久しぶりに「ひっどーい!」とつぶやいてしまったニュース。
http://www.47news.jp/CN/201201/CN2012011001001436.html
東京イレッサ訴訟2人上告できず 弁護団ミスで
肺がん治療薬「イレッサ」の副作用をめぐる東京訴訟で、死亡した患者3人の遺族原告4人のうち2人の上告手続きが、訴訟費用に関する弁護団のミスで打ち切られていたことが10日、分かった。公表した弁護団は既に2人に謝罪し「支援していただいた方におわびする」としている。
弁護団によると、原告側は昨年11月に東京高裁で逆転敗訴後、4人全員が高裁に上告状を提出。うち2人は、上告費用猶予を求める「訴訟救助」の申し立てが昨年12月1日付で退けられ、手数料を求める書面が原告団事務局長の弁護士に届いた。
だが、事務局長が支払わないまま期限を過ぎたため上告が却下されたという。
一般の人にはあまり関心を持たれることもないかもしれないけれど、受験で民事訴訟法やら民法やらを毎日かじっている私としては、いろいろと思うところの多いニュースでした。
「訴訟救助」とは、上のサイトにも説明がありますが、要するに訴訟費用が工面できない、少なくとも大金持ちではない人の為に、裁判所に払う費用を猶予してもらえる制度です。勝訴の見込みがないときには認められないそうなので、訴訟救助が断られたのは敗訴の可能性が高いのかもしれません。
でも、訴訟代理人の不手際のために上告できないで敗訴が確定するなら、その遺族の無念さは計り知れない。
訴訟救助は対裁判所の制度なので、弁護士費用の対象にはならないそうです。
訴訟費用ぐらいぽんと出せる金持ち相手だったら、こんな失態は考えられなかったのでは。
もう息子のお迎えに行かなければならない時間なので、書くのをやめますが、今はホントに政治も教育も社会生活も、金次第の時代だなあとため息が出ます。
2012年01月10日
2011年12月31日
みなさま良いお年を
光陰矢のごとし。あっという間に一年が経ってしまいました。
千年に一度といわれる大震災、津波、原発事故と続いて、降り続ける放射能。
いったいこの国はどうなってしまうのだろうと呆然としましたが、何事もなかったようにNHKは紅白のお祭り騒ぎしてるし、池上さんはニュースの解説をしてる。
平和な日常はありがたいけど、これでいいのかと一抹の不安も残ります。
それにしても、しょっちゅう余震で飛び起きていたころは、うちでもレトルトのご飯を備蓄したりもしました。2年以内に大地震が来るのは70%の確率と脅かされて、不要の棚(はずせる上置きの)を処分したり、それなりに気を付けたものですが、もうすっかり優先順位が下がってしまっています。
1日も休まずこつこつと法律の勉強を続けてきて、本番まであと半年。
合格ラインには程遠いですがもってまわった法律用語にもだいぶ慣れ、条文を読むスピードは上がりました。とはいえ忘却とは忘れ去ることなり、を地でいってますが、どこまでやれるか、引き続き頑張っていきたいと思います。
来る年が実りの多い明るいものとなりますよう。どうぞ良いお年をお迎えください。
千年に一度といわれる大震災、津波、原発事故と続いて、降り続ける放射能。
いったいこの国はどうなってしまうのだろうと呆然としましたが、何事もなかったようにNHKは紅白のお祭り騒ぎしてるし、池上さんはニュースの解説をしてる。
平和な日常はありがたいけど、これでいいのかと一抹の不安も残ります。
それにしても、しょっちゅう余震で飛び起きていたころは、うちでもレトルトのご飯を備蓄したりもしました。2年以内に大地震が来るのは70%の確率と脅かされて、不要の棚(はずせる上置きの)を処分したり、それなりに気を付けたものですが、もうすっかり優先順位が下がってしまっています。
1日も休まずこつこつと法律の勉強を続けてきて、本番まであと半年。
合格ラインには程遠いですがもってまわった法律用語にもだいぶ慣れ、条文を読むスピードは上がりました。とはいえ忘却とは忘れ去ることなり、を地でいってますが、どこまでやれるか、引き続き頑張っていきたいと思います。
来る年が実りの多い明るいものとなりますよう。どうぞ良いお年をお迎えください。
2011年01月01日
