2008年02月28日

露伴の三福

息子の採血に行ったとき、順番を待っている間に「ご自由にお持ちください」と置いてあった薄い冊子「みんなの健康 新春号」を読みました。
英語学者・評論家の渡部昇一さんと横浜市医師会会長の対談が載っていて、そこにいい話があったのでご紹介したいと思います。
渡部さんは学生時代にヒルティや幸田露伴の幸福論を読み、大変感銘を受けたそうです。「とりわけ素晴らしいと思ったのは、露伴の幸福論です」。

「露伴はまず、幸福はどうすれば引き寄せられるかについて、どんな出来事も他人のせいにせず、自分で引き受けることだ、と説いています。その上で「惜福」「分福」「植福」の3つの実践をススメています。
 惜福とは、文字通り福を惜しむこと。宝くじで1億円当たったら、全部使ってしまわず、2千万円くらいは貯金に回す。つまり福を大事にする精神です。
 分福は、いい事があったら一人占めにせず、人様にも福を分け与えること。
 そして、植福とは後世の人々の幸せのために”福の種”を植えることであり、3つの福の中でこれが最も大切と言っています


対談のですからここではほんのさわりというところですが、この教えはよく知られたもののようです。
書かれたものは「努力論」という本の中で、努力論というより幸福論と言った方がふさわしい内容。この本は現在岩波文庫に入っています。
この本を紹介した文章の中に、こんな説明がありました。追加で載せておきます。
 たとえば幸運がよく巡ってくる人は、「惜福」がある人だと露伴は言う。
 「福の惜しむ」というのは、幸福に対してケチケチすることではなしに、逆に幸福に対してガツガツしないこと。たまたま巡ってきた幸福を使い尽くさないで、天に預けておく。そうすると福(ラッキー)に巡り会う確率がアップする。


幸田露伴は代表作の『五重塔』を映画にしたいと言われたとき、何度も断ったそうです。
「あれは着物に仕立てたんだから、法被や襦袢にしてもらっちゃ困る」と。
作品の人気に浮かれない、ガツガツしない落ち着いた人生観をうかがわせるエピソードだと思いました。
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2008年02月27日

採血

一昨日、以前受けた健康診断でクリアできなかった血液検査のための採血に行ってきました。
学校が終わる頃に迎えに行って、初めて乗るみなとみらい線を利用。地下4階にホームがあり、ずいぶん深くまで掘ったんだなあと驚きました。この線は料金も高めですが、工事費を考えるとやむを得ないのかもしれません。
息子は、地下路線で外が見えないのがつまらなそうでしたが、いくらも乗らずに到着。
駅から少し歩いたところの療育センターに到着したのが3時10分過ぎ、3時20分の予約でした。
こういうところは(需要に供給が追いつかないため)何ヶ月も前から予約が詰まっているのが普通、私の場合は無理を言って割り込ませてもらったものです。だから待たされるのは当然なのですが、そういう事情はわからない息子は待つのに飽きて、何度も上着を着てはカバンをしょい、立ち上がる。しきりに帰ろうとするのをなだめなだめ待ちました。

到着してすぐは本棚に直行してひとしきり絵本を見ていました。
初めての場所で何が始まるのか不安もあったに違いありませんが、無心に(?)本を物色する姿には、私の都合でよく図書館に連れて行かれる(じきに飽きますが)経験の積み重ねの効果があるかもしれないと思ったりしました。
他の人がそばに来たからか、それとも早々と飽きたのか、いったん本棚を離れてからはいくら促してももう関心を示しませんでした。
あとはベンチでボーとするか、何度も立ち上がるか、トイレに行く(一回)か、のみ。
小一時間待ってやっと順番(当然最後)が来ましたが、初めての場所で長く待たされた挙句に拷問(!)では、正直、かわいそうだったと思います。でも、おそらく本人にとっても最も幸せな選択と思える通所施設に入るためには、これをしないわけにはいかない。

そこは障害児・者の扱いには慣れたもので、まずは採血をしている絵カードを見せて説得にかかりました。
息子もカードを一瞥はしましたし、あれこれ説得されて、腕まくりするところまではいきました(私はこれだけでも大いに感動しました)。でもそのあとはやっぱりダメ。
予想通り、息子は全力で抵抗しました。なにしろジーンズを素手で破る怪力の持ち主ですから、簡単には制御できません。
どこにいたのか看護師さんが集結し、おそらくこういうときに動員されるらしい男性職員が何人も上の階から呼ばれ、加勢してくれました。総勢7、8人だったでしょうか。

椅子に座っては無理(蹴飛ばす、立ち上がる)ということで、みんなで床に押さえつけました。
絨毯の床ですがサッと枕が置かれて、その素早さは達人の域という印象でした。
私は採血しない方の腕を馬乗りで押さえつけ、片手であごのあたりを押さえて「これが終わらないと帰らないよ、我慢して」などと再三言い聞かせました(ま、ムダですが)。
蛇の道は蛇と言いますか、押さえつけて物理的に動けなくしさえすればさすがはプロ、わりとあっけなく採血終了。血はほとんど出なかった上に内出血もなく、その手際のよさは感動モノでした。
あまり痛くもなかったのでしょう、終わった後は息子もけろっとして気にする様子もなく、怒りもしませんでした。
何をされるかわからない恐怖から暴れたけど、たいしたことなかった、といったところでしょうか。次回からは(毎年一回はするようです)平気でさせるかもしれません。

子どもの時とは違うな、と思ったのは、泣かないことでした。小さいときなら顔を真っ赤にして泣きわめいて、私が「もうやめて下さい」と泣き出すような思いを、あるいはしたかもしれません。
あとどんなことがあるか…と考えても、にわかに思いつかない。もうこんな大変な思いをするようなことは、二度とないような気がします。(削るような虫歯は作らないように気をつけよう…)
もう成人式も終わったオトナの息子へ。卒業式もしっかりね!
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2008年02月24日

発想の転換

発想の転換ということで、なるほどーと深く納得し、多湖輝「頭の体操」のネタ(質問)になりそうな話を聞きました。(すでになっているかどうかは知りません)
けっこう有名な話らしいですが、娘に聞いたらうーんと考え込み苦戦していました。下に書きますので、ご存知のない方は、どうぞ考えてみてください。

今はDVD主流で少数派となりましたが(絶滅寸前?)、かつてレンタルビデオはVHSテープ使用がほとんどでした。
借りたテープは最初まで巻き戻して返却するのがルールになっていました。
私は一度だけ巻き戻しを忘れて返しに行き、店員に注意されたことがあります。次回から気をつけてくださいね〜と優しく言われただけですが、まあ、言われて嬉しくはないし、店員さんの方もあまり言いたくはないだろうと思いました。

あるアメリカのレンタル店での話。
「見終わったテープは巻き戻して返却してください」とシールを貼って貸し出しているのに、巻き戻ししないまま返す客が多くて、ほとほと困っていたそうです。
客層によっては注意もしにくいでしょうし、そのまま次の客に貸し出すと不愉快にさせると思います。店側で巻き戻しをするのは手間がかかりますよね。
それでこの店は、ちょっとした発想の転換でこの問題を解決しました。
誰にも負担をかけず、誰もが気持ちよく扱える方法。

