2010年03月18日

読経マシン

仕事で何人もの高齢者のお宅に伺っていますが、同じような年齢・生活水準でもものの考え方、生活ぶりは人それぞれ。
「年取ると楽しみがないわね」と愚痴っぽい人もいれば、「占いで102歳まで生きるって言われたの」と威勢のいい92歳も。「戦争中の思いをすれば今は夢のよう」と一人暮らしの気楽さを満喫する人などさまざまです。

若い世帯と一番違うな〜と思うのが、仏壇のあるお宅が多いことですね。仏壇に供える花を買ってきてと頼まれることもあります。仏壇を持っていけない(大きすぎる)から老人ホームに入れないとぼやく人もいます。
私の実家ではご飯を炊いたとき、夜でも必ず、小さな脚付きの器に盛って仏壇に供えていました。「おぼきさま」と呼んでいましたが、どうやら正式には「御仏飯」と言うようです。
その「御仏飯」も、あまりご飯を炊かない食べる量も少ない一人暮らし世帯では、小さく切った食パンが載っていたりして(「穀物なら何でもいい」とお寺様に言われたそうです)微笑ましいです。

そんなお宅で、面白いものを見せてもらいましたので、ご紹介したいと思います。そこでは新聞広告で見つけて注文したそうですが、ネットでも見つかりました。
表紙を開けると自動的に般若心経の読経が始まる、その名も般若心経教本 「月心」。
http://blog.e-butsudanya.net/?eid=837455
お経にはフリガナがついていて、テープに合わせて一緒に読経できます。
般若心経はわりと短くて、この本(?)のうち4ページくらいしかありません。その下の部分が引き出しになっていてボタン電池が入っています。グリーティングカードに開くと音楽が鳴る仕掛けのものがありますが、あれと同じ仕組みかと思います。
般若心経だけでなく、あらゆる宗派のものが揃っているようです。
広告を見て、こりゃあいいやと飛びついたの。これがあるとお坊様を呼ばなくていいから、と笑っている85歳のおばあちゃま。時代をうまく自分の生活に取り入れているたくましさに脱帽、でした。


posted by dashi at 22:36| Comment(0) | 興味津々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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