謹賀新年
おめでとうございます。
大荒れの予報ははずれて、穏やかに明けた新年でした。
昨夜は、NHKのなりふり構わぬ事前PRぶりに嫌気がさして、初めて紅白を見ない大晦日でしたが、たまたまチャンネルを変えたときに桑田某が出ていたので注目しました。病み上がりという印象で正直なところ痛々しかった(しんどそうでした)ですが、元気になった姿に喜んだファンは多かったでしょう。
この人の息子さんの一人が自閉症(その療育で有名な学校に行った)なのはコアなファンならみんな知っていること (秘密にはしてない) らしいですが、いつか、親としての気持ちも発信して、同じ悩みを持つ人を励ましてほしいなと個人的には思っています。
ウチの自閉症の息子も今年は年男です。
髪を抜いてしまうので丸刈りにしたら、すっかり気に入って、金曜日の夜になると「バリカン、バリカン」とうるさいのでお風呂で刈ってやることにしています。
昨夜も金曜日でしたが冬休みでいつもとスケジュールが違うけど、どうかな(曜日がわかるかな)と様子を見ていたらやっぱりバリカンと言うので、今年の刈り収めとやってやりました。
丸刈りの上に、普通の服は破いてしまうのでユニクロの黒のスウェットを制服のように毎日着ていて、かなり見てくれが悪い。でも、例の酒癖の悪い御曹司のおかげで、丸刈りも社会的にあまり異端視されなくなったような気もします。
今年の我が家にとって大きな変化となりそうなのが、娘が飼う(買う)といってきかないネコです。たぶん一月中にはやって来ることになるでしょう。
息子が大の犬嫌いということもあって、たぶん嫌がるだろうとずっと反対していましたが、押し切られることになりそうです。
私としては、ネコは嫌いじゃないけど、余計なトラブルに頭を悩ませず受験勉強に没頭したいところです。宅建と違って、格段に難しく、かなりの集中を要求される学習内容なのです。丸暗記ではゼッタイだめで、きちんと理解しながら山を崩していく感じ。脱落する人が多そうな印象は強く受けます。
人づてに聞いたところでは、司法書士の予備校に来る生徒のうち、半分は最初から無理な人なのだそうです。あとの半分に入れるよう、頑張りたいと思います。
みなさまにとっても、充実した、あとで振り返って満足のいく年になりますよう。
2010年12月04日
近況
12月1日に宅建の合格証書が届きました。一生有効の国家資格と思うと有難さも一入ですが、宅建主任者登録するには講習に通わなければならないし、登録料も高い(37000円プラスα)。登録はしないことになるでしょう。
残念ながらこれを生かす仕事が私に出来るとは思えません。
なにしろ息子の送迎優先、夜と週末は子守です。息子は破衣行動が再発したので、片時も目が離せません。夜はアイロンビーズ制作を手伝ったりもします。
私が自由になる時間は息子が不在となる平日の昼間だけ、今までに出来たのは食堂のおばちゃんとホームヘルパーだけでした。
不動産関係の仕事で夕方・週末働けないなんて、ありえないです。
では、なぜ宅建受験したのか。言えば小手調べといったところです。
ヘルパー先で人生の先輩をたくさん見ました。学ぶことも多かったですが、自分の無力さも含め歯がゆい思いをすることも多々ありました。そして、「私も近い将来、こうなるんだ」と当たり前のことですが強く実感し、自分の残り時間の少なさを思いました。
そんなある朝、起き抜けにぼんやりしているとき、娘に「何してるの」と声をかけられ、「砂時計の落ちる音を聞いているとこ」と反射的に口をついて出た言葉にはっとしました。
そう、私の残り時間は音を立てて流れていく。もう大半の砂は下に落ちてしまった。あと4分の1あるかどうか。
やり残したことがあるなら、すぐやらないと間に合わない。今のままでは、障害のある息子を育てるためにやりたいことが何にもできなかった(本当は息子のせいではないのは自分でもよくわかっている)、不本意な人生だったと愚痴を言うだけの余生になってしまう。これでは死んでも親に合わせる顔がないと思いました。
かといって私に何が出来るのか。
若い頃仕事の関係で勧められたことのある、宅建の解説書を開いてみました。