答えです。
テープに張るシールの文面を書き換えただけ。
「このテープは最初まで巻き戻してからご覧ください」。
もともと一度は巻き戻すわけですから、それが見終わった後から最初になるだけのことですよね。
借りた人は見終わったらただちにデッキから出すことが出来るし、見ようとした時もしテープが巻き戻ししてあったら、ちょっとトクをしたようないい気分になる。店も気にしなくてよくなる。
ちょっとした発想の転換で、みんなのストレスがなくなるわけですね。

こういう柔らかい頭で賢く生きていきたいものだと思いました。
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2008年02月23日

息子の成人

かつて熱心に活動していた自閉症団体の機関誌に、息子の成人に際して寄稿を頼まれました。私も編集担当をしていた時は、該当者に寄稿依頼書を書き、原稿が届くと大喜びしたものです。
きょう掲載誌も届いたことだし、目新しい内容もあるので、そこに書いた文章を手直ししたものを載せたいと思います。


1月20日、横浜ラポールで開かれた成人の集いに出席してきました。
障害者とその保護者が、周囲に何の遠慮も気兼ねもなく、誇らしげに成人を祝うことの出来るこの会、とてもありがたく思いました。
その前の週には横浜アリーナで横浜市主催の成人式がありました。
もし息子が障害のない子でそちらに出ていたら、上の娘たちと同様、友だちと行くか行くのを拒否するかで、いずれにせよ親が同伴することもなかったでしょう。今の時代、わが子の成人式に同席してともに祝えるのは、障害者の親ぐらいかもしれないと思いました。
また、政情不安定や衛生状態が悪くて成人まで育つことが難しい国だったら、成人を祝うのも大きい意味を持つことでしょう。成人式が人生の一里塚として大きな意味をあまり持たない(ように見える)日本は、平和で豊かな国である証明かなとも思います。

障害者の場合、養護学校の高等部などを卒業して作業所その他に通うのは18歳からが一般的ですが、ウチの息子は学校に高等部専攻科(2年)があるため卒業はこの3月。成人式用に買ったスーツは、またすぐ卒業式で出番となります。
知り合いのお母さんがスーツを着たわが子のことを「馬子にも衣装」と笑っていましたが、ウチの息子もまさにそんな感じ。ネクタイやトレンチコートがサマになっていて、電車に乗っていても一人前の若者に見えるだろうと思いました。

式のとき私の隣は車椅子の女の子でした。
重い脳障害のある子のようで、車椅子に身体を投げ出すようにして座っていました。麻痺のある細い手がときどき私の目の横に伸びてきました。
絞り染めの和服を着て、頭はきれいに結ってあります(かつらだったかもしれません)。顔もお化粧してあって(ちらっと見ただけですが)赤い口紅が印象的でした。
親御さんにとっては娘が元気にこの日を迎えられたことが奇跡のような、そんな20年だったのではないかとそのご苦労を思いました。

我が家の場合、親の離婚で子どもたち、とりわけ父親の愛情を「全く」知らないで育った息子には、申し訳ないことをしたとずっと思っています。
離婚前、子どもたちを連れて8ヶ月ほど身を寄せていた私の実家のある田舎では、ヨソモノは目立つので、娘たちが学校でひどいいじめに遭いました。次女はいじめられても適当に受け流すたくましさがあったようですが、長女の方は深刻でした。
私は息子と一緒に出て昼間は留守なので、学校に行かないわけにはいかない。
学校が辛いばかりの場である上にくつろげない居候生活、親は不和、弟は障害児というこの試練に耐えられるのか、自殺するんじゃないかと私は本気で心配して、その後もかなり過保護で育ててしまったと思います。

息子は障害があるとわかって障害児の通園施設に通い始めましたが、なにしろ田舎のことですから遠いのには閉口しましたし、職員との関係にも不満が残りました。あとになってみると、あの時ああしておけばよかった、と反省することばかりです。
横浜に戻って療育センターの通園部(年長組)に入れたときは、その明るい雰囲気に驚き、手馴れた対応ぶりに「この子の居場所があった!」と涙がこぼれるほど安堵しました。
その後は運よく父親も望んだ養護学校に入学できて、今日に至っています。
息子の問題行動はひどい偏食、破衣行為などいろいろとありましたが(今でもたまにはやりますが)、「日にち薬」でもうすべて笑い話です。

ところで、今回の成人の集いに出かける朝、とても嬉しいことがありました。
前の日、娘が「まじめにお付き合いしている人がいる」と言うので、弟のことは話したのかと訊ね、早い段階で話しておくように言いました。娘はその夜、メールで「自閉症の弟がいる」と告げたようです。
そして朝、「自閉症のことはあまり知らないけど、これから勉強する」「レインマンは見た」「近く弟さんにも会いたい」と返事が来た、と教えてくれました。
障害児の親にとって、これほどに嬉しい反応はないと思います。娘の選択眼の確かさにも感激しました。

その前の日には、もう一人の娘の彼氏が遊びに来てくれました。
息子は促されてコンニチハとお辞儀をするなり部屋に引っ込んでしまいましたが、息子に向けた彼氏の顔は温かく笑っていてとても自然。
そして相模原市上鶴間で起こった、50代の母親が20代の息子二人(下が知的障害者)を殺害した事件を持ち出して、「ウチの近くなんですよ」とさらりと、少し残念そうに話していました。
息子の障害のことを、他人事と思わないで受け止めてくれているんだなあと、娘の味方になってくれそうだなと、これにも感激しました。

今後どうなるかは神のみぞ知るですが、そのうち息子にやさしいお兄さん(たち)が出来るかもしれないと、楽しみにしています。
成人した息子へ。春からは元気に職場に通って、しっかり働こうね!
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2008年02月22日

ボランティア

成り行きで頼まれたら断われない性分で、我ながら思いがけないボランティアをしています。
ボランティアを頼まれそう…と言いかけたら娘に「ボランティアなんかやってるヒマあるの!?」とあきれられたので、決定してからも言い出せず、相手と私と仲介する人しか知らない。娘たちにちょっと秘密を持った気分で楽しんでいます。
で、そのボランティアというのが、日本人と結婚したウクライナ人に日本語を教える仕事。
相手の家が駅に近いので好都合。私が息子を迎えに行くとき少し早く家を出て、一時間ちょっと過ごして、そのまま駅に向かいます。
週に一回か二回程度だし、たいした負担にもなりません。

聞けばウチの上の娘と同い年の、白人にしては小柄と思える可愛い女性です。
ご主人は彼女が可愛くてたまらない様子で、勤務先がすぐ近くなのでお昼は毎日帰って食べるそう。私が行って終わる少し前に「お先に」と仕事に戻っていきます。
外国人妻としては過保護な方だろうなとほほえましく見ています。
ご主人が先回りして何でもやってくれているようですし、ご主人の実家やお姉さんの住まいも近く、助けてくれる人はたくさんいる模様。
過保護にされる人は皆そうじゃないかと思いますが、この若いオクサン、あまり必要に迫られないようで、日本語はあまりできません(私は英単語を並べたりしてやっています。電子辞書持参)。

