所まで行くのが面倒で、考えていると返事しました。

ウチの息子が(新しい環境に慣れず)問題を次々起こして困っている、とこぼすと
「激しい拒絶反応を起こす人のほうが、そこを乗り越えたらあとはラクだって言われた。私のところも大変だったワ」
と励ましてくれました。
長電話はしない人なのでそそくさと電話を切りました。
実際のGHの具体例を聞く機会はあまりないので、じっくりと話がしたい。今度ランチの約束でもしようとあとで思いました。

ところで、彼女もまだ猶予はあると思うけど、後期高齢者医療制度のことも話に出ました。
「早く死ねってことでしょう」とご立腹です。
短い通話時間内に早口でいろいろ出たものだと、ちょっと可笑しい。
後期高齢者って言い方、75歳だからオイボレとひとくくりにされるのは、私もすごく抵抗があります。三浦雄一郎さんの例もあることだし。

もみじマーク義務化も、ちょうど後期高齢者対象ですね。
たまたま見かけた記事に、こんなものがありましたのでご参考までに。
http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20080602101.htm

◎「無念」タクシー運転手を引退 「もみじマーク」義務化で金沢の80歳

 一日施行された改正道交法で「もみじマーク」の表示が義務付けられたのを機に、金沢個人タクシー協同組合で最年長の運転手桑本亮さん(80)=同市小立野三丁目=が、五十四年間続けたタクシー運転手を引退した。健康面に問題はないものの「客に不安を与える」と決断した桑本さん。同じく七十五歳以上が対象の後期高齢者医療制度(長寿医療制度)を引き合いに「高齢者いじめばかりや。心にぽっかりと穴があいたよう」と語り、一日、営業車から行灯(あんどん)を取り外した。
 桑本さんは一九五四(昭和二十九)年に大和タクシー(同市)に入社、七〇年六月から個人タクシーの営業を始めた。

 個人タクシーの運転手は七十五歳以上になると毎年、適性検査が義務付けられ、桑本さんは裸眼視力一・二など問題はない。車間距離を多くとるなど安全運転にも気を配り、「引退なんて考えたこともなかった」と話す。

 週一回の定休日を除く毎日、午前八時から午後六時までハンドルを握り、兼六園で観光客を乗せる機会が多かった。バブル経済期には二泊三日の能登旅行を案内することも多く、最後の乗務となった先月三十一日は県外の観光客を近江町市場まで案内し、「金沢は緑が多くて住みやすい街」とPRした。

 「毎日、出会いがあるのがタクシー運転手の醍醐味(だいごみ)。マークの義務化さえなければ続けたかった」という桑本さん。十年近く走らせた愛車を磨き、「長い間ご苦労さん」とつぶやいた。


posted by dashi at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 自閉症関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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