今はチャレンジする人も多くて難易度が上がったとはいえ、資格試験の中では別格に易しいCランク。(それでも見たことのない用語がてんこもりです)
前途洋洋の若い人と同じスタートラインに立つのだから、この宅建を独学で一発で取れないようなら、自分の能力に見切りをつけ諦めようと思いました。
幸いこのハードルはクリア。楽勝とはほど遠いながらも民法を面白く感じる余裕はありました。
宅建が足し算とすれば因数分解ぐらいかなと思いながら、今は司法書士の勉強中です。
現在、民法1044条のうち200条あたりに来たところ。まだ始めたばかりで、民法のあと民事訴訟法、不動産登記法、刑法など未知の分野にチャレンジが続きます。本試験を受けるのは再来年の7月。
独学は無理と判断しましたが、平日の昼間というコースがないので(渋谷本校にはあるらしい)Webコースを選択せざるを得ませんでした。自分でパソコンを見なくなればそれで終わり、勝負はモチベーションを維持できるかどうかです。
司法書士&成年後見人として知的障害者や高齢者の人生に寄り添う。学校出たての若い人よりはずっといい仕事が出来るつもりなのですが。身の程知らずの野望に終わらせず、自分自身納得のいく老後を送るべく頑張っていきたいと思っています。
残念ながらこれを生かす仕事が私に出来るとは思えません。
なにしろ息子の送迎優先、夜と週末は子守です。息子は破衣行動が再発したので、片時も目が離せません。夜はアイロンビーズ制作を手伝ったりもします。
私が自由になる時間は息子が不在となる平日の昼間だけ、今までに出来たのは食堂のおばちゃんとホームヘルパーだけでした。
不動産関係の仕事で夕方・週末働けないなんて、ありえないです。
では、なぜ宅建受験したのか。言えば小手調べといったところです。
ヘルパー先で人生の先輩をたくさん見ました。学ぶことも多かったですが、自分の無力さも含め歯がゆい思いをすることも多々ありました。そして、「私も近い将来、こうなるんだ」と当たり前のことですが強く実感し、自分の残り時間の少なさを思いました。
そんなある朝、起き抜けにぼんやりしているとき、娘に「何してるの」と声をかけられ、「砂時計の落ちる音を聞いているとこ」と反射的に口をついて出た言葉にはっとしました。
そう、私の残り時間は音を立てて流れていく。もう大半の砂は下に落ちてしまった。あと4分の1あるかどうか。
やり残したことがあるなら、すぐやらないと間に合わない。今のままでは、障害のある息子を育てるためにやりたいことが何にもできなかった(本当は息子のせいではないのは自分でもよくわかっている)、不本意な人生だったと愚痴を言うだけの余生になってしまう。これでは死んでも親に合わせる顔がないと思いました。
かといって私に何が出来るのか。
若い頃仕事の関係で勧められたことのある、宅建の解説書を開いてみました。
今はチャレンジする人も多くて難易度が上がったとはいえ、資格試験の中では別格に易しいCランク。(それでも見たことのない用語がてんこもりです)
前途洋洋の若い人と同じスタートラインに立つのだから、この宅建を独学で一発で取れないようなら、自分の能力に見切りをつけ諦めようと思いました。
幸いこのハードルはクリア。楽勝とはほど遠いながらも民法を面白く感じる余裕はありました。
宅建が足し算とすれば因数分解ぐらいかなと思いながら、今は司法書士の勉強中です。
現在、民法1044条のうち200条あたりに来たところ。まだ始めたばかりで、民法のあと民事訴訟法、不動産登記法、刑法など未知の分野にチャレンジが続きます。本試験を受けるのは再来年の7月。
独学は無理と判断しましたが、平日の昼間というコースがないので(渋谷本校にはあるらしい)Webコースを選択せざるを得ませんでした。自分でパソコンを見なくなればそれで終わり、勝負はモチベーションを維持できるかどうかです。
司法書士&成年後見人として知的障害者や高齢者の人生に寄り添う。学校出たての若い人よりはずっといい仕事が出来るつもりなのですが。身の程知らずの野望に終わらせず、自分自身納得のいく老後を送るべく頑張っていきたいと思っています。
2010年11月11日
ヒーローラット
昨日の朝だったか、テレビで見かけた情報。アフリカのタンザニアで、地雷除去に、訓練されたネズミ・ヒーローラットが大活躍しているというのです。