しかし、たどたどしい日本語をしゃべる外国人って、実にカワイイです。
ニンジンの写真を見せて、これをお店で買うときどう言えばいいか、と訊ねたら、ちょっと考えて、
「ニンジン、イイデスカ?」
通じるでしょうね、たぶん。でも、それではちょっと…。
「ニンジンください」と言ったら、神妙にうなずいて「クダサイ」とノートにメモしている。日本語の発音をロシア語(ウクライナ語?)で音訳しているようです。ノートをのぞくと恥ずかしそうにニコニコ。
終わって帰るときは玄関で「タノシカッタ」「ドウモアリガト」と何度も言ってくれます。
いや〜、ホントにカワイイです。彼女に日本語を教えるボランティアなんて、声をかけたらやりたい人はいっぱいいるんじゃないかな。

実はこれまでも残留孤児二世(中国で生まれ育ったけど国籍は日本?)の人と、韓国からお嫁に来た人に日本語を教えた経験はちょっとだけあります。
韓国の人は引越しで終わりになったけど、中国から来た人は朝に電話でドタキャンされてそのまま連絡が途絶え、なんとなく後味の悪い思いをしました。日本語がだいぶできる人だったので、もうイラナイと思ったのかもしれません。中国の人は概してそういうところはとてもドライだと思います。
どちらも短期間で終了しましたが、今回も(息子は卒業するし)あまり長くはできません。4月からは在留外国人向けの講習会に参加できるようなので、それまでのつなぎでもいいかと思っています。
……問題は、毎回とーっても美味しいケーキを出されること。好きなのをどうぞ、と4つも買って用意してあります。太るクスリ、と断わるわけにもいかない…ですよね^^。
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2008年02月20日

米の作りすぎ

今朝の朝日新聞・青鉛筆欄に気になるニュースがありました。
短いので全文書き出してみます。
△米の作りすぎは「資源のムダづかい」。農林水産省東北農政局がこんなポスターを市町村や農協などに配っている。米の消費低迷の折、過剰生産は「もったいない」と訴える。
△東北6県は07年産米で全国一作りすぎた福島県を始め、全県が過剰作付けだった。自給率の低い大豆や麦への転作を促すのが狙いという。
△福島県内の農協関係者は「農家にとって米の重みは他と全く違う。農政局が言うことか」と怒り心頭。転作の「勧め」ならぬ「裏目」にならない?


マッタクひどい話だと腹が立ったのは件の農協関係者と私だけではないでしょう。
農政局はこのポスターを3万枚印刷して配るそうですが、作る人の気持ちや生活に全く配慮のない、無神経なポスターだと思います。
よくそんな「無駄づかい」ができますね。開いた口がふさがらない。
イージス艦事故のせいでほかのニュースはすっかりかすんでしまいました。農政局にとってはラッキーだったかもしれません。
地元の新聞社のHPにポスターの写真がありますのでご覧下さい。
http://www.mutusinpou.co.jp/news/2008/02/841.html
新聞社のHPではすぐ消えるかもしれないので、こちらもどうぞ。
http://jcp-fujikawa.sakura.ne.jp/wp/?p=394

日本の農民はここまでなめられていいんでしょうか。
毎日天候を気にしながら長時間の肉体労働に耐え、農協のローンで高い農機具を買い、勧められるままに農薬や肥料を買って使う。(たぶんそうだろうと思って書いています)
組織してデモを打つわけでもなく、近郊農家以外は兼業で収入を確保し、ただ黙々と勤勉に働く人が大多数だと思います。
幸い大災害にも遭わずに豊作となり、たくさんの米が採れた。
農政局が「このくらいならいいな」と思っているのよりずっと多かった。するとたちまち「なんで言うとおりに作らないの。多すぎるよ、資源の無駄づかいだよっ」となじられる。

もう昔のことになりましたが、記録的な不作となって外国の米(中国、カナダ、オーストラリア産の米に、タイ米も)を食べたとき、日本の米はなんて美味しいんだと感動しました。
日本の米がずいぶん高いものであることもそのとき知りましたが、今は自由価格になったからスーパーの特売商品になったりして、かなり安いのもあります。
多ければ安いで豊作貧乏というのも気の毒ですが、喜んで食べてもらえば少なくとも作る喜びはあるでしょう。それなのに、資源の無駄づかい、もったいないとはなんと失礼な言い草でしょうか。

アホらしくて米作りなんかやめてしまいたい、という気分になるんじゃないでしょうか。
でも、やってらんねーー!! とクワを投げ捨てる、というわけにはいかない。今の農業は農林水産省の方針で大規模農家を推奨しているはず、機械化も進んでいるでしょう。
田植え機一台、いくらするんでしょうか。それで大豆の作付けはできないですよね。
おいそれとやめたら莫大な借金が残るだけ…だと思います。

そもそも米を減らして大豆や麦に転換してほしいのは、国際価格が高騰したから。勝手なものだと思います。
大豆や麦を作って、米並みの収入を見込めるんですか? 見込めないから、みんな作らなくなったんですよね。保護貿易をやってはもらえないんでしょ?
減反政策で休耕田が増えたとき、ほかの作物を作るように指導を徹底して、国際競争に負けないような施策をとらなかった結果が、食料自給率のあきれるほどの低さにあると思います。
こんなに農耕に適した気候や国土に恵まれた国なのに!
お上の方針に沿って、営々と米を作り続けた農民が悪いんですか?
未曾有の大災害で大凶作となったらどうするんでしょう。大豆や麦の国際価格が暴落したら?

米を作る人を侮辱するより、米の消費拡大の努力をしたらどうなんでしょう。学校給食で米をもっと増やすとか、米で作るパンや麺類に対し国を挙げて推奨するとか。
「米は太る」という根強い偏見を払拭して、米の栄養価やヘルシーさをもっとアピールするべきではないかと思います。
http://www.iy-place.com/kome-eiyou/
米に含まれる主な栄養成分は炭水化物で、その他、タンパク質、カルシウム、鉄、マグネシウム、亜鉛、ビタミンB1、ビタミンB2、食物繊維が含まれています。米を取り入れた食生活は、米自身が体に必要な栄養成分に必要な栄養素がバランスよく含まれている優れた食品であるという点に加えて、主食の米におかずを組み合わせることで更にバランスの取れたものになるというメリットがあります。

個人的には、食料自給率を上げるのには米をもっと食べてもらうのが近道なんじゃないかと考えますが、どうでしょうか。
もっと農業を大事にしてほしいなあと思ったニュースでした。
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2008年02月19日

