娘の友だちがバイトしたレストランでは、ゴキブリのことを「花子」と呼んでいたそうです(ネズミはなんて言うんだろう?)。料理が遅くてクレームがつくと「ご請求がありました」と調理場に伝えていたとか。
デパートではひやかし客のことを「うろこ」、万引きのことを「キーノー」「在庫」と言う。
銀行で「ドンゴロス」と言われたら、硬貨の詰まった重い麻袋のことを指すそうですよ。
それぞれの世界でその業界独特の用語(隠語)があるようですね。
ここで以前、スキッパーが「宿泊費や食事代を踏み倒して逃げる客」ということを書いたホテル用語では「ノーショウ(No Show)」というのもあるそうです。
予約しているのに現われない客のことで、これもスキッパーほどではないにしろかなりの迷惑客であることは確か。せめてキャンセルの電話を入れてもらえば他の客を泊めることもできますが、飛び込み客ってそうそういないでしょうしね。
ノーショウ対策として予約の確認電話を入れることもありますが、自宅に電話するととんでもないことになるケースもありうるので、勤務先が鉄則とか。いろいろ大変ですね。
またホテル業界でスチュワード(steward)と言うと、スッチーのことではなくて、食器を洗って管理する部門のことだそうです。
コックさんは調理用具の洗浄や管理はするけれども、食器は別なのだそうです。そりゃそうですね、結婚式をするようなところじゃ数が半端じゃないですし。
銀器や漆器など扱いに知識が必要なものがあったり、割れて補充が必要だったりと、大切な反面なかなか面倒な仕事らしいです。
医学関係では、外国語(特にドイツ語)由来のものが多いようですね。
患者が死ぬことを、ドイツ語で死を表すステルベンから「ステる」。
bloodのドイツ語読みから、血のことを「ブルート」。
英語のpsyco(精神病患者)はサイコと発音しますが(古いけどヒッチコック&アンソニー・パーキンスのホラー映画でおなじみ)、これを綴りどおりに「プシコ」と読んだ隠語は、精神科のことで、転じて理不尽なクレームをつけてくる患者のことを指すそうです。(最近は多そうですね…)
警察関係はすごく多いですね、報道記者も使っていると思います。
自供寸前の状態を半落ちとか、ホシ(犯人)とかクロ、パンダ(パトカー)やチャカ(拳銃)というのはなんとなく日常的に耳にします。探偵少年コナンなどで、子どもでも聞き知っているかもしれませんね。
警察関係で私が興味を覚えたのは、漢字の部首を使ったもの。そのものズバリで、スジが通っていると思います。参考までにご紹介いたします。
★ウカンムリ…窃盗
★ゴンベン…詐欺
★サンズイ…汚職
★ニンベン…偽物
★ユミヘン…強姦
(同じユミヘンでも、強盗はタタキと言います)
また、高層マンションに侵入する泥棒を「蜘蛛」、二人組みのスリのことを「おしどり」と呼ぶなど、その絶妙なネーミングには感心しています。
蜘蛛もおしどりも、近くにいてもらっちゃ困りますけどね。