ヒーローラットで検索してみたら、詳しく解説されたサイトがありました。
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2774225/6428536
ネズミと言ってもけっこう大きい種類で、日本では動物園でしか見かけないんじゃないかと思います。こういうネズミが野生でいたなら、食べる量もハンパじゃなくて穀物倉庫とかかなり荒らし、徹底駆逐の対象となりそうな気もするので、こういう形で人間と共存できるのはいい話だと思いました。
大型だから脳も大きいのか、案外賢くて、訓練すれば100%の成果を挙げるそうです。
地雷除去というと亡きダイアナ妃のヘルメット姿を思い出しますが、人力で除去するのはあまりに危険だし効率が悪い。ネズミは軽いので上に乗っても爆発しないし、ネズミらしくちょこまかと動いて素早く探し出していました。
大型の戦車みたいな地雷除去専用車の写真を見たことがありますが(バンバンと地面を叩いて爆発させる)、機械は故障が多くて経費がすごくかかるそうです。
それにしても、地雷原の地雷を除去するというのは、上流でどんどん不法投棄され続ける原油を手ですくってきれいにしようとしているようなもの。銃の取り締まりもそうですが、発生源(製造元)から断つ必要がありますね。
戦争がなぜ終わらないのか、誰が得をするのかを自分の頭で考える必要がある。そのためには考える余裕を生むための貧困の解消と、やはり子どものときからの教育だと思います。
このネズミ、結核菌の嗅ぎ分けも出来るので患者(保菌者?)の発見にも使えるということでした。日本のような栄養状態や医療環境がいい国では結核も死に至る病になることは少ないですが、結核の流行で命を落とす人が多い国もまだまだたくさん。感染源を発見できる意味は大きいでしょう。
使いようによっては人類のよき救命主としてヒーローぶりを発揮してくれそうです。
ヒーローラットで検索してみたら、詳しく解説されたサイトがありました。
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2774225/6428536
ネズミと言ってもけっこう大きい種類で、日本では動物園でしか見かけないんじゃないかと思います。こういうネズミが野生でいたなら、食べる量もハンパじゃなくて穀物倉庫とかかなり荒らし、徹底駆逐の対象となりそうな気もするので、こういう形で人間と共存できるのはいい話だと思いました。
大型だから脳も大きいのか、案外賢くて、訓練すれば100%の成果を挙げるそうです。
地雷除去というと亡きダイアナ妃のヘルメット姿を思い出しますが、人力で除去するのはあまりに危険だし効率が悪い。ネズミは軽いので上に乗っても爆発しないし、ネズミらしくちょこまかと動いて素早く探し出していました。
大型の戦車みたいな地雷除去専用車の写真を見たことがありますが(バンバンと地面を叩いて爆発させる)、機械は故障が多くて経費がすごくかかるそうです。
それにしても、地雷原の地雷を除去するというのは、上流でどんどん不法投棄され続ける原油を手ですくってきれいにしようとしているようなもの。銃の取り締まりもそうですが、発生源(製造元)から断つ必要がありますね。
戦争がなぜ終わらないのか、誰が得をするのかを自分の頭で考える必要がある。そのためには考える余裕を生むための貧困の解消と、やはり子どものときからの教育だと思います。
このネズミ、結核菌の嗅ぎ分けも出来るので患者(保菌者?)の発見にも使えるということでした。日本のような栄養状態や医療環境がいい国では結核も死に至る病になることは少ないですが、結核の流行で命を落とす人が多い国もまだまだたくさん。感染源を発見できる意味は大きいでしょう。
使いようによっては人類のよき救命主としてヒーローぶりを発揮してくれそうです。
2010年11月10日
守秘義務違反
例の尖閣諸島沖の事件のテープを流した罪で、名乗り出た海上保安庁の職員が逮捕されたようです。厳しい調べが続いて他の人が疑われたり、仲間内で疑心暗鬼になるのに耐えられなかったのかもしれないと個人的には思います。