残り時間

息子のお迎えのために駅へ向かう途中、向こうから見たような人が歩いて来ました。
ふわっとした多目の髪、少し太めで大柄な身体をコートに包み、寒そうに肩をすぼめています。
あ、Y田さんだ、久しぶり〜と一瞬思ったあと、冷水でも浴びたような気分で立ち止まりました。
そのまま茫然と立ちつくして、近くで見ると似ても似つかない全くの別人がすれ違って行くのを見送りました。
Y田さんのはずはないのです、彼女は先ごろ亡くなったのだから。

彼女は3人の子の末っ子が私の長子と同い年で、私よりはだいぶ年上の人でした。
愛くるしい笑顔のY子ちゃんが幼稚園でウチの娘と仲良くしてくれて、親同士も一時は家に行き来するくらい交流がありました。
彼女のご主人は一人息子で、昔かたぎの姑さんと同居していました。ご多聞にもれず姑さんにはよく叱られるようでしたが、ニコニコとよく笑う明るい人でした。
姑さん用に夕食には煮物を必ず作るという話に、子ども向きの食事ばかり作っていた私には別世界の生活に思えたものでした。

同じ町内会に属していますがあまり近くではなく、駅とはお互い逆の方向なので用がないと出向かない位置関係。卒園して小学校に上がってからは、子どもの学区が異なったためすっかり疎遠になり、たまに道で会って立ち話する程度でした。
Y子ちゃんには少し年が離れたお兄ちゃんとお姉ちゃんがいて、YMCAの活動や習い事もしていました。彼女はそっちの役員もあっていつも忙しそうでした。
…私の子どもに障害があり離婚したと知ったとき、彼女の反応は意外なくらい冷淡なものでした。難しい姑さんに仕えて苦労していた(と思う)彼女には、別れてしがらみを断ち切る自由が羨ましかったのかもしれないと思っています。

数年前、自治会の回覧板で彼女のご主人の急逝を知り驚きました。
近所の人に聞いたところではこんな感じです。
仕事から帰ってソファーで休んでいるときに異変が起きた。脳梗塞の発作(?)。
ご主人は大きな病院の外科医(部長だったと思います)なので、自分に何が起こったかすぐわかったようです。
ただちに自身の勤務する病院に運んでもらい、同僚(後輩)医師や技師にてきぱきと指示。CTを撮っている最中だかに意識をなくし、そのまま亡くなったそうです。
あまりに突然で、私としてはおくやみに行くのも躊躇してしまっていました。
そのころには姑さんは認知症が進み、施設に入っていたらしいといううわさも聞きました。逆縁の悲しみを知らなくてすんだのは幸いだったかもしれません。

心労がたたったのか、そのあと彼女は体調を崩して何度か入院していたようです。
そしてまた私は、回覧板で彼女の死を知ることとなりました。
幼稚園の保護者仲間には電話連絡網が回って、みんなで葬儀に参列したらしいです。
私は途中で引っ越して電話番号が変わったために、(調べてまで知らせてくれるほど仲のいい人が担当ではなかったのでしょう)連絡が来なかったようです。
ご主人が亡くなる数年前に建て替えた豪邸に、今はY子ちゃんが一人だけで住んでいるそう。昼間は仕事に出ているY子ちゃんは、毎日どんな思いで家の鍵を開けるのでしょう、気の毒で言葉もありません。

あなたも残り時間は少ないのよ。つまんないことで忙しがってないで、ちゃんと考えて行動しなさいよ。あとで後悔したって遅いんだからね!
歯切れのいい明るい声で、彼女にどやされたような気がしたことでした。
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2008年02月15日

雑用山積み

きのうは最後の授業参観・個人面談で一日息子の学校で過ごしました。
きょうは区役所に書類を提出しに行ったり、大口の支払いのため銀行に行ったり。印鑑証明を貰いに行っておきながら、カードを忘れたのに気がついて出直したりと、何かと忙しい思いをしました。
おとといもあれこれ忙しくて、夕方に予約を入れていた歯医者さんに息子を連れて行くのをすっかり忘れてしまいました。
フルタイムで働いている人は、こんな雑用はどうやって片付けているんでしょうね?
ここで書きたいような話もいくつかあるのですが、また後日。
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2008年02月12日

割り箸事故

1999年杉並区で、盆踊り会場で綿菓子を食べながら転んだため、その割り箸が頭蓋内に刺さって、当時4歳の男児が死亡する事故がありました。
様子がおかしいから病院に連れて行ったのに、医師は刺さった場所を消毒しただけ。
発見が遅れたがために可愛い盛りの子どもを亡くした、その両親の無念さはよくわかります。
適切な治療が行われていれば死ぬことはなかったはずと信じ、医師を訴えたくなるのも人情というものかもしれません。
でも東京地裁は医師の過失を認めず、予見不可能として遺族の請求を棄却したようです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080212-00000096-jij-soci
遺族の賠償請求棄却=診察医師の過失認めず−男児割りばし死亡事故・東京地裁
2月12日15時31分配信 時事通信

 東京都杉並区で1999年、杉野隼三ちゃん=当時(4つ)=が割りばしをのどに刺し死亡した事故で、医師が適切な治療を怠ったとして、父の正雄さん(56)らが病院を経営する学校法人杏林学園(三鷹市)と医師に総額約8900万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が12日、東京地裁であった。加藤謙一裁判長は「頭蓋(ずがい)内損傷を予見することが可能だったとはいえない」として、医師の過失を認めず、遺族の訴えを棄却した。
 医師は、杏林大付属病院に勤務していた根本英樹被告(39)=業務上過失致死罪で一審無罪、検察側控訴=。民事訴訟でも刑事裁判と同様、根本被告の過失の有無と、死亡との因果関係が争点となった。
 加藤裁判長は、過去に同様の例が報告されたことはなく、事故時に大量の出血もなかったなどと指摘。「割りばしが頭蓋内に入った可能性を考えるべきかについては、否定するのが相当だ」と述べた。


この事件が社会に与えた影響は少なくありません。
ウチの息子が通う養護学校のバザーでは綿菓子販売もやりますが、この事件のあとは綿菓子を作って袋に入れるときに、ぽろっと取れなければしごくようにして、割り箸は抜いています。
それまで危ないとも思わず無神経に使っていたところに、神経が行き届くようになりました。
綿菓子だけでなく、危ないようなものは前もって極力避けるような方向に行っていると思います。
事故があって終わりでなく裁判に訴えたことで、安全性向上への企業努力を促したのは異論のないところでしょう。

娘の友だちは幼い頃食事中に転んで、口の中に箸を刺してしまったことがあるそうです。
割り箸だったら柔らかいから折れますが、彼女のは硬いプラスチックの箸でした。
幸い鼻の横の方に抜けたとかで、今は後遺症もなく元気にしています。
それでも長いこと入院して手術も受けたようです。あとわずか横にずれていれば失明したかもしれないし、命も危なかったそう。
お兄ちゃんと食事中ふざけていたのが原因だそうで、二人ともあとでひどく叱られたということでした。

