さっきヤフーニュースで知りましたが、歌手・俳優の鈴木ヒロミツさんが亡くなったそうです。まだ60歳。
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20070314-OHT1T00158.htm
きのう書いた10年前の番組に、元気な鈴木ヒロミツさんがゲストで出ていました。血糖値が高いから心配、とか話されていたと記憶しています。肝細胞がんのために亡くなったということですが、血糖値や血圧が高いなど闘病を難しくする要素があったのかもしれません。
(この番組には、元気な頃の塩沢ときさんも出ていました。10年の時の流れを思います)
高血圧はいろんな病気の引き金となり、結果抵抗力・免疫力も落ちて病気が治りにくくなるでしょう。高いと言われたら甘く見ないで落とす努力をするべきだと思います。
肥満者はそうでない人に比べて2〜3倍高血圧が多いそうです。減量すると確実に効果があり、1キロの減量で血圧は1〜1.5下がると言われています。でももし血圧が思うほどに下がらなくても、体脂肪が減って代謝や血行で改善が見られるはずなので、根気よく続けるのが大切とのこと。
高血圧の征服には、お酒をほどほどにすること、禁煙も必要です。
そして何より一番重要なのが、塩分の制限。食塩制限1グラムあたり血圧は0.5〜1下がるそうですが、家庭で続けるのは難しそうですね。
家森幸男京大名誉教授は、1987年に、東アフリカ・タンザニアの遊牧民マサイ族を調べました。マサイ族は長身で肥満体の人は一人もいず、驚くばかりの健康体だったそうです。
普通、50代となると5人に一人は高血圧がいるものだけど、マサイ族には全くいない。
それは彼らの食生活に理由があって、彼らは塩分を全く摂っていなかったそうです。飼っている牛の乳を一日に2〜3リットル、腰につるしたひょうたんの中で発酵させたヨーグルトを主食としている。不足する鉄分やビタミンCは牛の生き血やトウモロコシの粉をヨーグルトに混ぜて補い、羊や山羊の肉を食べる時にも塩は使っていなかった。
サバンナだから野菜はないということでした。
ところが10年後にまたマサイ族を調査すると、彼らは塩を使うことを覚え、焼いた肉に塩を振りかけて食べていた。そして彼らの血圧は、世界的に見てまだうんと低いけれども、確実に上がっていたそうです。
塩を使わず(食品にももともと含まれていますけど)ヨーグルトを主食とすれば、マサイ族のようにすらりとした体型で健康に暮らせるのかもしれませんが、ちょっと真似は出来ませんね。
なお、塩分摂取は高血圧に悪いばかりではありません。塩(塩化ナトリウム)のナトリウムはカルシウムを「追い出す」ために、骨粗しょう症の原因ともなるそうです。この点からもヨーグルトを習慣として食べるのはとても効果がありそうです。
家森教授がマサイ族の次に調査したカスピ海沿岸の長寿の村でも、豆や果物とともにヨーグルトをよく食べていました。
教授が日本に紹介したカスピ海ヨーグルト、一時のブームで終わらせずに、特に高齢者はずっと食べ続けると良さそうですね。
家森教授が高齢者社会を先取りしていると言われる島根県の老人ホームでの死亡者を調査したところでは、死亡前に老人性認知症の兆候が見られた人が3分の1、その半数以上に脳梗塞、軟化巣があって脳血管系の認知症であることが確認されたということです。
http://www.pref.shizuoka.jp/kikaku/ki-03/health/1st/yamori_j.html
そして高血圧と脳血栓症は多発性脳梗塞の原因となり、脳血管性認知症を引き起こしてもいるそうです。
高血圧と脳血栓を防ぐための食事は、減塩と、カリウム(塩の害を消す)や植物繊維が多い野菜(イモ類も)・果物、そのほか海藻、大豆、魚、乳製品、肉からの蛋白質。昔からの和食にあっさりめの肉類ということになるでしょうか。
高血圧の人が15ml程度の酢を毎日摂取すると、1〜2か月後くらいに血圧を下げる効果が現れてくることもわかっているそうです。
高血圧の主な合併症として、以下のものが挙げてあるサイトがありました。
「脳出血、脳梗塞、心不全、狭心症、心筋梗塞、腎不全など」
自覚症状がなくて急にくるから怖い、そうです。まさにサイレントキラー。
脳出血は脳溢血と同じもので、脳の血管が切れて出血し脳組織を圧迫、破壊するもの。脳卒中は脳の急激な血液循環障害で大半が脳出血によるものですが、脳塞栓(血管が詰まったもの)、脳膜出血なども含みます。
脳梗塞は、脳血栓または塞栓で脳血管が詰まり、その支配域の脳実質が壊死・軟化するものです。
血栓は血液が固まったものですが、塞栓は血液に限らず不溶物が固まったもののようですね。どろどろの血液だといかにも出来やすそうです。
減量、減塩、減アルコール、禁煙、適度な運動に脱ストレス。そして粗食で血圧を下げ、健康を手に入れましょう。
ところで、アメリカの話ですが、
「最も一般的な鎮痛薬であるアセトアミノフェン、イブプロフェン、アスピリンを定期的に使用する中高年男性は、高血圧の発症リスクが高い」
という報告が医学誌「Archives of Internal Medicine」に載ったそうです。
http://www.drakahige.com/NEWS/DAILY/2007/2007031201.shtml
アメリカ人はすぐアスピリンを飲む、と誰か言ってましたが、こんな副作用があるんじゃ怖いですね。
薬は所詮毒、と思っておくのがよさそうです。