テープを流して事実関係がはっきりし、世界中に広がって日中以外の第三者の目もあなどれない。中国からの圧力に対してもこれからは毅然と対応できるんじゃないかと思ってます。
「全く、何やってんだ、悪いのはあっちの船長だぞ。帰国して英雄視されるのは間違ってる。こんな明確な証拠テープがあるんだぞ」と、思い余ってテープを流してしまった職員の気持ち(ほかの動機があったのかどうかは知りませんが)もよくわかります。
それにしても、大きな騒ぎになってますが罪名は「守秘義務違反」。
海上保安庁職員は国家公務員らしいので、国家公務員法第100条違反になるかと思います。罰則としては、たいしたことありません。
国家公務員法
第百条 職員は、職務上知ることのできた秘密を漏らしてはならない。その職を退いた後といえども同様とする。 (以下略)
第百九条 次の各号のいずれかに該当する者は、一年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。
罰則はたいしたことないとしても、社会的制裁の方が大きいですね。
懲戒免職になるとしたら退職金も出ない。国家公務員としての安定した地位と収入、(たぶん)やりがいのある仕事、家庭生活を犠牲にしてまでも「義憤にかられて」やってしまったのかなあ、奥さんや子どもがいるなら可哀相だなあと思ってしまいます。高い海洋技術を持った人と思われるから、辞めてもほかに仕事はあるでしょうけどね。
政府が、テープをさっさと公開しておけばこんなことも起こらなかったのに。中国がどう出るか、性善説が通用する国かどうか、見極めが(メチャクチャ)甘かったんじゃないのかなと思っています。
2010年10月31日
いじめ自殺
学校のいじめを苦にした中学生が自宅で首吊り自殺した事件。
今朝のテレビで、その父親が首から下の映像で登場し、学校には何度も何とかしてくれと訴えていたと話していました。
転校して来るまでは明るい子だったそうで、前の学校の友だちにあてた手紙(返信)が、投函されないまま見つかったという報道もありました。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101031-OYT1T00093.htm
両親も少女の苦しみを座視していたわけではなく、再三申し入れもした挙句、学校に見切りをつけたのか3月に引っ越すことにしていたそうです。父親の仕事の都合もあるでしょうし、引越しは大きな決断なのはわかります。でも、だから「それまで頑張ろう」とは、それはあまりに酷だったのでしょう。
頑張らないでいい、そんな辛い目に遭ってまで行くほどのもんじゃない。学校なんて行かなくても勉強はできる、学校よりあなたの方がずっと大事だよ、と言ってもらえたらあるいは死ななくて済んだのかもしれません。
少女は3月まで頑張りたくなかった。今すぐ、なんとかしてもらいたかった。引越しでなくても「学校に行かない」「親戚やどこかよそに預ける(身を寄せる)」など、やりようはあったんじゃないかと思います。
数年前にビッグコミックオリジナルで連載されていた、「光の島」というコミックがあります。
http://www.amazon.co.jp/%E5%85%89%E3%81%AE%E5%B3%B6-1-%E3%83%93%E3%83%83%E3%82%B0%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E5%B0%BE%E7%80%AC-%E3%81%82%E3%81%8D%E3%82%89/dp/4091863817
この中に、学校で教師ぐるみのいじめを受けて苦しむ子どもが、休みがちの学校にちゃんと行くように父親に迫られ、その目の前で自宅マンション(高層階)のベランダから飛び降りようとして母親に抱きとめられるシーンがありました。そこまでやって初めて、父親はことの深刻さに気づくのです。
このコミックでは、この子は南の島に内地留学して精気を取り戻すのでした。
(原作がルポルタージュなので、実話に基づいた話だと思います)
近くに住む娘の同級生に、小学校低学年からほとんど学校に行かなかった女の子がいます。一人っ子で屈託はなく、よくお母さんと一緒に自転車で図書館に出かけたりしていました(当時は不登校の子はまだ珍しかったと思いますが、堂々としていました)。