息子の学校でこんなことがありました。
お昼の給食のあと小学部を通りかかったら、歯磨きしている児童の一人が、歯ブラシをくわえたまま走り回っているのです。ゾッとしました。
すぐ子どもを捕まえ、近くにいた先生に危ないから止めさせるように言いましたが、先生自身その危険性に鈍感なようでした。
歯ブラシはまあ、折れても頭蓋には刺さらないかもしれませんね。のどを突いただけでもかなり痛いとは思いますが。

ところで、この事件で頭蓋に刺さった割り箸は7.6センチもあったそうです。
http://www.jiji.com/jc/zc_p?k=2008021200614&rel=y&g=tha
(司法解剖で頭蓋(ずがい)内に7.6センチの割りばしが見つかり、)
口の中で割り箸が折れたとき、それだけの長さのものが消えていることに気づくとすれば、それはその場に居合わせた当事者に限られるでしょう。あとで診た医師が、割り箸は折れただけで一部なくなったりしてませんよね? と確認することはないと思います。
それだけの長さのものが折れて頭蓋に刺さるというのは、よほど激しく転んだのでしょうし、確率としてはかなり低いでしょう。医師が予測することは難しかっただろうと私も思います。
まだ幼児の子どもにとって、割り箸も含めありとあらゆるものが凶器になる可能性を、保護者としては忘れてはならないでしょう。
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2008年02月10日

連休中日

最近は3連休が多すぎると思う。長いよ。
…とぼやきながら、息子と一緒に出かけました。
相模原の方はすごい雪だったそうですが、こちらは不気味なくらいの暖かさでした。ゆうべは雨だったし、雪と言えば先週のが少〜し残っているところがあるくらい。
風も冷たくなくて、気持ちよく歩けました。
近隣の学校合同企画のイベントで息子の作品が展示されているという、外人墓地近くの西洋館に行きました。

横浜山手芸術祭・中区区制80周年イベント、山手西洋館ユースギャラリーという企画。
会場は西洋館や大仏次郎記念館など6箇所に分かれていて、きょう行ったのは山手234番館というところです。
優秀な子ばかり集まる名門校や、中華学校の生徒作品に混じって、息子の養護学校の生徒作品が展示してありました。
特別に出来がいいから展示されたというのではなくて、だいたい全校生徒もれなく展示されたのだと思います。
息子のはマカロニなどパスタ(?)を使った貼り絵で、ジェットコースターを表現してありました。

一緒に行った息子はそこに展示された自分の作品に気づいたのかどうか、ちらっと見て先に行きました。お母さんがわざわざ足を運んでくれたと、少しは喜んでくれたと思うことにします。
この建物は息子の学校からはわりと近くですが入ったこともなく、もう卒業だし今後入ることはないだろう、いい記念になったと思いました。
帰りは外人墓地わきの坂道(階段)を降りて、元町を横断して中華街に回ってみました。
春節の賑わいを覗いてみようと思ってのことですが、例のギョウザの影響でしょう、お正月というのに拍子抜けするような人出です。普段の日曜日より少ないと思いました。
中国らしいテカテカのド派手な廟にお参りして、山下公園側に抜けて帰りました。
それにしても、中華街の肉まんって、どうしてあれほどに強気の値段なんでしょうか。一個420円。売れるのかな…。

おとといは最後のひなまつり学習発表会もありました。
木琴を叩く姿に、こんな才能が眠っていたのかとびっくり。在学中にちゃんと引き出してやっていれば、楽器を演奏する楽しみに目覚めて、もうちょっと意味のある余暇を過ごせたかもしれないと反省したことでした。
反省も悔いも棚上げして、とにかく来月には卒業です。
あとは家から歩いて通えるところに行くので、こっちにはあまり来なくなるだろうなと思いながらベイブリッジを眺めました。
明日は3連休最終日。掃除や片付けものをしてゆっくり過ごしたいところですが、家では退屈で死にそうな(?)息子のお供をすることになるでしょう。
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2008年02月09日

ひとり親

何年か前にご主人を亡くした友人と久しぶりに会いました。
一昨年に体験談を聞いたときには話しながら涙ぐんでいましたが、やはり日にち薬、だいぶ明るくなった印象です。
まだ働き盛りの40代と若かったので多少不調でも病院に行くのは後回しになっていたのでしょう、診察を受けたときにはすでに末期の癌で、闘病3ヶ月で亡くなったそうです。
彼女にもウチの息子と同じ知的障害を伴う自閉症の息子がいます。あとは受験を控えた高校生のお兄ちゃんだけで、身内は遠い地方に住んでいて手助けしてはもらえなかったようでした。

いよいよ危ないというころに自閉症の息子を入所施設に預かってもらったのだけど、そこでの対応がよくなかったのか、ひどく荒れた。精神病院に入院させると言われたのでタクシーで迎えに行ったりと、とても大変だったようです。
危篤のご主人が苦しい息の下から「俺のことはいいから息子のところに行ってやれ」と言ってくれたとか。
ご主人にはずいぶん心残りもあったと思いますが、せめてもの救いは社宅から新しい家に引っ越したばかりだったという点でしょうか。
社宅なら出なければなりませんが、ローンの支払いがなくなった家が残る(ローンを組むとき生命保険に加入させられます)わけで、少なくとも住むところの心配はない。遺族年金で生活も出来るようです。

今回、「ご主人が亡くなったあとって、鬱にならなかった?」と聞いたら、「息子のことで大変だったからもう夢中で、鬱になっているヒマはなかったわね」と笑っていました。
お兄ちゃんもお母さん思いの優しい子で、大変な時期をよく支えてくれたようです。
自閉症の子どもが小さいときって、中にはウチの息子のようにおとなしい子もいますが、信じられないくらいのエネルギーで周囲を振り回してくれます。
普通の子みたいに長い時間寝ません。何日も寝なくても平気な子もいます。
目を離すとどこに行くかわからない。車の間をぬって国道を渡ったりもします。
親はヘトヘトになって肝を冷やし寿命の縮む思いをするわけですが、うまくしたもので親がくたびれて更年期に悩まされるころには落ちついておとなしくなる子が大半のようです。
大変な時期に鬱になると、無理心中を図ったりしやすくなるのだと思います。

この友人の子はその後養護学校を卒業して、少し遠くの通所施設に入りました。情緒不安定なところがあって友人はずいぶん心配したらしいですが、今は落ち着いて通っているようです。
彼女は息子を朝夕送迎して、昼間は家事や趣味で穏やかに過ごしている様子。小さい織機を買って趣味の織物を始めたとかで、細い糸で織ったマフラーを見せてくれました。
それがとても品のいい見事な出来栄えで、私が率直にほめると彼女は照れくさそうににっこり。無心に集中して作品を織りあげる楽しみが、どれほど彼女の救いになっているかと思いました。

彼女も私も、おそらくは障害のある息子と二人だけで、自分の老後を迎えることになると思います。
(息子はいずれケアホームか入所施設のお世話になるとしても…)
万が一脳梗塞や心臓発作で倒れたとしても、救急車を呼んだり近所に助けを求めたりしてくれる可能性ゼロ。少なくとも生活習慣病とは無縁な状態で年取らないとマズそうです。
もっとも、今は救急車を呼んでも受け入れを拒否されたりして、搬送してくれるとは限らないみたいですけどね。
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2008年02月07日

