今日は、かつて一緒にヘルパー講習を受けた仲間3人と久しぶりにランチしました。
一人は昼間のパートに加えて夕方から家事援助に入るのを週に二回。
一人は月に一度だけも含め週5日ぐらいはホームヘルプをやっている様子。
腱鞘炎で休んでいるもう一人も9月からまた施設勤務を再開するそうです。
みんなよくやるなあ、頑張るなあと感心した次第です。
家庭優先で昼間短時間働きたい人、「一対一では何かあったとき怖いから施設がいい」という人、環境や考え方もいろいろです。適性や相性もあるでしょう、自分に合った形態や職場で働くのが長続きする条件でしょうか。
腱鞘炎は体位交換やおむつ交換が原因かと思ったら、移動の介助するときということでした。
ベッドから車椅子に移動するとき、わきの下に手を入れて抱えるというのもやりにくいので、ウェストのベルト(ゴム?)を掴んで持ち上げることが多い。その際、手首をくっとそり返さないと力が入らない。それで手首をいためたようです。
介護も力がないと難しい、老老介護は厳しい。力なら男が一番だけど、なにしろ薄給だから居ついてくれない。
施設職員は大変な仕事なのに、待遇が悪すぎるよねえとうなずきあいました。
腱鞘炎で仕事を辞めたとき、15日(けっこう長時間)出勤して、受け取った給料はわずか10万だったそうです。
好きでこの仕事をやっている人ですが、「アタシいったいなにやってるんだろう」と考えてしまったとか。
前に集まったとき、「何ヶ月も通っているのに(利用者のおばあさんが)一度も笑顔を見せてくれない」という話をしていた人に、その後笑顔を見られた? と聞いてみました。
残念ながら、そのおばあさんはとうとう笑顔を見せないまま亡くなったそうです。
「でもね、最後に行ったとき」
と彼女はしんみりと話し出しました。
「私がキッチンで食事作ってて、ふっとふり向いたら、そのおばあさんが後ろに立ってた。そして、『大変だね〜』と言ったのよ。ほとんどしゃべらない、そんなこと一度も言ったことない人だから、びっくりしたの」
それから何日もたたないうちに、急に亡くなったそうです。
ねぎらいや感謝を口に出せない人なりに、ヘルパーの彼女にお礼を言いたかったのだろうと話したことでした。
その彼女は訪問ヘルパーの仕事を気に入って精力的に働いているのですが、「ヘルパーに入っててイヤなことは…」やっぱりあるそうです。
それは、せっかく食事の支度をしても「食欲がないの」と言われること。
「今はほしくないから、あとで食べる」と言われて置いてきた(食べてくれたら片づけまでするのでしょう)食事が、次に行ったときに冷蔵庫の中にそのままあったりするそうです。
とくに「これを作って」と要求されないので、ある食材で適当に作るらしいですが(これも経験を要する高度な仕事ではありますね)、食べる気のしないものが出来上がったのでしょう。
そう口に出せないから(好意で)「あとで食べる」と表現するのでしょうね。利用者の優しさが裏目に出て、食材はもったいないし、作る労力も無駄になる。
なかなかハッキリ言わないのも昔かたぎの日本人なら仕方のないところですが、ヘルパー泣かせではあります。
夕方からヘルプに入る家は、背中の曲がったお姉さんが統合失調症の妹と暮らしている世帯。
妹を病院や施設に入れるのを潔しとせず、結婚もしないでずっと二人でやってきたそうです。幻覚のある妹は存在しない客人の食事を並べ、目に付いた物は全部食べてしまう。
もしお姉さんが転んで骨を折っても、脳梗塞で倒れても、妹は関心を示さないだろう。死んでもわからないだろうということです。
(ヘルパーが入っているから、何日も発見されないことはないでしょうが)
先ごろ東京でそんな事件があったねと話したことでした。
「ニチイがコムスンを買うらしい」という話が出ましたが、夜のニュースで言っていたので正式に決まったようですね。
今日集まったのはみんなニチイで学んだ仲間ですが、ニチイで働いているのは一人だけです。
コムスンの代わりができるほど人材が確保できるのかどうか。
コムスンのサービスを利用している人は私の周囲にもいますが、サービスの質が落ちないでスムーズにニチイに移行できたらいいなと思っています。