その子と気があって仲良しだったら、ウチの子も同じコースを歩いたかもしれません。(一時不登校しかけましたが、我慢して通う道を選び10日ばかりで止めました。その最中に悩んでいたとき、当時北京にいた夫に電話でその話をすると、夫は激高して<私の育て方に対する怒りだったでしょう>、「首に縄をかけてでも学校に連れて行け」と怒鳴ったものです)
その子は不登校の子専用の高校に進み、専門学校を出て結婚し、今は実家のそばで3人の子の育児中。結局のところ、彼女が不登校で何か不利になることがあったのかなと考えてしまいます。
いじめで苦しんでいる子には、学校に行かなくても生きて行けるよと伝えてほしい。自殺する前に。
今朝のテレビで、その父親が首から下の映像で登場し、学校には何度も何とかしてくれと訴えていたと話していました。
転校して来るまでは明るい子だったそうで、前の学校の友だちにあてた手紙(返信)が、投函されないまま見つかったという報道もありました。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20101031-OYT1T00093.htm
両親も少女の苦しみを座視していたわけではなく、再三申し入れもした挙句、学校に見切りをつけたのか3月に引っ越すことにしていたそうです。父親の仕事の都合もあるでしょうし、引越しは大きな決断なのはわかります。でも、だから「それまで頑張ろう」とは、それはあまりに酷だったのでしょう。
頑張らないでいい、そんな辛い目に遭ってまで行くほどのもんじゃない。学校なんて行かなくても勉強はできる、学校よりあなたの方がずっと大事だよ、と言ってもらえたらあるいは死ななくて済んだのかもしれません。
少女は3月まで頑張りたくなかった。今すぐ、なんとかしてもらいたかった。引越しでなくても「学校に行かない」「親戚やどこかよそに預ける(身を寄せる)」など、やりようはあったんじゃないかと思います。
数年前にビッグコミックオリジナルで連載されていた、「光の島」というコミックがあります。
http://www.amazon.co.jp/%E5%85%89%E3%81%AE%E5%B3%B6-1-%E3%83%93%E3%83%83%E3%82%B0%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E5%B0%BE%E7%80%AC-%E3%81%82%E3%81%8D%E3%82%89/dp/4091863817
この中に、学校で教師ぐるみのいじめを受けて苦しむ子どもが、休みがちの学校にちゃんと行くように父親に迫られ、その目の前で自宅マンション(高層階)のベランダから飛び降りようとして母親に抱きとめられるシーンがありました。そこまでやって初めて、父親はことの深刻さに気づくのです。
このコミックでは、この子は南の島に内地留学して精気を取り戻すのでした。
(原作がルポルタージュなので、実話に基づいた話だと思います)
近くに住む娘の同級生に、小学校低学年からほとんど学校に行かなかった女の子がいます。一人っ子で屈託はなく、よくお母さんと一緒に自転車で図書館に出かけたりしていました(当時は不登校の子はまだ珍しかったと思いますが、堂々としていました)。
その子と気があって仲良しだったら、ウチの子も同じコースを歩いたかもしれません。(一時不登校しかけましたが、我慢して通う道を選び10日ばかりで止めました。その最中に悩んでいたとき、当時北京にいた夫に電話でその話をすると、夫は激高して<私の育て方に対する怒りだったでしょう>、「首に縄をかけてでも学校に連れて行け」と怒鳴ったものです)
その子は不登校の子専用の高校に進み、専門学校を出て結婚し、今は実家のそばで3人の子の育児中。結局のところ、彼女が不登校で何か不利になることがあったのかなと考えてしまいます。
いじめで苦しんでいる子には、学校に行かなくても生きて行けるよと伝えてほしい。自殺する前に。
2010年10月26日
子どもに罪はない
先日、近くで催された「日常生活の法律講座」に行ってきました。