威力業務妨害

自分の実家に「歩きやすい状態で」行くために、線路にアスファルト状のものを敷いて勝手に「踏切」を作った男性が、威力業務妨害で逮捕されたそうです。
(下のサイトには現場の写真もあります)
http://www.asahi.com/national/update/0207/OSK200802070045.html
 線路を横切る里道を歩きやすくしようと、JR線の軌道上を勝手に舗装したとして、広島県警安佐北署は7日、奈良県橿原市白橿町3丁目、無職升岡了容疑者(73)を威力業務妨害の疑いで逮捕した。升岡容疑者は「舗装はしたが業務は妨害していない」と犯意を否認しているという。
調べでは、升岡容疑者は昨年8月後半以降に広島市安佐北区白木町井原のJR芸備線上で、幅約1メートル、長さ約3メートルにわたってレールの周囲をアスファルト常温混合物で舗装し、JRの保守点検業務を妨害した疑い。JR西日本が8月15日に現場付近を点検した際に異常はなく、12月18日になって舗装されているのを見つけたという。
 現場は升岡容疑者の実家前で、同容疑者は99年ごろからJR西日本広島支社に「軌道内の砂利が歩きにくいので踏切を作ってほしい」と要望していたが、断られていたという。同容疑者は「JRがしないなら自分でしてやる」とJR側に一方的に宣言し、舗装を始めたという。
 JR芸備線は単線で、平日は上下線合わせて1日43本が運行している。


逮捕されたのは奈良県の男性ですが、以前は現場(広島県)のすぐ前にある実家に住んでいたそうです。
線路の脇まで里道(という用語は初めて聞きました。農道のようなものでしょうか)が来ているようで、この男性以外にもここを日常的に通る人がいるなら、この「踏切」があると助かるかもしれませんね。
写真に立て看板が写っていますが、近くにホンモノの踏切があるそうで、そっちを通ってくれというのがJRの言い分なのでしょう。でも目の前の家に行くのに、わざわざ遠回りして(どのくらいの距離があるのかわかりませんが)足場のいい踏切を通る人というのも、あまりいないんじゃないかという気もします。
都市部のように数分おきに電車が通る路線とは違い、単線で一日43本ということですから、朝夕を除けば一時間に2回通るかどうかというのどかなところなのでしょうし。

線路の砂利(バラス)の上を歩いたことがある人は、今はあまりいないかもしれませんね。地面より高い位置にありますし、かなり歩きにくいです。
この逮捕された男性のような高齢者にとっては、足を取られて転びそうになる可能性大。舗装したくなる気持ちもわかる、と同情したくなります。
まあでも、同情されるまでもない元気な人なのでしょう、左官仕事の経験でもあるのか、なかなかきれいに仕上げてあるようです。
これくらい大目に見たらいいじゃん! って思わず言いたくなりますが、保守点検の妨げになる(と主張される余地)はたしかにありそうですね。線路は夏は伸び冬は縮むため隙間をあけて敷設するそうですし、余計なものをくっつけられても困るでしょう。
ただ、線路の両側にはちゃんと溝が作ってあったそうですし、実害はなかったような印象は受けます。まあ、真似されると困るからJRとしては放置するわけにはいかないんでしょうね。

それにしても「威力業務妨害」とは…。
「威力」は、法律用語として「人の意思を制圧するに足りる威圧的な行為」(by広辞苑)とあります。
刑法 第35章
(信用毀損及び業務妨害)
第二百三十三条  虚偽の風説を流布し、又は偽計を用いて、人の信用を毀損し、又はその業務を妨害した者は、三年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。

(威力業務妨害)
第234条 威力を用いて人の業務を妨害した者も、前条の例による。

三年以下の懲役又は五十万円以下の罰金、けっこう重罪?
威力業務妨害罪は「威力」「業務」「妨害(明らかに業務に支障をきたした、という被害実態が必要)」という3条件がそろってはじめて有罪になるそうです。
「業務」を「妨害」したのは文句ないところでしょうが、「威力」というのに興味を覚えます。
逮捕された男性が「JRがしないなら自分でしてやる」とJR側に<一方的に宣言し、舗装を始めた>から「威力」ということなのでしょう。

業務妨害には「偽計業務妨害(信用毀損及び業務妨害)」と「威力業務妨害」があります。(今はそのほか、電子計算機損壊等業務妨害というのも。こっちは五年以下の懲役又は百万円以下の罰金
「結果として業務を失敗させる」のが偽計。「そもそも人に業務をさせない」のが威力。
「中華そば店に何百回も無言電話をかける」や、「デパートの売り場の布団に500本近い針を入れる」は、「そもそも業務をさせない」わけではないからか、偽計業務妨害の判例があるそうです。
一方、食堂に蛇を投げ込む、弁護士のかばんを奪って隠す、競馬場に釘を撒いて競馬の挙行を妨害する、といった行為は威力業務妨害。
なお、「漁場の海底に障害物を沈めて魚網を破損させる行為」は偽計となるそうです。コッソリやったから?

上の踏切は早ければ8月、遅くとも12月18日までに作られ、そのあと(最低でも)2ヶ月近くは何事もなく運行していたわけですから、これが威力業務妨害にあたるのかどうか。
本人が「舗装はしたが業務は妨害していない」と犯意を否認した、というのもうなずける話です。
いくらかかるか知らないけど、JRが踏切を作ってくれればいい話じゃん、とも思います。
私個人としては、どんな決着がつくのか興味津々です。原状回復を条件に不起訴、かな?
まさか逮捕までされるとは思わなかったでしょう。升岡さん、お疲れ様でした!
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2008年02月05日

500円のイチゴ

きょう生協の店舗に買い物に行ったら、イチゴのパックに一つだけ3割引のシールが貼ってありました。何気なくもとの値段を見てびっくり、498円です。3割引でも350円ぐらい。
大粒の美味しそうなイチゴです。買って買えないことはないけど、千疋屋や新宿高野でもないのにとため息が出ました。
娘はケーキより安いよと言いますが…。
だいたい、雪が降るような季節にイチゴを食べること自体が、身の程知らずの贅沢かもしれません。もともと初夏の頃(と秋?)が旬だと思いますが、いったいいつからクリスマス前後が売れ筋になったのでしょうか。
真冬に店頭に並べるには、ハウスの中で、がんがん暖房を入れて栽培するのだと思います。

安いものを作っていては赤字だから、国産では付加価値をつけて高いものを栽培する方がいい。農協がそういうやり方を推奨しているのなら、国産の野菜や果物がますます高価になって、庶民には手が届かない。食料自給率が下がるのも無理ないという気がします。
東国原知事の人気にあやかって、一時は一個5,000円だかする完熟マンゴーがもてはやされていました。でも、話の種に贈答用に一度は買っても、リピーターとなる人はそうそういないでしょう。設備投資をした農民は泣くんじゃないかと私はひそかに心配しています。

