クイズサイトで遊んでいたら、「ホテル用語でスキッパーとは何か」という問題がありました。
スキップにerがついたものでしょうか。ピョンピョン飛び跳ねる明るいイメージから、私は4択の中で「何度も利用してくれる客」というのを選びました。でもこれはハズレで、正解は「無銭宿泊者」と書いてあります。
意外な気がして調べたら、「ホテル利用料金の支払いを意図的に済ませずに逃げ去る人」と説明がありました。
都内の大手ホテルの状況では、スキッパーの半分以上は40代の男性だそうです。予約無しか、前日か当日ぎりぎりの予約でチェックインして、滞在を延長。さんざん飲み食いしたあと外出を装って逃走するそうです。
こういうのって病み付きになって繰り返しそうな気もします。
業界のことはよくわかりませんが、常習者ならブラックリストに顔写真(防犯カメラの画像とか)ぐらい載ってそうですね。スキッパー被害にあったら、その情報はホテル間では流されるようです。
被害防止のために、客に文句(「客を信用しないのか」とか)言われながらも、前払い制(デポジット)を採用しているホテルも増えているそうです。
skipにはもちろん飛び跳ねるという意味はあって、「羊が一匹…」と数えるときの、羊が柵を飛び越えるのもskipだし、平たい石を池や川で投げて水面をぴょんぴょん走らせる(なんという名称だったか思い出せません)のもskipと言うようです。
省略する、飛ばし読みすることも、それから「飛び級する」ことや、授業をサボることも意味するようですね。
パソコンでもskipというのは飛ばして次に行くという意味で使っていると思います。
skipperには「跳びはねる人、虫」のほかに「船長、主将、支配人」といった意味もあって、だいぶ守備範囲の広い単語のようです。
冒頭のスキッパーは(俗語ではなく)ちゃんとした英語らしくて、ジーニアス英和辞典には
skip out without paying the bill(支払いせずにずらかる)
と、そのものズバリの用例が載っています。
またアメリカ独特の表現らしいですが、
skip out on one's wife
というのもありました。「妻から逃げる」または「妻を捨てる」という意味になるようです。
どっちかというと、<コワい奥さんから嬉々として逃げる>イメージを持ってしまうのは私だけでしょうか。