テーマは相続と離婚。講師は現役の弁護士さん、15年の経験がある元気な女性でした。
相続は民法の規定に従うことになりますが、嫡出子と非嫡出子の差について質問した人がいました。嫡出子(正式な婚姻関係の両親の間の子)と非嫡出子(早い話が、愛人の子)は相続できる量に差があり、非嫡出子は嫡出子の半分です。
質問したおじさんは「子どもに罪はないのだから、差がつくのはおかしい」という意見です。
講師の弁護士さんも、その言い分には慣れている様子で、
「今、差をつけるのは憲法違反ではないかという裁判が最高裁の大法廷に回っているから、あるいは今後改正されるかもしれない」
ということでした。
ちなみに、最高裁には小法廷と大法廷があり、小法廷は5人の合議に対し大法廷は全員15人で合議します。そして大法廷で審判されるのは普通の案件ではなくて、憲法問題や判例変更などの重要問題にかかわる場合だけ、です。憲法違反という判決がたまに出ることがありますが、これは大法廷での決定ということですね。
愛人側に立てば、同じ子どもなのだから平等に扱ってほしいと思うのは無理ありません。愛人は遺言に書いてもらわない限りゼロなので、子どもの分くらいはもらいたいかもしれません。
でも、正妻(夫が死んだときの場合)の側に立てば、それまでさんざん苦しめた上に遺産までよこせとは、なんてあつかましい女だ、と怒るのも当然。その存在を知らずにいて、夫の死後に突然現れた非嫡出子を前にすれば、どれほどショックを受けることでしょうか。
自分の子がいなくて非嫡出子が二人以上いると、遺産の半分以上を失うことになります。
(妻半分、非嫡出子は二人で半分)
夫にたいした遺産がない場合は、ヘタすると住んでいる家を売り払って遺産分割をしなければならない、なんてこともありえます。生活の基盤をなくし文字通り路頭に迷う。
正妻に子どもがいたらいっそう悲惨なことになります。
世の中には、正妻は書類上だけの存在で、社会的には愛人の方が妻として認められているという例も少なくありません。もう亡くなりましたが女優の沢村貞子さんもそうでしたし、宮城まり子さんもとうとう吉行淳之介さんの愛人のままでした。
(今は別居期間が長くなると、裁判をおこせば離婚も出来るようです)
愛人イコール悪人とは思いません。でも(上の二人と違って)子どもを生むなら、それを略奪婚や一攫千金の道具にせず、それなりの覚悟の上で生んでもらいたい。その子だけでなく、嫡出子にも罪はないのだから。
テーマは相続と離婚。講師は現役の弁護士さん、15年の経験がある元気な女性でした。
相続は民法の規定に従うことになりますが、嫡出子と非嫡出子の差について質問した人がいました。嫡出子(正式な婚姻関係の両親の間の子)と非嫡出子(早い話が、愛人の子)は相続できる量に差があり、非嫡出子は嫡出子の半分です。
質問したおじさんは「子どもに罪はないのだから、差がつくのはおかしい」という意見です。
講師の弁護士さんも、その言い分には慣れている様子で、
「今、差をつけるのは憲法違反ではないかという裁判が最高裁の大法廷に回っているから、あるいは今後改正されるかもしれない」
ということでした。
ちなみに、最高裁には小法廷と大法廷があり、小法廷は5人の合議に対し大法廷は全員15人で合議します。そして大法廷で審判されるのは普通の案件ではなくて、憲法問題や判例変更などの重要問題にかかわる場合だけ、です。憲法違反という判決がたまに出ることがありますが、これは大法廷での決定ということですね。
愛人側に立てば、同じ子どもなのだから平等に扱ってほしいと思うのは無理ありません。愛人は遺言に書いてもらわない限りゼロなので、子どもの分くらいはもらいたいかもしれません。
でも、正妻(夫が死んだときの場合)の側に立てば、それまでさんざん苦しめた上に遺産までよこせとは、なんてあつかましい女だ、と怒るのも当然。その存在を知らずにいて、夫の死後に突然現れた非嫡出子を前にすれば、どれほどショックを受けることでしょうか。
自分の子がいなくて非嫡出子が二人以上いると、遺産の半分以上を失うことになります。
(妻半分、非嫡出子は二人で半分)
夫にたいした遺産がない場合は、ヘタすると住んでいる家を売り払って遺産分割をしなければならない、なんてこともありえます。生活の基盤をなくし文字通り路頭に迷う。