先日国産ニンニクを買おうとしたら、一個で250円ぐらいでした。国産の野菜ってそんなにコストがかかるんでしょうか。中国産はその何分の一かの値段でしたが、結局どっちも買う気がしませんでした。
国産の方が安全とは必ずしも言えないだろうけど、農薬の規制などが行き届く分、安全管理はしやすいはずです。離農人口が増えるのを黙って見てないで、安易に外国に依存しすぎないで、自給率を上げる道を探ってほしいと思います。
posted by dashi at 23:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 身辺雑記

2008年02月03日

朝、のどが渇いて目を覚まし、水を飲みに台所へ行ってびっくり。
出窓の外が妙に明るいのだけど、晴れた日とは違う白っぽい明るさで、雪だとすぐ気づきました。さすがに寒い。
予報で雪が降ると言われながら今まで降らずじまいだったので、この冬は雪を見ないで終わるのかと思っていました。たまには雪もいいけれど、積もるとたちまち外出に困ります。きょうは日曜日でホントによかった。
一日家に閉じこもって息子は退屈だっただろうけど、仕方ありません。
息子の部屋の雪見障子を開けて(日中もわざわざ閉めて薄暗くしています)、「ほら、雪だよ。ずいぶん積もってるねーー。きょうは外には行けないね」と説得(?)し、しばらく一緒に雪を眺めました。

雪と言えば、私は
「♪ゆ、きでした あなたのあとを なんとなく ついてゆき たかった」
「振、り向いた 貴方の瞳は 早くお帰り ぼうや って言ってた」
という「猫」(というグループがあったのですよ)の歌が口をついて出ます。
テレビも持ってなかった貧乏学生の頃、ラジオでよく流れていたような記憶があります。
きょう検索で初めて知りましたが、これは吉田拓郎の歌だそうです。「猫」は拓郎のバックバンドだったということなので、その縁なのでしょう。
参考までに、歌詞とコードはこちらに載っています。
http://music.j-total.net/data/038yo/001_yoshida_takuro/032.html

千葉県市原市でも、こちらとあまり変わらないくらい雪が降ったんじゃないかと思いますが、自閉症の娘を殺した母親が自首した、という事件があったそうです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080203-00000052-mai-soci
中1の三女殺害容疑で母を逮捕 千葉
2月3日19時5分配信 毎日新聞

 3日午前6時35分ごろ、千葉県市原市辰巳台東の県警市原署辰巳台交番に、東京都大田区仲六郷2、無職、池田由起子容疑者(48)が「近くの実家で娘の首を絞めて殺した」と自首してきた。署員が同市大厩(おおまや)の住宅を調べたところ、布団の上であおむけで死亡している三女耀(よう)さん(13)=同区立東調布中1年=を発見し、池田容疑者を殺人容疑で緊急逮捕した。
 調べでは、池田容疑者は3日午前2時ごろ、空き家だった実家の和室で、就寝中の耀さんの首を和服の腰ひもで絞め殺害した疑い。耀さんは自閉症だったといい、池田容疑者は「介護に疲れた。娘を殺して、自分も死ぬつもりだった」などと供述している。
 池田容疑者は夫(52)や耀さんら4人暮らしで、2日午後4時ごろ、母娘で実家を訪れたという。台所のテーブルの上には「皆さんごめんなさい 由起子」などと書かれたメモがあった。【山本太一】


自閉症と雪は相性が悪いのかどうか、ウチの息子も今朝の起き抜けはいつになく落ち着きがなくて、余計なことばかりしてくれ、私はイライラさせられっぱなし。
「もうアンタみたいな子いらん! 出てって!」と怒鳴っていたら、「きのうじゃなくてよかった」とつぶやきながら娘が起きてきました。(きのうは娘の友人が遊びに来ていたようですが、私と息子は外出していて会ってはいません)
自閉症の子がいなければ怒鳴ることもない、家庭は平和というわけでもないでしょうが、すべて投げ出して逃げ出したくなることは私にも今までに何回かありました。
特に思春期で不安定な時期には、わけもなく暴れたり私に殴りかかったりもしました。

殺された女の子は中一ということですから、一番難しい時期だったかもしれません。
女の子の自閉症のお母さんに聞いたところでは、生理中(とその前)はとてもイラついて大変だそうです。
何年かたって慣れればいいのかもしれませんが、初潮からしばらくは人前でナプキンを取って投げるなど過激なこともされ、死にたくなる思いをするお母さんもいるようです。この母親も、何かそういうことがあったのかもしれません。
何も殺すことはない、自分で育てるのが無理なら児童相談所や福祉事務所に泣きついて施設に預かってもらえばいい、と無責任に言うのは簡単ですが、そうできない事情があったのでしょうか。
相模原では、引きこもりの兄と障害者の弟(20代)の二人を殺した母親もいました。思い詰めて警察などに相談に行ったけれど、なかなか親身になって考えてはもらえなかったようですね。

ふんわりとかかった厚めの白いベール。事件事故も、毒ギョウザも、「35過ぎると羊水が腐る」発言(倖田來未 )も、すっぽり覆われたような観があります。
「太郎を眠らせ 太郎の屋根に雪降り積む
 次郎を眠らせ 次郎の屋根に雪降り積む」(三好達治)
今夜は、ウチの息子もよく眠らせてほしい。
posted by dashi at 22:39| Comment(8) | TrackBack(0) | 自閉症関連

2008年02月02日

中国の食べ物

例の冷凍ギョウザに関して、健康被害を訴える人が1,000人を突破したようです。
気のせい、勘違いという人も少なくないでしょうが、実際に問題のあるギョウザを食べたものの、毒物の濃度が高くなかったために(救急車を呼ぶほどの)劇的な発症に至らなかった人もたくさんいたかもしれませんね。
しっかり加熱して食べるものだったからいくらかマシだったかもしれません。これが自然解凍で食べるもので(大学芋とか)、留守番の子どものおやつだったりしたら死者も出ていたかもしれないと怖い思いをしています。

「中国製の」ギョウザだから、これほどに戦々恐々とするのでしょう。
五輪を控えた中国にとっては迷惑な話ですが、今までも残留農薬で死者が出たとか、何年か前には茹でたブロッコリーで危うく死ぬところだった香港の一家の例など、起こり得る話だと思わせる下地があるのは、残念ながら否定できないと思います。
少し前には中国・雲南省で、殺鼠剤の空き袋に油かす(おやつ)を入れて持ち出し、友達と食べた小学生が4人死亡するという事件もありました。
この事件のことはこちらに書きました。
http://dashisroom.seesaa.net/article/72122991.html
「よく効くから」と猛毒の殺鼠剤や農薬を日常的に使い、その毒性、管理に対してあまりに無知、無神経であるのは疑いのないところだと思います。

もともと殺鼠剤は劇薬ですから、日本でも昔は事故や故意でずいぶん人が死にました。
鼠自体が少なくなって今では殺鼠剤が使われることもあまりないでしょう。
農薬も管理が(ある程度)行き届いているようで、事故の話はあまり聞きませんね。毒性の弱いものが主流で、自殺したいと思って飲んでも、このごろのでは死ねないという話です。
私の高校時代、隣町で農薬散布後に死亡した人が出ました。効果を急いで高濃度のを散布したのか、当時はそういうのがたまにありました。
偶然、同じクラスだった子のお父さんが農協の(農薬指導の)担当者だったそうで、大変だったと話していました。
このごろは毒というとフグやキノコで死亡例を聞くぐらいですね。

フグも無許可で販売している店で買ったり、自分でさばくという無茶をしないかぎりは、死ぬことはまずないと思います。
余談ですが、私が学生時代にアルバイトしていた市場では、向かいが鮮魚店でした。
冬になると本場なのでフグを売っていて、私も売れ残りのフグ刺しを安く分けてもらったことがあります。この店では店頭でフグをさばいていて、猛毒の内臓が足元に無造作に置いてあったりしました(今はこんなことは出来ないはずです)。
この店に、朝、大きなドブネズミの死骸がころがっていた…という噂がありました。やっぱり毒があるんだ、とゾーッとしたものですが、真偽のほどはわかりません。
ただネズミが生息していたのは事実で、私が働いていた惣菜店でも、領収書をほしいと言われて引き出しを開けたら、巨大なネズミが飛び出したことがありました。

一昔前の話で恐縮ですが…。
北京に住み始めて間もないころ、露天の自由市場で豚の切り身(ブロック)を買ってきてカレーを作ったことがありました。コックさんは土・日お休みだったのです。
脂身が多目ながら味はまずまずでした。包丁で切っているときに、皮の部分が残っていたらしく薄茶色の体毛があるのに気がつきましたが、面白く思ったぐらいで全然平気でした。
ところが、後日その話を聞いた友人(数年住んでいる)が、「そんなの食べても大丈夫なの? 肝炎にならない?」と眉をひそめたのです。
衛生的に問題があるから、食べ物は友誼商店(外国人向け)か、遠いけど日本の店(当時は西友だけでした)で買うように勧められました。その友人は、わざわざタクシーに乗って西友まで買い出しに行っていたので、便乗したこともありました。
その西友で、日本製のポテトチップ(法外な値段でした…)を見つけた娘がとても喜んでいたのを思い出します。

もっとも、そういう人ばかりではなくて、自由市場で売っている「カエル」をよく食べると話す人もいました。鶏肉みたいな味で美味しく(だからでしょうか、中国語ではカエルを田鶏とも言います)、そのまま空揚げにして食べるとのこと。男の子ばかりだったからか、子どもたちも大好きと笑っていました。
話を聞いたあと、冷凍された、カエルのおなかから下半分がうず高く積んで売ってあるのを私も見ました。でも「カエル!? やだー」と娘二人に反対されて、とうとう食べずじまい。惜しいことをしました。
内陸の北京では魚はごちそう。荷車に積み上げて売ってある、氷に覆われた太刀魚などに人だかりができているのはよく見かけました。
でもその氷が透明や白ではなく、泥水のような色だったので気になり、こちらも食べずじまいでした。

名高い北京ダックも蓮の葉でくるんだおこわも、有名な宮廷料理も食べに行きましたが、一番おいしく思ったのは日本料理店で食べた秋刀魚の塩焼きでした。
こんな母親の嗜好の影響か、娘たちもせっかくの本場の中華料理を好きにならず、もったいないことでした。
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2008年02月01日

健康診断

自閉症の息子が内定した施設に通う日のために、調査用の書類をどっさり書きました。
自閉症の人に特化した施設なので、個人対応の準備のために詳しい資料が必要となるようです。こんな丁寧な仕事をしていては儲からないだろう(コムスン&グッドウィルとはえらい違い)と老婆心ながら思いますが、親としては実にありがたいことです。
息子をスクールバスに乗せた後、図書館にこもって集中して書き上げ、気がつくと2時間もたっていました。
療育手帳の判定のときなど、幼いときからの生育歴を書かされることはよくあります。
いつも同じことを書かされるので、「こんなのデータベース作って保存しておけばいいじゃん!」と思ったりします。
でも今回は、「これこれこういうことで今現在困っていることはありますか」など、これまでに聞かれたことのない、踏み込んだというか家族の側に立った質問も多くて、心強く思いました。
自閉症者には特有のクセみたいなものがありますが、そういうのをよく承知して対処法を考えてくれるところは全国的にもあまりないでしょう。ここに内定をもらえた幸運に感謝して、しっかりやっていきたいと思います。

提出しなければならない書類の中に、健康診断書があります。
さあ困った、初体験の採血をして血液検査を受けなければなりません。
区役所の福祉保健課で教えてもらった病院や近場の総合病院に電話して、こういう子で暴れるかもしれないがやってもらえるか、と確認したら案の定、健康診断「だけ」というのはお断りしています、との返事。
とびひで皮膚科にかかったぐらいで、ほとんど病院とは無縁に大きくなった息子ですが、かかりつけの病院がないとこういうときに困ります。
息子の通っている養護学校の、校医さんの病院ならどうだろう、と思いつきました。学校でちょっとした怪我をして診てもらったことのある病院です。
診察券もあるしと電話して、ダメモトで学校から回って、行ってみました。

初めてのことは苦手ですが、血圧は「これはゼッタイやらなくちゃいけないの!」と迫力勝ち?で測ることができました。
尿は、年に一度採っている(学校に提出)ので抵抗なく採らせてくれました。
あと身長・体重は笑ってしまうくらいカチンカチンになって計測させてくれました。
レントゲンも学校で昨年度撮ったとかで初めてではなかったのと、先生も扱いに慣れた様子で(校医さんですからね)、すんなり撮れました。

余談ですが、レントゲン写真に映った息子の心臓は「少し大きいね」ということでした。
(「ついでにお聞きしたいんですが、これは心臓ですか?」と訊ねて教えてもらいました)
この子の父親は「心臓が馬並みに大きい」と言われたそうだ(だから遺伝?)、という話をしたら、先生は首をひねって「心臓は大きいのはあまりよくないんだよね」。意外でした…。
元気な人は心臓が小さいそうです。朝青龍のなんてちっこくて性能抜群なんでしょうね。
息子のはやや大きめ程度で「正常」だそうです。

採血だけはどうしてもダメ。
先生も無理だろうと判断されて、提出先と相談するように言われました。結局血液検査抜きの診断書(血液検査がないからすぐ結果がわかる)を書いてもらい、8千円あまり支払って帰りました。
何も異常なし。当然…と思うのは不遜かもしれませんね。
そのあと施設長さんの計らいで、血液検査だけを後日、こういう子専門の病院で受けられることになりました。日時が指定されるのを待つことになります。予約でいっぱいのところに無理を言うので、この日に来いと言われたら、何を差し置いても行かなければなりません。
あとひとふんばり。
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