正妻に子どもがいたらいっそう悲惨なことになります。
世の中には、正妻は書類上だけの存在で、社会的には愛人の方が妻として認められているという例も少なくありません。もう亡くなりましたが女優の沢村貞子さんもそうでしたし、宮城まり子さんもとうとう吉行淳之介さんの愛人のままでした。
(今は別居期間が長くなると、裁判をおこせば離婚も出来るようです)
愛人イコール悪人とは思いません。でも(上の二人と違って)子どもを生むなら、それを略奪婚や一攫千金の道具にせず、それなりの覚悟の上で生んでもらいたい。その子だけでなく、嫡出子にも罪はないのだから。
2010年10月21日
米粒の芸術作品
ネットで見つけた記事ですが、ほーとため息が出ました。
世の中には、すごい特技を持った人がいるものです。
米粒に描いた芸術作品ふたつ。性能のいい虫眼鏡がないと鑑賞することもできません。
いったいどんな筆で描いたのでしょうか、髪の毛かな。
米粒に書かれた文字はみたことありますが(ルーペ付きで展示されていました)、これほどの墨水画というのはすごい、と思いましたのでご紹介します。
米粒の上の「万里の長城」…台湾の“極微芸術家”が作品披露
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101021-00000031-scn-cn.view-000
22日追記:URLを間違いましたので訂正しました。
世の中には、すごい特技を持った人がいるものです。
米粒に描いた芸術作品ふたつ。性能のいい虫眼鏡がないと鑑賞することもできません。
いったいどんな筆で描いたのでしょうか、髪の毛かな。
米粒に書かれた文字はみたことありますが(ルーペ付きで展示されていました)、これほどの墨水画というのはすごい、と思いましたのでご紹介します。
米粒の上の「万里の長城」…台湾の“極微芸術家”が作品披露
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101021-00000031-scn-cn.view-000
22日追記:URLを間違いましたので訂正しました。
2010年10月19日
心理的瑕疵物件(補足)
きのうの「心理的瑕疵物件」の補足です。
心理的瑕疵物件の内容ですが、先住者の自殺や幽霊・墓地以外に、
「近くに迷惑な住人(騒音おばさんとか?)がいる」
「近くに暴力団の事務所がある」「近くに宗教団体の本部が」
「交通事故が多い」「大きな病院の近く(救急車がひんぱんに通る)」
「葬儀所の近く」
などなど、たくさんありそうです。最近は公団でも瑕疵物件専門に募集しているところがあるそうなので、自殺じゃなくても孤独死とか傷害事件とか、いろいろあるのかもしれませんね。
寝る場所があれば十分、という人なら安くて助かる物件かもしれません。
宅建業法では、売買や賃貸の契約前に相手方に、物件の重要事項を説明しなくてはならないことになっていて(宅建主任者の仕事です)、これを怠ると厳しく罰せられます。
(業務停止、重大だと免許取り消し。罰則は2年以下の懲役、300万円以下の罰金、またはこれの併科。法人の場合は罰金1億円以下です!)
受験前に私がやっていた問題集に、
「自殺があったアパートだが、部屋自体はきれいで関係ないので説明する必要はない(○か×か?)」
という肢があって、これはもちろん×。
でも「おおかた10年以内」という慣例があるだけで、「何年間は説明しなければならない」という決まりはないようです。それに間に別の借主を入れればもういいのだそうで、自分の甥などに半年ばかり借りてもらって「洗う」、良心的とはいえない業者もいるそうです。
ところで、以前読んだ村上春樹さんのエッセイによれば、村上夫妻はカネがなかった若いころ(新婚時代だったかな)に、複数の線路に囲まれた三角州みたいな立地の(もちろん瑕疵物件で格安!)小さい家に住んでいたことがあるそうです。
電車の音を除けば静かで人通りもなくて(その家にたどり着くのが大変)快適だったとか。
でも飼い猫も危ないしで長くは住んでいられなかったようでした。音もですが、振動がハンパじゃなさそうですね。

